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第七十回”大洲五郎”コラム
2010/05/07

ゴールデンウィークに屋外のスポーツ観戦をハシゴしたら、鼻とオデコとがまっかっかに焼けてしまった
思い出がある大洲五郎です。

五月は日焼けの原因になる紫外線の照射量が一年の中でも最も多い月だとか。

そんな五月ですが、私的には、鼻血の季節。
はい、大洲五郎は鼻血が出やすい体質でございます。
俺統計的に五月は出血率高い。
急に暑くなる日があったりすると身体が対応しきれないのか、ツーっときたりします。

そんな私、散髪は理容室ではなく美容室を利用する事が多いのですが、
別にこれ、オシャレさんな訳でもなんでもありません。
選択の理由は「鼻血」
今でも忘れませんが、十代の頃、これぐらいの季節に理容室にいったところ、
洗髪中に鼻血が出てきてしまった事があります。
洗面中という事もあり、もともと軽く鼻血が出て乾いていたところに少し水が入り、
また頭を下げていた為に決壊したんだと思うのですが、その時の店内の空気といったら……。
血に染まる洗面台によって他のお客さんからは注目を浴びますし、理容師のお兄さんは自分が何かしらの
ミスをしてしまったと考えたのか、物凄く恐縮な態度になられるし……。
以来、美容室派。
私的に、美容室と理容室の決定的な差は顔を上にして洗髪するか下にして洗髪するか、
だったりしますので〜。
オタクな私としては、正直、美容室の雰囲気は余り好きでは無いんですけどね!
って言うか、なんで美容室の待合席にはファッション雑誌ばかりで漫画が少ないのッ?!


第六十九回”大洲五郎”コラム
2010/04/02

最近、日曜の朝は「JOKER!」と耳にする機会が増えている大洲五郎です。

先日のこと、街中でこれまでに無い絶対領域に遭遇しました。

交差点に向かって歩いていたのですが、前方で信号待ちをしている女性が突如スカートの下に
手を入れたのです。
どうやら、ずり落ちてきたソックスの袋口を上げ治している模様。
捲れたスカートの裾の下には、黒いソックス。
その黒と対を成す白い太股。
それは、絶対領域。

なんといいますか、アキバ辺りで観る絶対領域とはまた別の、
「ちょっぴり得した感」を覚えたといいいますか、
「今日はラッキーデー感」を覚えたといいますか、
瞬間的に至福の領域に達してしまいました。あの感情は、何なのか?
あの絶対領域は何だったのか?
何がラッキーだったのか?

思えば、アレは私にとって始めて見た本物の絶対領域だったのかも知れません。

アイコンではなくて、リアル。
養殖ではなくて、天然。

ある種の唯物論。
記号化される以前の、実在としての絶対領域。
名前が付けられる以前から存在してきたもの。

思いを馳せるに、最初に「絶対領域」なる概念を謳い出した人々が観ていたものは、
こういったものでは無かったのでしょうか。

最後に。
ありがとう、あの時の女子!
貴女から、ほんの少しの幸福を頂きました!


第六十八回”大洲五郎”コラム
2010/03/05

大洲五郎です。
3月に入って暖かい日が増えてきましたね。
出張後、帰社を取り止めて、ぶらり散策をしたい気持ちをグッと抑えて社に入りこの原稿を書いている
今日この頃、如何お過ごしですか?

『ブルマーを覚えている者は幸せである』
↑分かる人には分かる某アニメの冒頭ナレーションからの引用なわけですが、
どうにも書いていて虚しいものです。
ブルマーを知らない世代にとっては、シャレにも皮肉にもならないのが現実。
そんな現実世界はさておいて、僕等の二次元世界ではブルマーは手厚く保護されております。
風見学園なんて、数十年後の未来でもブルマーが体操着として採用されてますからね。

でもって、つい数日前のこと。
「学園あるぴじ」開発スタッフ3名が、ヒロインのブルマーの色を決めるにあたって、それぞれの母校の
ブルマーの色について語り合っておりました。
どうやら「学園あるぴじ」スタッフは、まだまだリアルブルマー世代(微妙に年齢高い!?)。
色々と協議の結果、どうやら「学園あるぴじ」では、ブルマーは赤系に落ち着いた模様。
ブルマーは臙脂派な私にとっては、ホッと胸を撫で下ろすと共に、
「学園あるぴじ」への期待が膨らんだ瞬間でした!


