東京中日スポーツ 55周年企画
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【芸能・社会】マッチ30周年ツアー第2弾 思い出の中野サンプラザ13年ぶり2010年10月14日 紙面から デビュー30周年記念全国ツアー中の歌手近藤真彦(46)が13日、東京・中野の中野サンプラザで公演。80年代風の演出で、満員のファン2222人が紙テープを一斉に投げて祝福した。 3曲目「大将」で、会場が3色に染まった。この日のために用意された赤、青、白の特製紙テープ。マッチは正面から飛んできたテープをひらりとかわし、ステージにたまったテープをかき集めて肩にかつぎ、「懐かしいですね」と感慨深げ。ところが、ステージまで届かないテープも多く、「あの当時はみんな届いてた。勢いが違うもん。四十肩?」とファンを笑わせた。 同会場の公演は13年ぶり。かつて毎年、正月公演があり「思い出が走馬灯のようにめぐる」特別な場所だ。開演前の取材では、デビュー当時「おばさん、歌うまいね」と言ってしまったことから親交が生まれた大歌手、故美空ひばりさんとのエピソードを明かした。 「1988年にミュージカル『イダマンテ』を見に来てくれたんです。当日の朝『加藤です』と本名で電話があって、ピンと来た。『何かおれ、失礼なことしましたか』と言ったら、冗談めかして『あれ以上失礼なことがあるの?』って」 そして特別な贈り物もあった。「楽屋でひばりさんが『つまんないもんだけど』と。派手な指輪をもらったんです。お付きの人に『よっぽどあなたのことがかわいいんでしょうね』と言われたのを覚えてます」 この日のステージでは30周年記念シングル「ざんばら」など27曲を熱唱。盟友・野村義男(45)もギターでゲスト参加した。「あの街この街マッチとデート 思い出ツアー第2弾」のツアータイトル通り、第1弾と合わせて全国30カ所を回るツアーも24カ所目。12月10、11日の日本武道館でファイナルを迎える。11月27日には千葉県の袖ケ浦フォレストレースウェイで自身がプロデュースするチーム対抗耐久リレーマラソン「イイコトチャレンジ」を開催する。 ◆大沢親分を悼むマッチは取材で、胆のうがんで死去したプロ野球の元日本ハム監督、大沢啓二さんとの思い出も語った。「10年ほど前に知り合い、ゴルフ場でよく会った」。「いつも『おお、元気か』と声をかけてくれて。よく『うちの孫、どう?』と聞かれました」と、孫でタレント大沢あかね(25)のことを心配する大沢さんを懐かしんでいた。 ◆紅白さりげなく意欲マッチは12月8、15日にNHK「SONGS」出演が決まった。紅白歌合戦については「こっちからアプローチする番組じゃないけど、(オファーが)来たらもちろん。31日のスケジュールは空いてます」と自然体。「できることを全力でやるしかない。これがおれの30周年のやり方だから」とさりげなく意欲を見せた。実現すれば「ミッドナイト・シャッフル」で出場した1996年以来、14年ぶりとなる。
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