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浅草ペアもう解散…最下位で“決断”

 敗戦後の取材に悔しさをにじませる浅尾美和(左)と草野歩
 敗戦後の取材に悔しさをにじませる浅尾美和(左)と草野歩

 「ビーチバレーペボニア杯第2日」(15日、ファミリーオ館山)

 最後の最後で今季ワーストを記録した。敗者復活1回戦に出場した浅尾美和(24)、草野歩(25)=エスワン=の“浅草ペア”は格下の浦田景子(32)、由比初美(30)組(フリー)にストレート負けを喫し、初めての最下位となる7位に終わった。今後はエントリーしていた海外ツアー中国・三亜オープン、タイ・プーケットオープンも欠場を決め、今季の全日程を終了。来季については明言しなかったが、ペア解消となる方向だ。

  ◇  ◇

 ラストゲームはあっけなく終わった。今季ツアーポイント5位の浅草ペアは、同9位の浦田景、由比組との敗者復活戦にストレートで惨敗。浅草ペアワーストの最下位(出場8チームで7位タイ)に終わった。

 今後の海外ツアー欠場を決め、今大会が今季最終戦。浅尾は「結果が出ていないので、チームとしての力がないのだと思う」。草野は「悔しい思いしかしていない1年でした。ほかには何もない」。そろって率直な思いを口にした。

 戦いぶりにチームの和は見られなかった。第2セット11‐12から、浅尾の攻撃の連続ミスで11‐14とされた。ここで草野が中途半端な体勢からツーアタックを試みて、ネットに掛けた。雑なプレーで点差は広がり、そのまま終戦を迎えた。

 「あんまり変なことを聞かないで下さいね」と報道陣に“お願い”した浅尾。来季については「特に何も決まっていないです」とし、草野も「はい」と同調した。

 所属の曽根康浩社長は「これから話し合う。結論は早ければ早いほどいい」と来季の体制を早急に固めたい方針。過去最低の成績に終わった2人にとって、ペア存続は不可能な状況だ。

 「負けて学ぶこともある。自分の足りないところを伸ばさないといけない。オフにしっかりやっていきたい」。浅尾は新パートナーと挑む来季を見据えた。

(2010年10月15日)

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