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勧進帳ふう、Ｆ１５公開　空自小松基地

１０月３日の航空祭で披露される記念塗装機＝航空自衛隊小松基地

　１０月３日に航空自衛隊小松基地で行われる航空祭の記念塗装機が２９日、同基地で報道関係者に公開された。同基地の整備員がＦ１５戦闘機に描いた小松市のイメージキャラクター「カブッキー」や歌舞伎の定式幕（じょうしきまく）などが、同市ゆかりの勧進帳の雰囲気を醸し出し、空の祭典を盛り上げる。

　機体には歌舞伎の定式幕と同じ黒、だいだい、緑色を基調に、機首には勧進帳をイメージした巻物、機体横に同市の木である「松」、垂直尾翼には「カブッキー」が表現された。デザインは全国の応募の中から東京都の主婦榎本麻美さん（２３）の作品が選ばれた。

　記念塗装機は航空祭のオープニングで飛行した後、同基地エプロン地区（駐機場）で地上展示される。２９日は機体に塗装した整備員ら関係者が機体の前で記念撮影し、「カブッキー」も駆けつけてＰＲした。

　機体は小松基地の整備員約３０人が約１カ月間かけて塗装した。