2010年 10月 15日
ゴルフ大会で睡眠導入剤混入容疑 男を逮捕
今年8月、ゴルフ大会で一緒にプレーした人の飲み物に睡眠導入剤を入れ、急性薬物中毒にさせたとして高松市の無職の男が14日、傷害の疑いで警察に逮捕されました。逮捕されたのは高松市上福岡町の無職、木村良香容疑者(70)です。警察の調べによりますと木村容疑者は今年8月25日香川県まんのう町で開かれたゴルフ大会で同じ組でプレーした高松市内の82歳の男性など3人の水筒やペットボトルに睡眠導入剤を入れ、軽い急性薬物中毒にさせた疑いが持たれています。木村容疑者と3人はプレー中気分が悪くなり病院に運ばれましたが、木村容疑者の飲み物だけ睡眠導入剤が検出されず、警察が調べていました。睡眠導入剤を入れたことについて木村容疑者は「間違いありません」と供述しているということで警察では犯行の動機などについて詳しく調べています。

お堂を全焼 不審火か
15日未明、倉敷市で地蔵をまつったお堂を全焼する火事がありました。今月3日には近くで神社を全焼する火事があり警察が連続不審火の疑いもあるとみて調べています。15日午前0時10分ごろ倉敷市鶴形にある北向日限地蔵をまつったお堂から煙が出ているのに近所の人が気付き119番通報しました。火は約20分後に消し止められましたが木造平屋建てのお堂、26.5平方メートルを全焼したほか中にあった地蔵やさい銭箱も燃えました。お堂は、無人でけが人はいませんでした。近所の人の話では普段、お堂には鍵がかかっていて中には入れないということです。今月3日には現場から約700メートル離れた場所で神社を全焼する火事があり、警察は連続不審火の疑いもあるとみて調べています。

円高受け岡山県が対策検討
急激な円高など厳しい経済状況が続いているのを受け岡山県の石井知事は県として新たな経済雇用対策の検討が必要との考えを示しました15日の定例会見で石井知事は15年半ぶりに1ドル80円台を記録するなど急激に進む円高について「県内には輸出企業が多く懸念している」とした上で県が実施している特別融資制度や相談窓口を有効に活用して対応していきたいと述べました。また全体的な経済雇用対策についても新たな対策の検討が必要との考えを示しました。今後、地域活性化交付金など国の地方への経済対策について情報収集を行いながら11月補正予算を念頭に円高、経済雇用対策を行っていくとしています。

倉敷市特別支援学校整備基本方針まとまる
岡山県が倉敷市に整備を進めている新しい特別支援学校の整備基本方針がまとまりました。2014年4月1日の開校を目指します。新しい特別支援学校は、倉敷市真備町箭田地内に整備され、敷地面積は約3万平方メートルで、事業費は約40億円、2014年4月1日の開校を目指します。知的障害と体が不自由な児童や生徒が対象で、それぞれ小学部、中学部、高等部を置き、定員は全体で約260人としています。通学区域は倉敷市の北部・西部、総社市、高梁市全域の他、岡山市西部、吉備中央町の1部となっています。県教委では、今年度中に整備基本計画をまとめ、早ければさ来年夏に着工する予定です。完成すれば県立の支援学校としては14校目で、県内最大規模になるということです。

高松市の小学生が芸術際でお手伝い
来場者が70万人を突破し、好調な瀬戸内国際芸術祭に助っ人が登場です。高松市の小学生が15日、会場の一つ、小豆島を訪れ、展示作品の補修作業を手伝いました。小豆島を訪れたのは香川大学附属高松小学校の3年生38人です。補修作業を行う作品は韓国の作家、スゥ・ドーホーさんが手がけた「網のトンネル」で、近づいて見ると網が人の形をしています。作品は海の近くに展示されているため海草などのゴミがたまっていて児童たちは、作品を傷つけないよう海草やゴミを取り除く作業を手伝いました。児童たちは総合学習の中で芸術祭について学んでいて、今回のボランティアは児童たちの申し出で、行うことになったということです。