「プロボクシング10回戦」(24日、両国国技館)
ボクシングのWBC世界スーパーバンタム級タイトル戦の前座に出場する日本スーパーライト級王者・亀海(かめがい)喜寛(27)=帝拳=が14日、東京・神楽坂の帝拳ジムで公開練習を行った。今試合の相手は、元WBA世界ライト級王者ホセ・アルファロ(ニカラグア)で、初の世界トップクラスとの対戦となる。世界挑戦への試金石となる一戦で16戦無敗(14KO)のホープが、世界レベルをアピールする。
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05年11月のプロデビュー以来、破竹の16連勝(14KO)をマークする期待のホープが、世界の“壁”に挑む。亀海の前に立ちはだかるのは、元WBA世界ライト級王者アルファロ。24勝(21KO)6敗の戦績を持つ強打者で、世界2階級制覇を狙う強豪だ。
今年4月に日本スーパーライト級王者・小野寺洋介山(オサム)を9回TKOで破り、王座を獲得した。無敗の新王者には誰も挑戦者の名乗りを上げず、ランキング上位から順に声をかけて、ようやく同級5位の塩谷智行(L玉熊)が相手に決定。7月の初防衛戦では圧倒的な強さで、4回TKO勝ちを収めた。
一方のアルファロは、08年5月に来日し、小堀祐介(角海老宝石)に逆転3回TKO負けを喫して王座を失った。ただ2回に小堀からダウンを奪っており、パンチ力は世界トップレベルだ。「どれだけこちらがリードしていても、一発もらったら逆転される」と警戒心を強めた。
世界トップレベルとの初対戦。帝拳ジムの浜田剛史代表は「この選手に勝ったら世界タイトルと納得してもらえる選手。亀海の場合、ディフェンスはいいのであとは攻撃力だけ」と、愛弟子に期待を寄せた。
24日のメーンは、亀海が尊敬するWBC世界スーパーバンタム級王者・西岡利晃(帝拳)のV5戦。「西岡さんはストイックで30歳を超えても成長している。励みになる。相手は名のある選手なのでKOで勝ちたい」。16戦全勝のホープが、先輩に先駆けてKOで勝利を飾る。