第六十七回”大洲五郎”コラム
2010/02/05

大洲五郎です。

2月といえば節分。
もう過ぎてしまいましたが。
中年ヲタク的に「鬼」といってパッと思い浮かぶのは、赤くて恐ろしい形相のあれでは無く、
ビキニ姿で空を飛ぶ可愛い女の子的なアレ。
どうせなら、そんな鬼にやってきて頂きたいものです。
ヤキモチ焼きで少々暴力的ではありますが、
始終ビキニ姿の女の子がひたすらに自分の事を想ってくれるなんて、それは、男にとっての理想幻想。
そんな訳で一句。
『我が家にも ビキニの鬼っ娘 来て欲しい』

お粗末さま。


第六十六回”大洲五郎”コラム
2010/01/01

大洲五郎です。

謹賀新年。

歳をとると一年が早いです。
というか、一年どころか十年が早いです。
2000年問題が、もう既に十年前とか、
光陰矢の如しとは言いますが、
時間の流れの早さが、もはや信じたく無い領域に達してきております。

そんなこんなで、皆様。
油断していると時間はあっという間に過ぎ去っていきますぞー、
といった危機意識を持つことを今年のテーマにしようかと思い至る、
そんな新年で御座います。


第六十五回”大洲五郎”コラム
2009/12/04

大洲五郎です。

僕は「クリスマス中止」なんてニュースは聞きたくありません。

12月です。
例によって近づいてきます。
あの真っ赤な服を着た髭面の巨漢が真夜中に空を徘徊し、子供のいる家に忍び込んで来る日が!

それは、クリスマス。

日本ではいつの頃からか(っていうかバブル時期からなんだけど)、恋人達がいちゃつく日という設定に
挿げ代わり、その事に不満を持つシングルな人々が「クリスマス中止のお知らせ」なんて嘘ニュースを
流すようになって久しい今日この頃、皆様、如何お過ごしですか?

僕は「クリスマス中止」なんてニュースは聞きたくありません。

だって、僕等にはクリスマスを過してくれる女性(二次元)が沢山いるのだもの。
二次元は、いつでも僕等を癒してくれます。それは、クリスマスも変わりありません。
受験勉強に疲れていた時、リアル彼女にふられた時、独り暮らしの寂しさに眠れなかった時、
これまでいくつものクリスマスを二次元によって癒されてきました。
そんな訳で、二次元を愛する皆様は、クリスマス中止なんて事言わないで下さい。
二次元の彼女が泣いてしまいますよ。

そんな訳で、メリークリスマス!


第六十四回”大洲五郎”コラム
2009/11/06

大洲五郎です。

朝晩はめっきり冷え込む事も多くなり、人肌恋しい季節になってきましたね。

『セックスはオナニーの糧』&『オナニーはセックスの糧』

オナニーの方が気持ち良いから、SEXしなくて良いと思っているアナタ。
それは、違いますよ!
オナニーなんて、SEXの代替行為だと思っているアナタ。
それも、違いますよ!

オナニーとSEXは、それぞれに独自の価値があり、尚且つ、相互に高め合う関係にあるのです!

