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谷氏の現役引退に各界からねぎらいの声

 柔道女子48キロ級で2000年シドニー、04年アテネ五輪を2連覇するなど日本女子を長年引っ張ってきた谷亮子氏(オフィスリョウコ)が15日、東京都内で記者会見し、国政に専念することを理由に現役引退を表明した。

 「ヤワラちゃん」の愛称で親しまれた谷は、1992年バルセロナ五輪から5大会連続で五輪に出場。金2、銀2、銅1個と、すべての大会でメダルを獲得した。日本柔道界に大きな足跡を残した選手の引退に、柔道界からはねぎらいと功績をたたえる称賛の声が上がった。

 ▼菅直人首相の話 私もファンの一人だったので残念な気もするが、政治の面で大いに頑張ってもらいたい。

 ▼谷亮子氏の夫、巨人・谷佳知外野手の話 20年以上もの間、第一線でよく頑張ってきたと思います。私から見ても、常にひたむきで、本当に尊敬できるアスリートでした。選手としては一つの区切りをつけたわけですが、これからはスポーツ全体の振興や環境づくりに努力してくれると思います。できる限りサポートしていきたい。

 ▼谷亮子氏の父、田村勝美氏の話 体力や年齢で、柔道ができなくなったわけではない。議員としてやりたいことの方が大きくなった。柔道時代は常に前向きな姿勢でやってきたから勝てた。国政でもその姿勢は変わらない。

 ▼園田隆二・日本女子監督の話 谷選手の存在が、今の全日本女子強化選手のあこがれであり、大きな目標だったと思う。彼女が切り開いてきた道をさらに大きくするように、ロンドン五輪を目指し、選手、コーチが一丸になって頑張りたい。

 ▼高校時代の恩師で福岡工大城東高校長の園田義男氏の話 高校3年間の蓄積により、きょうまで世界のトップとして頑張ってくれてありがとうと言いたい。長い間ご苦労さまでした。

 ▼シドニー五輪で金メダルを獲得した2000年に県民栄誉賞を贈った福岡県の麻生渡知事の話 (選手としての)素晴らしい成績に栄誉をたたえたい。思い切って引退し議員に専念しようということは一つの立派な決断だ。

 ▼竹田恒和・日本オリンピック委員会(JOC)会長の話 スポーツ界で大きな存在であり、国民的英雄といえる選手だった。議員と選手の両立は大変難しいとは思っていたが、ご自身の決断で政治活動に絞っていくことに敬意を表したい。

 ▼プロ野球ソフトバンク・王貞治球団会長の話 選んだのが大変な職業。一つに選ばざるを得なかったのではないか。スピード感ある技は柔道のスタイルを変えたと思う。彼女を見て、柔道を志した人はいっぱいいるのでは。柔道だけでなく、スポーツの世界では功労者だった。

 ▼レスリングの吉田沙保里の話 谷さんの活躍を見て、自分も五輪に出たいと思った。あこがれの存在だった。谷さんが実現できなかった五輪3連覇を、自分がロンドンで達成したい。

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