沢尻引退危機　自宅に戻らず所在も不明

日記を書く

　女優沢尻エリカ（２４）が、合意間近だった大手芸能事務所エイベックス・マネジメントとの契約が白紙になる可能性が出てきた。１５日、関係者への取材で分かった。沢尻は９月２１日にヘアケアブランド「サイオス」のテレビＣＭ発表会への出席を高熱を理由に突如キャンセル。最近２０日間は都内の自宅に戻っていない状態が続いている。母リラさんはこの日「（本人と）連絡は取れた」としているが、所在はいまだ不明。このままでは事実上の芸能界引退となる危機に直面した。

　エリカ様の自由奔放で身勝手な行動が、ついに自らの立場を、芸能界のがけっぷちへと追い込んでしまった。２５日前のＣＭ発表会を、体調不良でキャンセルした後、都内のクラブで泥酔した姿が目撃されていた。しかし、この日の一部報道で、家族や仕事関係者と音信不通になっていることが判明。母リラさんと同居する都内の自宅からも、自家用車は消えていた。

　沢尻はこの日も自宅に戻ることはなく、海外渡航の情報も浮上する中、リラさんがインターホン越しに取材に応じ「（報道は）全部ウソです。一昨日、連絡も電話でしました。最近はちょっと入院して、今は別の静かな場所で療養中です」と、音信不通を否定した。

　一方、沢尻とマネジメント契約する予定だったエイベックスは「コメントについては、差し控えさせていただきます。本契約に向けた基本合意書は、現在も締結しておりません」とだけコメントした。９月には基本合意の最終調整にまで入っていたが、沢尻の音信不通で契約手続きが滞っていた。

　沢尻は９月１日のＣＮＮ情報サイトで、０７年の「別に」発言騒動で涙の謝罪をしたことを「間違いだった」と告白。さらに日本の芸能界全体までバッシングした。さらにＣＭ会見のドタキャン、音信不通騒動…。関係者は「いつまでもこのままでは、契約自体がなくなってしまう。彼女の度が過ぎる行動に、多くの人が付き合うわけにはいかない」とあきれるように話した。

　９月には東京ガールズコレクションに出演したり、ショップ「Ｋｉｔｓｏｎ」での買い物風景を報道陣に撮影させて、女優や歌手活動の代わりに話題を発信した。一緒に仕事をしたことのある関係者は「沢尻さんは、毎回自分の要件があるときだけ一方的に連絡してくる。こちらからの連絡には応じない」とも明かした。今後の仕事は未定。エイベックスとの契約交渉が白紙になれば、芸能活動復帰の道は、自然に閉ざされることになる。

　［2010年10月16日8時42分　紙面から］