【セ・CS経過】神1‐3巨(終了)

CSファーストステージ第1戦を制した巨人・阿部慎之助ら選手を出迎える巨人・原辰徳監督ら=甲子園(撮影・大山伸一郎)
CSファーストステージ第1戦を制した巨人・阿部慎之助ら選手を出迎える巨人・原辰徳監督ら=甲子園(撮影・大山伸一郎)

 【1回】巨人は先頭打者の坂本が四球で出塁。続く亀井は空振り三振に倒れたが、小笠原が四球で歩いて一死1、2塁のチャンス。しかしラミレスが遊ゴロ併殺に倒れ、制球に苦しむ阪神先発の能見から先制点を奪えなかった。

 阪神はその裏、鳥谷が中飛、平野が右飛、マートンが二ゴロ。巨人先発の東野が阪神打線を三者凡退に抑えた。

 【2回】巨人は一死から高橋の右前打と長野の四球で1、2塁とする。初回に続く先制のチャンスだったが、古城が二ゴロ併殺に倒れて無得点。

 阪神は一死からブラゼルが右翼スタンドへ先制ソロ本塁打。続く城島は死球で出塁したが、林が空振り三振、坂も右飛に倒れて追加点はならなかった。

 【3回】1点を追う巨人は一死から坂本が左翼スタンドに同点ソロ本塁打。続く亀井も右前打で出塁、暴投で一死2塁とした直後に小笠原の左前適時打で勝ち越した。ラミレスも中前打で続いたが、送球間に2塁を狙った打者走者のラミレスがタッチアウトで二死3塁。続く阿部は二飛に倒れた。

 1点を追いかける展開となった阪神はその裏、先頭の能見が四球で出塁。鳥谷は捕邪飛に倒れたが、平野が中前打で一死1、2塁。しかしマートンが見逃し三振、新井も遊ゴロに倒れて無得点に終わった。

 【4回】巨人は先頭の高橋が遊ゴロ、長野は左飛、古城は空振り三振。阪神先発の能見が、この試合で初めて三者凡退でイニングを終えた。阪神もブラゼルが三邪飛、城島が中飛、林は投ゴロで三者凡退。

 【5回】巨人は一死から坂本が右線二塁打、この打球で右翼・林がクッションボールの処理を誤り(記録は失策)一死3塁。亀井は二ゴロに倒れたが、小笠原が右前に2打席連続となる適時打を放ちリードを2点に広げた。続くラミレスは空振り三振で攻撃終了。

 2点を追う阪神は一死から能見への代打・金本が登場も遊飛に倒れる。続く鳥谷は右翼への大きな飛球を放ったが、逆風に戻されて右飛となり三者凡退。

 【6回】この回から阪神は2番手の渡辺が登板。巨人は先頭の阿部が遊飛、高橋が二ゴロ、長野は空振り三振と三者凡退で攻撃を終えた。

 巨人もこの回から2番手としてゴンザレスがマウンドへ。右翼・高橋が退いて中堅に松本が入り、長野が右翼に守備位置を変えた。2点を追う阪神打線は平野が中飛、マートンが遊ゴロ、新井も一ゴロで三者凡退と反撃の糸口すら見出せず。

 【7回】六回からリリーフした阪神2番手の渡辺がこの回もマウンドへ。古城を一ゴロ、松本を遊ゴロ、坂本を右飛に打ち取って2イニング連続三者凡退。

 阪神打線はブラゼルが相手好守に阻まれて中飛、城島は二ゴロで二死となった後、林が中前にチーム3本目となる安打を放って出塁。しかし続く坂が左飛に倒れ、この回も無得点に終わった。

 【8回】この回から阪神3番手として久保田が登板。二塁・坂が退いて中堅に浅井が入り、平野が中堅から二塁に守備位置を変更。巨人は一死から小笠原がこの日3本目の安打となる中前打で出塁したが、ラミレス、阿部がともに中飛に倒れて追加点は奪えなかった。

 阪神打線は3イニング目となるゴンザレスに対し、二死から平野の中前打とマートンの四球で1、2塁のチャンスを作る。ここで巨人3番手として久保が登板したが、新井に四球を与えて二死満塁。打席に先制ソロを放っているブラゼルで、マウンドには巨人4番手の山口。一打同点、長打が出れば逆転のチャンスだったが、ブラゼルは初球を打って遊飛に倒れ、この回も無得点に終わった。

 【9回】八回からリリーフした阪神3番手の久保田がこの回もマウンドへ。山口、長野から連続三振を奪い二死としたが、古城、松本に連打されて1、3塁のピンチを招く。しかし続く坂本を三ゴロに仕留めて追加点は許さなかった。

 その裏のマウンドには八回からリリーフした巨人4番手の山口がそのまま登板。阪神は先頭の城島凡退の後、代打・藤川俊が右前打で出塁。しかし続く代打・桜井が遊ゴロ併殺に倒れて最後の打者となった。

(2010年10月16日)

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