所の仕事場兼遊び場、世田谷ベースで「−二人テれび」を収録した2人は、いつものように様々な話題で大盛り上がり。お笑い、映画の世界にとどまらず、政治でもたけし流秘策をブチ上げた。
弟子だった東国原知事が任期満了に伴い、12月の同県知事選不出馬を宣言。来春の東京都知事選出馬か、国政参入か、東国原氏の今後が話題を集める中、師匠、たけしは気心の知れた所に、宮崎県知事の後釜計画を突然“発表”した。
「今度はダンカンを立候補させるから、次回の『二人テれび』でドキュメントを撮らなきゃ」といたずらな笑顔を見せ、「ダンカンに演説で『宮崎県沖に中国の漁船が入れる』とか、あらゆる悪い公約を言わせるんだ」。ジョークを強調しつつも、その真意は意外にも核心を突いていた。
「そういうバカな立候補者に入るマヌケな票を、ダンカンで回収してダメにしちゃおう。今年の参院選とかでも、あまりにも変なヤツが受かったりして困るじゃない。もちろん、ダンカンは受かっちゃいけない」と、たけしならではの毒舌で日本の現状を指摘した。
都知事か、国会議員か、東国原氏の動向について意見を尋ねると、「都知事のほうがいいんじゃない。今の国政は、(野党か与党か)どっち行っていいか分からない」と、政治手腕を発揮しやすい道をたけしなりに分析した。
話題は来年公開予定の新作「アウトレイジ2」の撮影プランにも及び、今度は所がびっくり企画を提案。6月に公開された「アウトレイジ」で所が所有する沖縄の広大な別荘がロケ地になったが、「『−2』では、うちの別荘を爆破しちゃってもいいですよ。北野映画で爆破されたら、歴史に残るでしょ」と子供のような笑顔。たけしは「爆破するよりCGの方が安いんだよ〜」とタジタジだった。