はっきり言いましょう。
SEX経験者のオナニーは、未経験者のオナニーよりも気持ちが良いのです!
映画を観た後で、その作品のサウンドトラックを聴くと映画のシーンを思い起こして感動が蘇るように、
SEX経験者のオナニーは、SEXの気持ち良さや充足感が自慰行為中にフィードバックされて、
気持ち良い想像が加速されるのです。
オナニーは、単なる性欲の解消行為ではありません。
フィジカルな刺激を伴ったイマジネーションなのです。
手の平に触れる肉の感触、性器に絡む粘液の感触、吐息の熱さ等々。
経験を重ねれば重ねるほど、自慰中の想像が具体的なものになってゆきます。
SEXを経験すればするほど、オナニーというイマジネーションは、
気持ちよいものとなっていくのです。
『SEXはオナニーの糧』になるのです。

一方で、オナニーのSEXへの影響はどうでしょうか。
オナニーの最中は、性行為の相手(異性・同性、二次元三次元問わず)の事で頭がいっぱいになります。
その想いは、オナニーが済んだからといって、消え去るものではありません。
オナニーをした直後は(特に男性の場合)、賢者時間に突入してしまい性行為全般への
関心が薄くなってしまう事は、世間一般の認識でありましょう。
たしかに、オナニーによって性欲は解消されます。
しかし、「抱き合いたい」という想いは、解消されません。
むしろ、オナニーによってその想いは累積されていくのです。
オナニーをすればするほど、SEXをしたくなるのです。
SEXは、単なる性欲の解消ではありません。
フィジカルな刺激を伴ったコミュニケーションなのです。
SEXが出来ないから代わりにオナニーをするではありません。
繋がりたいという想いを積み上げていく為に、オナニーをするのです。
『オナニーはセックスの糧』なのです。

オナニー大好きな皆様、頑張ってSEXもしましょう。
SEXをすればオナニーはもっと気持ちよくなりますよ。

そして、SEXする相手がいる皆様、パートナーのオナニーは認め合いましょう。
オナニーは、繋がり合いたい気持ちを高めてくれますよ。


第六十三回”大洲五郎”コラム
2009/10/02

『シンナーレスプラモライフ』

夏が過ぎ、涼しく過ごしやすい季節になってきました。
そんな季節にやる事といえば、プラモ制作。
子供の頃からプラモを趣味としている私は、季節の変化を感じると、何故かプラモを作りたくなります。

夕焼け空に浮かぶウロコ雲を眺め、涼しげな風を頬に受け、豊かに実った稲穂のざわめきを耳にして、
秋だなぁなどと思った次の瞬間、30年前のこんな季節もプラモ作ってたなぁ、あぁプラモ作りたいなぁ、
ってなるんですね。

そんなプラモ大好きな私ですが、ここ数年はシンナーや溶剤類をまったく使わないモデリングを
楽しんでいます。
理由は、プラモを作っている場所が会社の倉庫スペースだからだったりします。
さすがに、会社内をシンナー臭くする訳にはいきませんからね。
油性アクリルやアルコール系の塗料を使わないのは勿論のこと、溶剤系の接着剤やパテ類も使いません。
接着は瞬間強力接着剤、塗装は外国製の水性塗料を筆塗り。
筆塗りはとても楽しいものですが、20cmクラスのロボットを全塗装するのは相当に骨が折れます。
一体塗るのに、一ヶ月以上かかったり。

でも、最近は、会社に持ち込むプラモを積むばかり。
色々と忙しくて、手をつける暇がありません。

そんな訳で、今まであまり手を出さないでいた、完成品というかアクションTOY系に手が伸び始めてますー。
それは、プラモ好きとしてのアイデンティティの崩壊!
良いのか、俺?!


