３人退院…１７日にも全員退院へ

　【チリ鉱山全員救出】退院したのは、ほかに元軍人フアン・イジャネスさん（５２）と、唯一のボリビア人カルロス・ママニさん（２４）。共同電によると、残りの作業員も１７日までに順次、全員が退院する見通し。病院が明らかにした。

　これにより作業員は地下生活、療養を経て、本格的に社会復帰を進める。作業員の健康状態はおおむね良好だが、地下生活が長期にわたったことから、退院後も半年間は心身のケアを受けることになる。ママニさんは退院後「チリの人々に感謝したい」と謝意を表明。イジャネスさんは「（地下で過ごした）時間は激烈だった。今はアジをのせたマラケータ（小さなフランスパン）を食べたい」と語った。病院によると、退院した３人は「あらゆる活動が可能」な状態。目を保護する特殊サングラスは必要はないものの、当面かけ続ける可能性もあるという。

[ 2010年10月16日 ]