[ 航空機・宇宙船編(アニメ登場メカ展示室) ]

なつかしい気持ちでお気軽にご覧ください。


●ホバーパイルダー: 登場作品「マジンガーZ」

これも超有名な機体。翼両端のローターにてホバリングし、後部のロケットで飛行する。実際に作ったらホバリングはするかもしれないが、前進するかどうかは疑問。なぜなら、ローターの推進方向を変えることはできないようだからである。

原作では空飛ぶバイクだといっていた。また、ホバリングしながら直角に後進する場面もあったがそんな芸当は不可能だと思われる。しかしながらこれをデザインした永井 豪はすごい人だと思う。キャノピーも広くて視認性はよさそう。

モデルはバンダイのポピニカ魂シリーズのもの。

 

●初代宇宙戦艦ヤマト: 登場作品「宇宙戦艦ヤマト」

松本零士デザインの宇宙戦艦。全長260mほど。ほんとに巨大。艦体下部にくまなくロケットを取り付けたとしても持ち上がらないだろうし、真中でボッキリ折れるだろうと思う。宇宙空間で製造すれば実現できるのではないだろうか?

旧日本海軍の戦艦大和をそっくりデザインラインにとりいれた発想はすごい。シルエットがすごく日本的。実際に作ったら飛ばさずに船舶としてしか行動できないだろうな。それほど地球の重力は強大なのである。

モデルはバンダイのプラモ。

 

●第18代宇宙戦艦ヤマト: 登場作品「YAMATO2520」

なんとデザインはあの有名なシド・ミード!。全長は400mほどとなっている。初代ヤマトより更に巨大。しかしさすがはシドミードである。初代ヤマトのシルエットをこわさずにここまでシドミード風に仕上げるとは。なかなか斬新なデザイン。

ほんとにすごい。艦橋や衝撃砲、対空砲などのデザインも初代ヤマトのデザインを見事にアレンジしている。

艦体前部の赤い部分が船であることを強調している。これがなかったら、アンドロメダのような別物戦艦になっていたに違いない。これも気になる1隻です。

モデルはバンダイのプラモ。

●コスモゼロ52型&コスモタイガー: 登場作品「宇宙戦艦ヤマト」

初代ヤマトに搭載される松本零士デザインの艦載機。コスモゼロのデザインはこれこそ松本零士風。まったくスキのないデザインである。実際にあったらこれは飛ぶだろう。大気圏内で飛行するならこの形状でよいが、宇宙空間なら翼など必要ないと思うが。固定武装はパルスレーザー砲2門となっている。なかなかGOODなデザイン。

コスモタイガーは小さな垂直尾翼のためか不安定な気もする。バリエーションも多く、複座型、雷撃機型、爆撃機型がある。垂直尾翼がもう少し安定しそうな形状なら飛ぶかもしれない。いずれにしてもシュールなデザインである。

モデルはバンダイのメカコレより。

●バルキリー: 登場作品「超時空要塞マクロス」

マクロスに登場する航空機は、すべて現在の航空機のフォルムを参考にしたデザインとなっている。いずれにしてもこの形状は実際に飛びそうである。設定ではこのファイター型から人型のバトロイドへ変形するのだが、一番問題なのは機体強度である。可動部分が多くなると強度が不足する。それゆえメンテナンスが複雑になり故障も多くなるだろう。

反応エンジンという架空のエンジンで燃料を必要としない。まさに夢のエンジンだ。もしあったら一気に環境問題が解決する。排出ガス規定など問題外だ。まさに環境にやさしい飛行機である。アメリカで同じ名前の爆撃機が実在するがコスト面で量産は見送られている。

モデルはバンダイのマクロスシリーズより。

●ホワイトベース: 登場作品「機動戦士ガンダム」

地球連邦軍に所属する強襲揚陸艦。V作戦でのガンダムや他のモビルスーツの発進母艦となっている。

ミノフスキークラフトという反重力みたいな装置で浮かぶ事が可能。このデザインからシャアは「木馬」と呼んでいた。

ほんとに木馬みたい。後足は推進用エンジンナセルで、前足はガンダム等の格納庫である。一番の疑問はこの形状でありながら、大気圏突入を行ったこと。バリバリの空気抵抗デザインなのに燃え尽きもしなかった。シャアが驚くのも無理はない。ブライト艦長は自殺行為を行ったのである。2作目の「Zガンダム」に登場する同タイプのアーガマの方がもっと実用的。個人的にアーガマのデザインの方が好きだが。