第六十二回”大洲五郎”コラム
2009/09/04

大洲五郎です。

『寄り道大好き』

どれぐらい好きかっていうと、学生の頃、自らが企画して下見してチームリーダーを務めた遠足で、興味本位で適当な路地に入って班を迷子にさせたぐらい好きです。

予め決まったルートを進むのが嫌いとは言いませんが、知らない道とかに強く興味を惹かれます。
街中で細かい路地があったり急な上り坂があったり「その先が見えない」状況があると、それはかなりの罠です。
人間、見えないものは見たくなるものです。
そうやって、イレギュラーに行動範囲を広げた結果、「隠れ家的喫茶店」とか「地元民に人気の洋食屋さん」とか、そんなものと遭遇できると、かなりのご褒美であります。

そういった流れで見つけたお店の中でも印象深いのが、「99 ROUTE DU CHOCOLAT」
文京区は大塚のとても細かい路地で遭遇した手作りチョコレートのお店です。
以来、贈り物やお土産用にしばしば利用させて頂いています。
(※今現在、大塚のお店は工房となり、販売は目白店や本郷店で行われています)

こういった出会いがあるのが、突発的な寄り道の面白いところ。
自らの強固な意志をもって目的へと突き進んでいく事はとても大切な事ですが、たまには自らの意思とは無関係な流れに身を任せてみるのも良いのでは無いでしょうか。


第六十一回”大洲五郎”コラム
2009/08/07

大洲五郎です。

熱さも真っ盛り。
その割には野菜は天候不順で高値がついている今日この頃、如何お過ごしですか?
会社のある蓮田は、とんでもなく蒸し暑く、例によって昆虫天国。
駐車場には立派なカブトムシやクワガタムシの死骸がゴロゴロと転がっております。

『荒川を越えて行こう』

都内から埼玉県に通勤している私にとって、その境に流れる荒川は特別な存在。
出勤時には、電車で川を渡ると、なんとなく仕事に向かう気分が向上しますし、帰宅時には、
川を渡ると「帰ってきたー」という気分が強く湧き上がります。
橋を渡る間は景色が開けるのも素敵ですし、電車が鉄橋を渡っていく独特の走行音も、良い演出です。

そんな荒川で大規模な花火大会がありました。

会社の最寄り駅である蓮田駅の段階で、既に浴衣の女子がチラホラと居て、大宮駅で埼京線に乗り換えると、車内は浴衣の女子達がいっぱい。
夏場の女子の服装というと、薄着なのも良いですが、浴衣はまたこれでワクワクするものがあります。
『ハレ』なんでしょうね。
日常的に浴衣を着ることが少なくなったからこそ、たまに着る浴衣には『ハレ』の属性が強まっているのではないでしょうか?
そして、祭りの日には、何か起こりそうな予感を勝手にする、そんな童貞力万歳!
つまり、女子が浴衣のカップル達は、花火大会の後にきっとこんな事やらあんな事やらするに違いないんだ!
チクショー! チクショー! チクショー!

浴衣デートしてぇ!

カップル達がゾロゾロと花火会場最寄り駅である戸田公園で降りていく中、
私ャ独りがら空きの車内に残りましたとも。
あんな、人ごみの河川敷からじゃなくって、荒川を渡る電車の中という特等席から花火を見るんだい!
そうです、私は、橋を渡る電車の中から花火を見れば、また違う迫力があるのではないかと思い、計算して、
花火大会開始5分後ぐらいに荒川を渡る電車に乗っていたのです。
ところが、開始時刻が遅れたようで橋を渡る際にも花火なんて上がっておりません。
電車もう一往復ぐらいしてやろうかとも思ったのですが、埼京線のダイヤの薄さと、またあの浴衣カップル達の群れと合流する事とを思うと、意気消沈して帰宅する事にしました。

そして、自宅では、花火の音だけを楽しみましたとさ。


第六十回”大洲五郎”コラム
2009/07/03

現実世界からすっかり消え去ったブルマーと同様、
スクール水着もまた、その数を減らしていく傾向にあるようです。

数年前までは、あくまで『僕等の知るスク水』が時代と共に消えていく事を
寂しがっていたに過ぎませんでした。
競泳水着とのボーダーが無くなってきたとか、腰周りのデザインがスパッツ型になったとか、
フィットネス水着のようにセパレート化してきたとか。

