ウェストミンスターの鐘

夏、田舎に帰省したときのこと。



親戚が一同に会し、賑やかなお盆になりました。

久しぶりに会う従兄弟は、３人のやんちゃ坊主を連れてきた。

彼等にとって私は知らないお兄ちゃん。
（おじちゃんとか言いやがった長男には小遣いをやりませんでした）
人見知りしてると思ったんだけどなぁ。

暫く広い畳の上を走り回っていましたが、やがて飽きた様子。
ま、田んぼと畑以外なんにもないもんね。

遊べ遊べの大合唱。
重い腰を上げたのが運のつき。

バケツと網を持って田んぼのあぜ道へ。

ま、蛙とバッタ、アメンボぐらいしかいないんだけどね。



しかし、やんちゃな割りに都会っこ。
バッタも捕まえられない。

下手なんじゃなく、「コワイ」だって。

蛙なんて捕まえてやったら、もうギャーギャー五月蝿い。


ギャーギャー　ギャーギャー

ギャーギャー　ギャーギャー



ギャーギャー　ギャーギャー


ギャ



あれ？
ギャーギャーの雰囲気が変ってきてません？


「とってー、もっととってー！」

「かえるー、もっとー！」

「こっちにもー」

「またいたー！かえる、カエル！！」




何でカエルだけで４時間もつんだよ・・・

「もう、かえる」が通じない。

無垢なる無限の体力に振り回された一日でした。