モデルはバンダイのガンダムシリーズより。

●アーガマ: 登場作品「機動戦士Zガンダム」

ということで、アーガマも紹介しなくてはなるまい。こいつはホワイトベースと違って設定を見てみるとかなり実用的。

大気圏突入も後方よりバリュートを展開して後ろ向きに突入する。船首両サイドの甲板はZガンダムなどの発進カタパルトとなっている。艦体両側にある四角い形状の部分は居住ブロックで、非戦闘時はこの居住ブロックを両側に伸ばし、回転させることで人工重力を得る。ブリッジは戦闘時には下に降下して艦体に格納される。ブリッジの窓も二重になっており安全性に配慮がうかがえる。所属は反地球連邦組織エウーゴ。後に「ガンダムZZ」ではネエルアーガマとして強化・改修された。ホワイトベースのおもちゃ然としたデザインと違ってリアル。

モデルはバンダイのガンダムシリーズより。

●沖田艦: 登場作品「宇宙戦艦ヤマト」

地球防衛軍艦隊に所属する主力戦艦。正式名称M−21741式宇宙戦艦。コードネーム地球司令船225号。もちろんデザインは松本零士。武装は3連装光線砲塔4基、誘導発射管8門。地球側の主力戦艦にもかかわらず、劇中ではガミラス駆逐艦にさえ、まともに太刀打ちできなかった。ボコボコにされるこの船はある意味ヤラレメカみたいな位置付けである。

結構好きな船であったのでもちょっと活躍してほしかった。同時出撃の古代艦はもっと悲惨。劇中では赤子の手をひねるがごとくやられていた。ある意味悲劇の船である。アニメで味方艦があれだけやられるシーンはヤマトだけである様な気がする。見てる側にシリアスな絶望感を与えてくれた印象に残る船である。艦長は沖田十三。

モデルはバンダイのメカコレ。

●ブリタイ艦: 登場作品「超時空要塞マクロス」

敵メカ第2弾。ゼントラーディ軍所属の中型艦隊指揮用戦艦。中型といっても全長4000m、質量1億7000万tのケタハズレに巨大な戦艦である。

艦長のブリタイ・クリダニクが乗るこの船の正式名称はノプティ・バガニス5631という。マクロスの全長が1200mだから、いかに巨大かがわかる。ゼントラーディ人そのものが10m級の巨人なのでこれくらいのサイズが必要なのだろう。武装も数え切れない程の装備で、一番強力なのが艦体そのものが砲身となる収束砲撃システムで艦体を上下に分割展開しビーム誘導収束機として発射する。もう全てがケタハズレ。こういうおどろおどろしいデザインはある面で秀逸である。映画版では地球の文化に目覚め、最後にはマクロスの味方についた。

モデルはアリイのマクロスシリーズより。

●ゲットマシン: 登場作品「ゲッターロボ」

永井 豪デザインの合体マシン。イーグル、ジャガー、ベアーとそれぞれ名称がある。3機の合体順序の違いによってまったく性質の異なるロボットへ変形する。この形態からどうやったらあのロボット形態へ変形するのか今もって不明。

原作ではゲッター線を照射された金属は軟化して変化すると説明されている。それを応用したと思われるが、それでもめちゃくちゃな変形である。恐るべし早乙女博士!しかしこれを応用すると面白い事になる。車にゲッター線照射してバイクにするとか飛行機にするとか出来るのでは?全てが万能マシンと変わるのだ。まさに夢のマシンである。

デザイン的には3機とも個性があって秀逸。モデルはバンダイのプラモ。

●ミネルバ: 登場作品「クラッシャージョウ」

全長118.6m、全幅98.8m、全高20.5mの外洋宇宙船。宇宙空間はもちろん、大気圏内も航行可能な万能宇宙船である。

武装は艦首ブラスター2基、高出力レーザー2基、拡散ビーム2基、ミサイル発射口多数。艦尾の格納庫には艦載機であるファイター1と2、装甲車ガレオンを搭載。クラッシャーは戦闘集団ではないのに、なぜこんなに武装するのだろう?

