貴女の為に
夢乃・・・それが私の名 母からもらった名前・・・
「はーい、夢乃ちゃんお疲れ様ー。撮影終了よ。」
「お疲れサマでしたぁ。」
私は今年で13歳。職業はモデル。忙しい日々であった。
そんな忙しい日を今日もおくっている私・・・
今日は撮影が長引いて、夜9時にやっと終わった・・・
「ふぅ・・・疲れたぁ。」
ビルを出てブラブラ歩く。街はクリスマスのイルミネーションでキラッキラだ。
ボーッと歩いていると、路地裏から声が聞こえた。気のせいかと最初は思った。
私はそぉっとのぞいてみた。いた・・・。女の子が絡まれている。
「なぁなぁ姉ちゃん、ちょっと俺たちと遊ぼうぜ?」
「・・・」
「何か言えよ、ツレねぇなぁ〜」
「・・・」
その女の子は恐怖のあまりか、言葉を話さない・・・
私は見ていて辛くなった・・・
その女の子に近づく。そして、
「ゴメンっ!カオリ、待った?」
と、適当な名前を言って彼女の手をっとった。
彼女は前髪で眼を隠して、帽子を被っている・・・夜なのに・・・?
でも、私を見て少し動揺している・・・当たり前よね・・・夜中にサングラスかけてるヤツって、
いないもの・・・
「なんだぁ?お前。邪魔すんなよ」
不良が不満をぶつける。
「まぁまぁ、いいじゃん♪君お一緒に遊ばない?」
私まで誘われる・・・勘弁してほしい・・・
「行こう、カオリ。」
私は彼女の手を引っ張る。すると私の手を不良がつかんだ。
「はなしてよっ!」
「おいおい、逃げるなんてそりゃぁねぇだろ」
私はイラついてきた。彼女は全く話そうとしない。ちょっとは抵抗しろよ!と思った。
「・・・さいわね・・・」
「あ?」
「うるさいって言ってんのよ。彼女がいないからって他人を巻き込まないでよ。
迷惑だわっ。あんたもあんたよ。ちょっとは抵抗したらどうなの?」
・・・言ってしまった・・・。あぁ・・もうダメだ・・・。私のバカァ!!!
絶対不良は怒る・・・ヨネェ・・・。ハァ・・仕事がぁ・・・
私の予想は的中。不良、図星を言われマヂギレ!
「んだぁとテメェ!!」
不良が私に手をあげた。私は痛みを堪えた・・・
・・・アレ?痛くない・・・
なんで? 隣を見た・・・彼女が不良の手を片手で軽々ととめていた・・・。
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