中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > 格闘技 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【格闘技】

亀海喜寛が元世界王者にKO宣言 24日に対戦

2010年10月15日 紙面から

世界へ飛躍を誓った(右から)リナレス、亀海、山中=東京都内の帝拳ジムで

写真

 無敗のイケメンコンビが世界を驚かせる−。WBC世界スーパーバンタム級王者西岡利晃(34)=帝拳=の5度目の防衛戦(24日、東京・両国国技館)の前座に出場する日本スーパーライト級王者亀海(かめがい)喜寛(27)、日本バンタム級王者山中慎介(28)が14日、東京都内の所属ジムで練習を公開した。帝拳プロモーション代表の浜田剛史氏は「二人にとって世界に名前を知らせる試合」と強調。世界へアピールする舞台となる。

 「西岡さんの試合をリラックスして見られるようKOしたいですね」。亀海が元世界王者ホセ・アルファロ(ニカラグア)にKO宣言だ。

 16戦16勝14KO。戦績からは想像できないが、実は日本では珍しいディフェンス重視のボクサー。浜田氏は「防御は素晴らしい。今でも世界王者のパンチを避けきれる」と断言する。だからこそ、課題の攻撃でアピールしたい。元世界王者をKOで倒したい−。そんな気持ちが日に日に強くなってきている。

 4月、小野寺洋介山に9回TKO勝ちで日本王座を獲得。7月の初防衛戦もあっさりクリア。日本では敵なしの状況だ。ただ、世界的に好選手がそろうスーパーライト級だけに「日本王座では満足できない」と言い切る。

 この日、3回のスパーリング後も攻撃面を強化するため、サンドバッグを打ちまくった。「亀」をほうふつさせる緑色のグローブを必死にたたきこんだ。「世界で戦うためにもっと攻撃力を増していきたい」。元世界王者を倒して、世界のスーパーライト級戦線に名乗りをあげる。 (森合正範)

 

この記事を印刷する

中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