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【国際】

チリ作業員にサングラス提供 宣伝効果33億円

2010年10月15日 14時02分

 【ニューヨーク=阿部伸哉】チリ落盤事故の救出劇で、作業員三十三人が地上に生還した時に着けていたサングラスは、日本人スポーツ選手にも愛好者の多い米オークリー社の製品。同社は今回の救出作戦のためチリ政府にサングラスを無償提供したが、米CNBCテレビは同社の宣伝効果を四千百万ドル(約三十三億円)と試算して報じており、結果的にハイリターンの“投資”となった。

 作業員たちは地上の太陽光に慣れるまでサングラスを着用。全世界にテレビ中継された救出劇では、同社のロゴ「O」が入ったサングラスが注目された。

 オークリー社のホームページによると、紫外線や有害光線をカットする黒レンズの「レーダー」という種類を三十五個、寄付したという。

 オークリージャパンによると、日本では、レンズなどの仕様により二万四千百五十〜三万九千九百円で販売されている。

 「レーダー」愛用者には米大リーグ・マリナーズのイチロー外野手やゴルフの宮里藍選手らがおり、マラソンの高橋尚子さんもシドニー五輪時に使っていたことで知られる。

(東京新聞)

 

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