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解体現場で壁倒壊…通行人の女子高生即死

壁が倒壊し女性が下敷きになった工場解体現場
壁が倒壊し女性が下敷きになった工場解体現場
Photo By 共同

 14日午後3時半ごろ、岐阜市北一色6丁目の工場解体現場で、市道に面した高さ約11メートルの壁が倒壊し、通り掛かった岐阜県大垣市南若森、私立富田高校2年川瀬友可里さん(17)が下敷きになった。消防が約1時間後に救出、病院に運んだが死亡が確認された。ほぼ即死状態だった。岐阜中署などによると、解体工事中に突然、倒れた。川瀬さんのそばで自転車が見つかっており、下校中だったとみられる。

 同署は業務上過失致死の疑いもあるとみて、作業や安全管理に問題がなかったか解体を請け負った岐阜市の「丸万後藤興業」の社員らから事情聴取を始めた。

 同署によると、壁は高さ約11メートル、幅約18メートルで、厚さ約3センチ。材質はコンクリートと鉄筋、トタンが組み合わされており、工事に伴い、シートがかけられ足場が設けられていた。側壁全体が道路をふさぐように倒れた。道幅は約10メートルで、川瀬さんは壁から約9メートル離れた路側帯付近で見つかった。

 当時、現場監督も合わせ8人前後が作業。数カ月後に始まる市道の拡張工事に備え、約3週間前から建物を解体。屋根などはすでに取り除き、壁だけが残っていた。

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