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軍事用無人機:拡大する需要 ロボティック・テクノロジー社長の話

 ◇過剰な攻撃を引き起こしかねない--ロボティック・テクノロジー、ロバート・フィンケルシュタイン社長

 米軍による無人機の開発は第一次世界大戦中に始まった。ベトナム戦争ではカメラを載せた偵察機を使用。80年代にイスラエルが開発した無人機の性能に驚き、90年代から本格的な開発が始まった。

 米国防総省は、2020年までにさまざまな無人機が戦場で使われることになるだろうと予測している。25~30年には、特定の任務を人間同様にこなすロボットも開発されるだろう。私が開発しているのは、地上の草木を摂取して電気エネルギーに変えるロボット。ラバのように荷物を運び、武装も可能だ。

 無人機は影響力の大きさから、核兵器の開発に匹敵するともいわれる。自国の兵士を危険にさらさず他国を攻撃できるため過剰な攻撃を引き起こしかねない。対テロ戦争に有効だといわれるが、あと5年もすればその技術は低価格で入手可能になる。武装勢力が自爆テロの代わりに無人機を使う、という時代が来てもおかしくない。

毎日新聞 2010年9月27日 東京朝刊

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