西岡、仕上がり万全！「常にチャレンジ」…２４日・ＷＢＣ世界Ｓバンタム級戦

防衛戦に向けスパーリングを公開した西岡利晃

　ＷＢＣスーパーバンタム級チャンピオンの西岡利晃（帝拳）が１６日、東京都内の所属ジムで５度目の防衛戦（２４日・両国国技館）に向けて練習を公開し「油断なく、常にチャレンジする気持ちで闘う。ここまで万全に仕上がっている」と好調をアピールした。

　挑戦者で同級１位のレンドール・ムンロー（英国）は西岡と同じサウスポー。この日の２ラウンドのスパーリングでは右のリードブローを意識し、得意の左につなげた。

　シャドーボクシングも入念にこなし、西岡を指導する葛西裕一トレーナーは「闘うイメージは出来上がっている」と太鼓判を押した。

　初防衛から４連続ＫＯ勝利中で、これは国内最多記録。記録更新の期待にも、３４歳の王者は「一番大事なのは勝つこと。ＫＯを狙ってはいないが、チャンスは必ずくる。いつも通り自分のボクシングをする」と平常心を強調した。