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【スポーツ】五輪を目指せ!讃岐っ子 小学生選抜しトップ育成へ2010年10月16日 06時56分 高い運動能力を持つ子どもを発掘し、五輪で活躍できるトップアスリートに育てようと、香川県教育委員会は昨年度から「スーパー讃岐っ子育成事業」に取り組んでいる。約30人の募集枠に400人以上の応募が殺到する人気ぶりだ。 スポーツに必要な能力の習得に最適とされる小4から小6の3年間、「走・投・跳」の基礎運動能力を高めるプログラムを実施する。毎年、文部科学省の全国体力テストの結果を書類審査して約100人に絞った後、短距離走や遠投などの実技テストをもとに選抜する。 きっかけは2008年の北京五輪。339人の日本代表選手の中に香川県出身者がいないことを知った担当者が提案した。本年度は約370万円の予算を計上。県教委は「一人でも多くの県出身選手を五輪に送り出したい」と意気込む。 県教委によると、同様の取り組みは山口県や和歌山県などのほか、福岡県が日本オリンピック委員会(JOC)と連携して進めており、全国的にも盛んになりつつある。 選考委員長の香川大教育学部の山神真一教授(体力学)は「高い目標を持った子ども同士が切磋琢磨する環境で、相手を認めたり自信をつけたりして人間力を養ってほしい」と話す。 (共同)
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