それは、あくまで「変化」に対するオッサン世代の嘆きでしかありませんでした。

ところがここ数年、本当にスク水が「消失」して行く兆候が見られるようになってきました。
学生への配慮から水泳授業を行わないとか、或いは、
授業で使う水着について自由化するとか、そういった報道が聞こえてくるようになってきました。

『スク水は大丈夫?』

JOKERなんて名乗ってますが、ジョークじゃなくなってきましたね。
或いは、そんな気持ちも一周まわって、ここのところのポルノメディア規制の動きは、
それこそタチの悪いジョークとしか思えません。

とは言え、我々はクリエーター。現実世界で時代の流れに逆らえないのなら、
せめて二次元の世界で丁重に保護し続けていこうと思います。
などと息巻いていたら、どうやら二次元の世界での存続も、
危機感を待たなくてはいけないような事が世間では起きております。

危機感は持たなくてはなりません。しかし、悲観する事は無いでしょう。
いかなる時代でも、いかなる場所でも、創作に従事する人間は、
体制との戦いを続けてきたものです。
タフに謙虚に狡猾に、創り続けて行こうではありませんか。

そんな訳で、僕等のささやかな喜びを奪おうとする動きに対して、
何らかのメッセージを上げようと画策中。
下らないジョークで対抗したいなぁ、などと思っております。


第五十九回”大洲五郎”コラム
2009/06/05

『(ローライズ+タンガ)×しゃがみポーズ=逆セクハラ!』

何の話かっていうと、スーパーの子供用品フロアに居る乳幼児連れの若いママさん達の話です。
「そんなものを観察しているのか、この変態め!」と言われたら、返す言葉も御座いませんが、
目に付くものは仕方がありません!

イトーヨー○ドーとかの玩具売り場で戦隊モノなんかの玩具を見ているとですね、そのすぐそばで
「アンパ○マン」とか「いないい○いばぁっ!」とかのグッズを品定めしているママさん達がいるんですわ。

で、ママさん達、たいがいはしゃがんでいるんですね。
幼児玩具は低い場所に陳列してありますから。

そんでもって、子連れだと子供の方に意識をとられてしまうので、やたらに無防備なんすよ。
若いママさんだと、相当にローライズなジーンズはいてる方もいらっしゃってですね、
尻の割れ目が! 尻の割れ目が! 尻の割れ目が!

さらに言うと、ママさん達、胸元も相当無防備です。
機能優先といいますか、動き易さ重視で割りとルーズなシルエットの服装の方も多くてですね、
床に座り込んだお子さんを諭す為に前屈みなポーズになってたりして、
胸の谷間が! 胸の谷間が! 胸の谷間が!

あと、危険なのが、胸の谷間にマザーズバッグのストラップが食い込む「π/」ことパイスラッシュ状態の
乳児ママさん。乳児ママさんはデカイのです! 何が! 乳が!

見てはイケナイのか? イケナイに決まっています!
でも、見ちゃうんです!
だって、男の子だもん!

そんなこんなで、大型スーパー(特にちゃんとしたベビールームが設置されてる)の子供用品フロアは、
危険な誘惑でいっぱいなのです〜。


第五十八回”大洲五郎”コラム
2009/05/01
五月と言えばなんですか?
五月と言えば「五月病」が真っ先に思い浮かぶ大洲五郎です。

五月の連休は体調を崩して布団で過した記憶の方が、
お出掛けした記憶よりも強い印象が残っております。
四月からの環境の変化と急激な気候の変化が重なって、
体調を崩しやすいって事なんでしょうね。我が家でも、四月下旬から一人また一人と、順当に倒れております。

そんな事はさておき、世間では女子諸君の服装が軽やかになって眼福度を増してきております。
コートやジャケット類の装着率が下がり、スカートの丈は順調に短くなってきて、
街を歩くのも楽しくなってきました。
ついつい、白くて綺麗な生脚なんかを目で追ってしまうのを自重するのも一苦労でございます。

