Memories2.0 流れゆく時
またみた、おかしな夢。
今日の夢の場所は教会だった。
そう。結婚式、であったのだろう。真っ赤なドレスを着た女の人がいた。
ドレスが赤いのは、その女の血だった。
みんな倒れていた。
その倒れて人達の中で立っていたのは、1つの塊。
化け物だった。
姿はまるで狼男のようだった_________。
「おい、いい加減起きろ。神崎。」
ボクの頭の上から凜とした声がする。
数秒たってから気付く。相部屋の人だということを。
「今何時ですか?」
ボクは聞いた。
「自分でみろ。低血圧が。」
「酷いですね・・」
いつもと変わらぬ朝のやりとり。
そしてボクはのそのそと起き上がり、支度をする。
授業を受けるために・・・。
◆
ボク達が通うのは全寮制の学園。
表向きには超難関学校とされているが、実際のところ所在地不明で謎の多いところだった。
そう、本当は女王の為に建設された学校だった。
年齢など関係なく、金も、権力もいらない。
必要なのは女王への忠誠心と人間離れした能力。
おかしいと思うだろう?
どうして能力がいるのか・・・思うだろう?
そう、ここは・・・
「神崎、何ボーッとしている。ここは戦場でもあるんだぞ。」
そう・・・戦う・・。
トコロ。
◆
そこはヨーロッパをモチーフにした美しい廊下。
その廊下を歩くのは周りの生徒と制服が違う2人の少女。
周りの生徒は立ち止まって頭を下げる。
「いつもながら鬱陶しいな。」
その内の1人が不満そうな顔をする。
腰まである長い黒髪を、手入れもロクにしていないのだろう・・
いろんな方向にハネていた。
引き締まった身体に丁度良く日焼けし、均等に筋肉がついている。
鋭く、見たモノを一瞬にして凍り付かせてしまいそうな瞳が印象的である。
その一方でもう一人は、スカートを履いていなければどうみても男に見える少女だ。
隣の少女とは真逆で全体的に優しげな印象を与えていた。
空の色をそのまま映したような空色の髪と瞳。
陶磁器のように(不健康にも見える)白い肌。
痩せている体つきで背が高い。
まるでどこかのモデルのようだった。
前者の名前は凜堂 藍。
後者は 神崎 ハル。
二人ともそれなりの実績のある生徒であった。
◆
この学園は女王の望みを叶えるために作られた。
第1は結晶の破壊。
第2は人間を守ること。
それだけの為に設立された。
一度入ったら一生退学、卒業のできない学園。
一応学生は授業をうけるようになっている。
例え違うランク(←能力の力で分けられている。
でも一緒に授業はうける。
しかし、2人の少女は違った。
コメント一覧
コメントを送る