小久保勘違い「穴があったら入りたい」

８回、左翼フェンス直撃打を放つが、本塁打と思い込んで全力疾走せず一塁止まり、塁上で舌を出すソフトバンク・小久保 Photo By 共同

　【ソフトバンク１−０ロッテ】ソフトバンクの小久保、松中がベテランらしからぬミスを犯した。

　小久保は８回２死から放った左翼フェンス直撃の当たりを本塁打になると判断ミス。ガッツポーズまでしてしまい、一塁止まりで「穴があったら入りたいとはこのことやな。入ってへんし、走ってへんし…。大観衆の前で大恥かいた」と顔を赤らめていた。

　松中は３回１死二、三塁の場面で走塁ミス。二塁走者だったが、多村の中飛で飛び出して好機を一瞬でつぶした。「バットが折れたので絶対に落ちると思った。あれは僕の判断ミスです」。チームを引っ張る２人のミスは勝負の流れを変えかねない。勝利の中にも反省点は多かった。

　≪多村「読み勝ち」好守連発で失点防ぐ≫ソフトバンク右翼の多村が好守で失点を防いだ。７回２死一塁で清田の右中間への打球に、回り込まず一直線に追って外野フェンスに達する前に捕球。素早く返球したため一塁走者の里崎は同点のホームを狙えなかった。「抜けていたら点が入っていたはず。守備の準備ができていたし、勝利に貢献できた」。さらに９回は代打・岡田の右中間への当たりを難なく捕球。直前に守備位置を右中間寄りに移していた多村は「読み勝ちだね」としてやったりだった。 【試合結果】

[ 2010年10月17日 ]