そんな、私を幸せにしてくれる世の女性達に贈る言葉。

「ありがとう、そして、紫外線には気をつけてネ」

そう、五月は一年中でも真夏に並んで紫外線の照射量が多い月だそうで。
私も、数年前にやっちゃいましたよ。屋外のスポーツ観戦をはしごしたら、
オデコと鼻が赤く焼けてヒリヒリに。

真夏ほど暑くないからといって油断していると、お肌に深刻なダメージが!
コワイデスネー。

第五十七回”大洲五郎”コラム
2009/04/03

新生活シーズンな四月です。

独り暮らしが始まったら部屋に女性を連れ込んであんな事やらこんな事やら色々出来るぞー、
なんて妄想はいっぱいしたけど現実には何も無かった季節はもう遠い過去になってしまった大洲五郎です。

『増えすぎたエロ漫画は会社に寄付します』

エロ漫画大好きです。
作者の抱えるエロスが読み手に感染してくるような、そんな手ごたえのあるモノが好きです。
そうであれば、オカズに特化したようなものでも、ストーリー重視でも、事実上イラスト集な感じのものでも、
みんな好きです。

家に置ききれないエロ漫画は、会社に持ってきます。
自分の席の棚に置ききれないエロ漫画は、会社にあるエロ本棚に寄付します。
そんな流れがあるせいか、スタッフに貸した僕のエロ漫画が会社のエロ本棚で発見される事が時々あります。

皆さん、貸りた物は、持ち主の下にちゃんと返しましょう。

ちなみに、社内エロ漫画の話が通じるTOP3は、
tororo
らまマン
Tamaio
の3人です。
打ち合わせの時にエロ漫画での喩え話をして、
「あー、はいはい!」と言葉が返ってくるのは、この人達ですー。
共通言語があるって良い事ですね。
エロ漫画万歳!


第五十六回”大洲五郎”コラム
2009/03/06

なんだか、今月はJOKER禁止だそうです。

どっかのお偉いお嬢様がそんな事を言っとるらしいです。
そんな訳で、まりさんがシナリオで参加したプリンセスパーティー(←詳細はリンク先で)が
マスター目前。隣の席のJ-1がピリピリしてます。

そんなプリンセスパーティーですが、大洲五郎も何故かおまけのスタッフルーム的コーナーで
ちょこっとだけ参加してたりして。
準備中の私の企画について、いくつかの情報をチラ見せしてますので、良かったら見て下さいな。
ちなみに、おまけのスタッフルーム的コーナーを見る条件は、私も知りませ〜ん。

ところでさKuri++君、椿ちゃんディスクは当然出すつもりだよね!?


第五十五回”大洲五郎”コラム
2009/02/06

2月と言えば、バレンタインデー。
バレンタインデーといえば「バレンタイン・キッス」が脳内に流れる、そんな世代の大洲五郎です。

バレンタインデー。女性が意中の男性にチョコレートを贈る習慣。
最近は、そんな恋愛イベントとしての意味も薄れて皆でお菓子を食べる日になっているような気もしますし、お菓子業界の戦略に日本人総出で踊っているなんて揶揄される事もありますが、そんな解釈はどうでも良くなるぐらい、素敵な習慣だと思います。
この習慣、1960年代頃から広まっていったようなのですが、このイベントがここまで日本人に受容れられたのは、当時の日本の恋愛事情にあったのでは無いかと思います。
私が子供だった頃、恋愛的告白というのは、男性の方からするものという漠然とした規範が今よりも強いものでした。これは恋愛に関して、男性は能動的に、女性は受動的にあれという通念があったともとれます。
つきつめると、恋愛のアクションを起す権利は男性にあり、選択する権利は女性にある、という事になります。
動物の求愛行動なんかではよくある構造ですね。
ちょっと想像するに、バレンタインデーの習慣が定着する1960年代より前の日本というは、女性から男性に恋愛の告白をするというのは、現在よりも大きな勇気が必要な、大それた行為だったのでは無いでしょうか。
またその一方で『女性が男性の恋愛感情を受容れるの』ではなく『女性が自身の恋愛感情に忠実に生きる事が幸せ』という価値観が映画やTVや雑誌等のメディアを通じて、潜在的に広まっていたのでは無いのでしょうか。
そんな中「女性が意中の男性にチョコレートを贈る」という日本式バレンタインデーの習慣が、お菓子業界によって仕掛けられたとしましょう。
仕掛けた側は、チョコレートを売るのが目的ですが、仕掛けられた側にとっては、思わぬ福音だったのでは無いかと思われます。
それは、日本人女性にとって、自分の恋愛をするチャンスを与えられた訳ですから。
そして、とてもじゃないが自分から告白なんてできないという、恋愛に奥手な男子諸君にとっても、それは救いの手となったのでは無いでしょうか。

