苦Cでは、プログラミング入門者向けにC言語を解説しています。
しかし、(英語と同じく)文法や命令単語をただ覚え込んだだけでは、
C言語でプログラムを作る能力は身に付かないでしょう。
重要なことは、実際にプログラムを作り、練習を重ねることです。
もし、あなたが、C言語を身につけたいのではなく、知識として知りたいだけであれば、
練習などしなくても、苦Cを何度も読み返せば十分です。
しかし、しっかり身につけたいと思う人は、必ず練習をして下さい。
ところで、C言語の練習とは、いったい何をすればよいのでしょうか?
C言語の練習とは、プログラムを実際に作り、それを動かすことです。
そのためには、プログラムを作るソフトと、プログラムを動かすソフトが必要です。
まず、プログラムを作るソフトですが、実は特別なソフトは必要ありません。
メモ帳などの、ごく普通のテキストエディタで作ることが出来ます。
(ワードなどのワープロソフトを使うと誤動作するのでお勧めできません。)
ただ、メモ帳では、機能が低すぎて物足りないので、もっと良いソフトを紹介します。
次に、プログラムを動かすソフトです。これには特別なソフトが必要です。
C言語のプログラムを動かすソフトは、コンパイラと呼ばれています。
コンパイラを使うと、C言語で作られたプログラムを動かすことが出来ます。
[ コンパイラ ]
C言語のプログラムを動かすソフト
前項で説明したように、C言語の練習にはテキストエディタとコンパイラが必要です。
幸いなことに、どちらも学習に十分な機能を持つソフトが無料で入手できます。
次に紹介するのは、いずれも無料ながら有名で実績あるコンパイラです。
各コンパイラ名は、そのインストール方法の説明ページにリンクしています。
Borland C++ Compiler
Borland社から市販されているプログラミングソフト Borland C++ Builder から、
プログラムの管理とエディタ機能を除いた部分を無料で配布したコンパイラです。
多くのC言語の入門書に付属しており、学習用の定番でお勧めです。
Visual C++ 2005 Express Edition
Microsoft社から市販されているプログラミングソフト Visual C++ の個人向けバージョンです。
統合開発環境とセットで配布されている高機能で強力なコンパイラです。
初心者向きではありませんが、より高機能を求める人にお勧めします。
Visual C++ Toolkit 2003
Microsoft社から市販されているプログラミングソフト Visual C++ から、
プログラムを作るソフトを除いた部分を無料で配布したコンパイラです。
LSI C-86 体験版
LSI Japan社から市販されていたプログラミングソフト LSI C-86 の体験版です。
かなり古いコンパイラですが、昔からよく使われてきた有名なコンパイラです。
Windows2000/XP では管理者権限がないと使用できません。
※「Borland C++ BuilderX Personal」は公開が停止されました。
この中から、好きなコンパイラを選んでインストールしてみてください。