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【プロ野球】

横浜「本拠地」も「組閣」も白紙

2010年10月13日 紙面から

 横浜買収を検討している住宅設備大手「住生活グループ」の潮田洋一郎会長は12日、買収が成立した場合の本拠地やチーム名、組閣などを含めた来季のチーム体制について、現時点では白紙であることを明らかにした。

 潮田会長は本拠地問題について「制約はないと考えている。横浜なのか、横浜でないのか。情報も収集していない段階」と未定であることを強調。尾花監督の続投に加え、元ロッテの黒木知宏氏を投手コーチに招聘(しょうへい)するなどの動きが進む来季組閣についても「10月というタイミングで人事が動かなくてはいけないのは分かる」と理解を示しながらも「(球団の)価値に大きく影響する項目。なるべく触らないでいただきたい」と凍結を要望。横浜の若林貴世志オーナーが売却条件として横浜残留と尾花高夫監督の続投などを挙げていることについても「何らお話をいただいているわけではない」と留保事項はないとの見方を示した。

 さらに球団がグループの求心力になることへの期待感を表した上で、「シンボリックな存在であるためには強くなくてはいけない。現状そうではないというリスクはある」とコメント。3年連続最下位に沈むチームの現状を把握した上で「多くのお客さまに見てもらうためにも一定の投資が必要」とチーム強化への意欲ものぞかせた。 (臼杵秀之)

 

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