サブカテゴリー

PR:

チリ作業員早くも社会復帰へ…退院相次ぎ計31人に

自宅に到着し、親指を立ててポーズを決めるビクトル・セゴビアさん
自宅に到着し、親指を立ててポーズを決めるビクトル・セゴビアさん
Photo By AP

 チリ北部コピアポ郊外の鉱山落盤事故で、救出された33人の作業員が搬送され、静養していたコピアポ市内の病院の関係者は15日、作業員28人が同日退院したことを明らかにした。前日に退院した3人と合わせ、これで計31人が自宅に戻った。

 関係者は、作業員らの健康状態に大きな問題はないとしており、それぞれ社会復帰に向けて第一歩を踏み出す。

 国営テレビは、残る2人は加療のため別の医療施設に転院したと報じた。地元メディアによると、チリの当局者はこの2人も17日までに帰宅できるとの期待を示した。

 一方インスペテル内相は15日、救出用カプセル「フェニックス(不死鳥)」と、救出の模様を記録したビデオなどを世界各地で展示、公開することを明らかにした。有力紙メルクリオ(電子版)によると、17日には作業員が出席するミサが鉱山現場で行われるという。

 国営テレビによると、15日に退院したのは、地下で作業員のリーダー役だったルイス・ウルスアさん(54)や、カプセルで最初に引き上げられたフロレンシオ・アバロスさん(31)ら。病院側は氏名などを公表していない。

 有力紙テルセラによると、一部の作業員らは退院の際、目を保護するサングラスを外し、家族とも別行動を取るなどして、詰め掛けた大勢の報道陣に気付かれないようにしたという。 (共同)

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2010年10月16日 08:44 ]

関連ニュース

読み込み中..

PR

関連写真

読み込み中..

ニュース

注目オークション


クイックアクセス

スペシャルコンテンツ

このページの先頭に戻る ▲