もともと宇宙開拓請負人という真っ当な仕事なのに。謎である。デザインはスペースシャトル風でその形状から、中型船には見えない。小型戦闘機のような感じを受けるがれっきとした宇宙船である。クラッシャーチームは全てこのミネルバタイプをベースにしているようだ。モデルは日東のクラッシャージョウシリーズより。やや入手困難。

●アンドロメダ: 登場作品「さらば宇宙戦艦ヤマト〜愛の戦士たち〜」

全長275m、全幅66.2m、重量98000tの大型戦艦。復興なった地球防衛軍の旗艦である。特徴的である艦首には2門の拡散波動砲を装備。ヤマトに搭載の艦首波動砲をパワーUPさせたものを散弾銃のように発射する。広範囲の敵に対し有効。3連装衝撃砲3基、艦橋ミサイル砲5門、その他ミサイル発射管多数と武装は恐ろしい程強力。彗星帝国のバルゼー艦隊には勝利したが、本体である都市帝国にはあっさり撃沈された。デザインは洗練されたものだけに後の作品にも活躍して欲しかった。後のヤマト作品にも、これだけ洗練されたデザインの戦艦は登場していない。

第18代アンドロメダなんて物も見たかったなと思う。モデルはバンダイのメカコレ。

●コスモハウンド: 登場作品「宇宙戦艦ヤマト完結編」

全長40mの大型惑星探索機。ヤマト艦尾の格納庫には収まらないため、左舷に専用格納庫が追加された。人命救助や物資運搬にも使用される。

劇中ではアクエリアスの水流に飲み込まれるディンギル星人を救助しようとして、逆にその水流に流され失われている。雪上車や小型ヘリ、探索車などを搭載し、活動範囲は広い。デザイン的には中型爆撃機の印象を受ける。これも結構洗練されたデザインである。

モデルはバンダイのメカコレ。

 

●大型戦闘艦: 登場作品「宇宙戦艦ヤマトV」

ガルマン・ガミラス軍所属の全長492mの大型戦艦。艦隊の中では主力艦である。艦隊戦に主眼を置いているため、武装は強力だが、特徴的なのは艦首のブーメランカッター。(黄色の部分)。これ自体が分離して敵艦を切り裂く。宇宙空間では真空中のためブーメランのような動きは不可能なはず。やや疑問な武装である。旧ガミラスの設計コンセプトの流れを受け継いでいるため、旧ガミラスのデザインラインに似ている所もある。しかしガミラス人は打たれ強い種族である。

短期間でここまで復興してしまうのだから。

モデルはこれもバンダイのメカコレ。しばらくヤマトシリーズが続く!

●主力戦艦: 登場作品「さらば宇宙戦艦ヤマト〜愛の戦士たち〜」

復興なった地球防衛軍の主力艦。全長242m、全幅45.8m、重量54900t。艦首にはアンドロメダと同じ拡散波動砲を2門もつ。しかしアンドロメダの物より出力も口径も落ちる。これも都市帝国の前では敵ではなくあっさり撃沈され、地球防衛軍艦隊は全滅する。TV版ではこれを改装した空母も登場する。デザイン的にはアンドロメダのデザインラインを取り入れているためか洗練されている。これもヤラレメカの部類に入るのだろうか?ヤラレメカには見えないのだが。

モデルはバンダイのメカコレ。

 

●エルメス: 登場作品「機動戦士ガンダム」

ジオン軍が初めて実戦投入した、ニュータイプ専用モビルアーマー。ビットと呼ばれる思考制御の浮遊ビーム砲を操り、オールレンジ攻撃を可能としている。普通の人間ではこの攻撃を回避する事は不可能。

パイロットはララァ・スン。同じニュータイプであるアムロと通じ合ってしまった為、思考制御が乱れ、シャアを助けようとしてアムロの前に散った。悲劇のヒロインである。このエルメスの設計コンセプトは後のZガンダムでキュベレイとして昇華される。キュベレイの別名がエルメス2と呼ばれるのはその為である。劇中では”チューリップ”だとか”とんがり帽子”とか呼ばれていた。不思議なデザインである。

モデルはバンダイのガンダムシリーズより。

●マクロス要塞艦: 登場作品「超時空要塞マクロス」

全長1200m、重量1800万tの巨大戦艦。劇中では1989年に南アタリア島にバラバラで墜落してきた戦艦を人類が独自に組み立て、SDF−1マクロスと命名されて統合軍所属の宇宙戦艦となった。

特徴としてはトランスフォーメーションによって人型の強攻型へ変形する。手?にあたる部分には地球の船舶(プロメテウス&ダイダロス)が取り付けられている。人類にとってはオーバーテクノロジーの塊であり、制御できないデバイスも多い。フォールドシステムを吹き飛ばしてしまったのもその原因による。艦内の区画は手付かずの部分もあり、結構不安定な戦艦である。異星人の落し物を再利用したというめずらしい戦艦。デザイン的には無骨な印象を受ける。

