走裕介、初の東京コンサート「いつか武道館で…」

東京で初のフルコンサートを開いた走裕介

　北海道・網走出身の歌手・走裕介（３６）が１５日、昨年４月のデビュー以来初となる東京でのコンサート「走裕介チャリティーコンサート～船村徹の世界を歌う～」（後援・報知新聞社）を開催した。師匠の作曲家・船村徹氏（７８）と共演し、感激で涙ぐむ表情も見せながら１７曲を歌い上げた。

　オホーツク海を連想させる白っぽいスーツで登場し「昨日は緊張で寝れませんでした。走裕介という名前を覚えて帰ってもらいたい」と１５００人にあいさつ。「ゆうちゃん」コールの中、ヒット中の「呼人駅」や初披露の新曲「おんなの雪」（来年１月１２日発売）などをさわやかに歌った。

　船村氏の下で送った約１０年の内弟子修業を「楽しかった」と振り返り、師匠のギターで「別れの一本杉」などを共演。船村氏は「ものすごい（激励の）かけ声で国技館かと思った」と感謝した。走は客席でファンと触れ合い「アウェーでしたが、熱く応援してくださる方にグッときました。いつかは武道館でやってみたい」と次の目標を掲げた。収益金は練馬区社会福祉協議会に寄付される。