モデルはアリイのマクロスシリーズのもの。

●メカブトン: 登場作品「タイムボカン」

木江田博士が開発した、万能メカ。地上走行はもちろん飛行したり地中に潜ったりと実に多彩。更にタイムマシンとしての機能も持つ。

上部に小型飛行メカのテントウキ、前部格納庫には小型潜水艇のヤゴマリンを格納する。ミサイル発射管を4門持つ。飛行時はガソリンを動力に使っており、その他の際はタイム電池と呼ばれる充電池を使用する。行動するには常に充電しておく必要がある。タイムボカンシリーズに登場するメカでは、このメカブトンがデザイン的に一番まとまっている。コミカルなストーリーと共に、印象深いメカである。飛行形態も結構かっこいい。ロングランとなったタイムボカンシリーズの記念すべき第1号メカである。

モデルはガシャポンのもの。

●デスラー戦闘空母: 登場作品「宇宙戦艦ヤマト〜新たなる旅立ち〜」

ガミラスがヤマトに破れ、本星を脱出したデスラーが乗っていた船。七色星団決戦時の戦闘空母と同型艦だが、飛行甲板が改造されて新たにデスラー砲が設置された。

通常時は普通の飛行甲板だが、戦闘時は甲板が回転し砲塔類が姿を現す。暗黒星団帝国の自動惑星ゴルバとの戦い後、またこの船で銀河系中心部へ向けて旅立っていった。(後にデスラーはガルマン・ガミラス国家を形成する。)デザイン的にまとまった船で空母らしい艦体である。ほぼヤマトと大きさは同じ。

モデルはバンダイのメカコレ。

●超巨大戦艦: 登場作品「宇宙戦艦ヤマト〜愛の戦士たち〜」

全長12.2km、全幅6km、全高2.3kmのケタハズレにでかい巨艦。超大口径砲を60門以上もち、なんといっても恐ろしいのが艦底下部の超巨大砲。1発で月の約3/1を粉々にするという威力を持つ。都市帝国の崩壊という最悪の状態を予測して作られた。普段は都市帝国内部で都市の一部として機能している。劇中ではエネルギーが尽き万策つきたヤマトの前に立ちはだかったが、テレサの反物質とヤマトとの反応で、特攻したヤマトと共に宇宙の塵となった。ヤマトだけではさすがにこの巨艦を沈める事は不可能だった。最後の最後にこの巨艦が現れた時はショックだったのを覚えている。

SFメカギャラリーNo1のでかさである。モデルはバンダイのメカコレ。

●ブルーアース号: 登場作品「宇宙の騎士テッカマン」

スペースナイツの4人(南城ニ、天地ひろみ、アンドロー梅田、ムータン)が愛用する宇宙船。全長や詳しい性能は設定資料が乏しいので不明だが、宇宙開発センターから3段式ロケットブースターで打ち上げられ、衛星軌道上に待機している光子ロケットユニットと合体して、この形状となる。

ユニット無しでは、イオンロケットで航行。光子ロケットユニット装着で光速に近い速度で航行可能。劇中では最終話で、リープ航行メカを取り付けられ、空間跳躍(つまりワープ)が可能となり、第2の地球を探す旅に出る。テッカマンになる為のペガスロボットも搭載している。武装らしい武装は見当たらない。実に宇宙船らしいデザイン。タツノコメカはどれもデザインが素晴らしい。これを最初に見た時は、なんてカッコ良い宇宙船だと思ったものである。これも合成写真としてみた。

モデルはユージンのリアルフィギュアコレクションより。

●巡洋艦: 登場作品「宇宙戦艦ヤマト〜愛の戦士たち〜」

復興なった地球防衛軍艦隊所属の中型巡洋艦。月面基地所属。全長150m、全幅26.6m、5900t。このサイズながら、拡散波動砲を1門持ち、衝撃砲塔、魚雷発射管多数、ミサイルランチャーまで装備している。同型艦にパロロール艦があるが、こちらは武装に重点を置いたタイプ。防衛軍艦隊では中核をなす艦で配備数も多い。この作品に登場する地球防衛艦はデザインラインが統一されていて、この巡洋艦ひとつとっても、非常に洗練されている。あまり活躍する場面のなかった艦であったが、存在感のある艦である。

合成写真としてみたが、あまりまとまらなかった。

モデルはバンダイのメカコレ。

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