日本人女性は、バレンタインデーによってそれまでの恋愛観から解放された〜幾許かの出費と引き換えに。

とまあ少々固い解釈というか妄想をしてしまいましたが、大洲五郎的に、バレンタインデーとは「聖バレンタインが、恋する乙女に少しの勇気を与えてくれる日」ぐらいに捉えています。
この日は、女子が主役なのです。男同士でチョコの数を競うなんて野暮ってもんです。
「頑張れ女の子!」なわけです。こう思っていれば、いつもよりも幸福な気分でバレンタインデーを過ごせるのでは無いでしょうか?

べ、別に、チョコを貰えないからって、達観した素振りを見せてる訳じゃないんだからね!


第五十四回”大洲五郎”コラム
2009/01/01

あけましておめでとうございます。
大洲五郎です。

『揉むと言えば、おっぱいよりも土手です』

年始早々、なんの事かと思われるかもしれませんが、2009年の抱負を考えていたら、
「色々といっぱい揉みたいな〜」などと思い浮んだ次第なわけでございます。

いやね、勿論、おっぱいも揉むの大好きですよ!
でもね、世間的にどうも女性の身体の部位として余りにもおっぱいばかりが偏重され過ぎてやしないかと感じる事も多く、あえて他の場所も啓蒙してみようじゃないか的な。
尻タブとか、太股とか、二の腕とか、脇腹とか、女性の身体の中には揉むと幸せになれる場所は沢山ありますが、そういった中でも土手は、最エロな揉みエロポイントだと思っております。

恥丘。俗称として土手。豊かな恥丘はモリマン。英語圏(ラテン語)だとMons veneris(ビーナスの丘)。
ビーナスの丘、というのは洒落た表現ですね。
ビーナスとは愛の女神で御座います。愛の女神の丘を越えた向こう側に、性的な真理(要はSEXね)があるってな調子で御座います。深い、深いぞ、ビーナスの丘=土手!

実際、ムニムニとモミモミしてみると、その程よい弾力性に指先から脳髄まで幸福感が駆け抜ける事必至。王道は、人差し指と中指と薬指とで、二つのプックリ(何が?!)を包み込むように揉む事でしょうか。
女性にしか無い部位、というのも(精神的な意味も含めて)男性にとってはポイント高いんじゃあ無いでしょうか?
尻とかおっぱいとか、男でもふくよかな体型の人だったらセルフ揉みもできる訳でしょ……想像したくはありませんが。その点、土手は男性にとっては神秘そのもの。加えて、性器に近い場所ですから、これを揉んでいる状況というのが、揉む側も揉まれる側も相当な臨戦態勢な事を含めると、最強の揉みエロポイントと言っても過言では無いでしょう。柔らかいぞ、土手は!

次回作には、是非とも土手揉みシチュエーションを入れたいなー等と考えつつ、癒しグッズとして「実物大柔らか素材ビーナスの丘ペン立て(立てる場所は……わかるよな!)」とか有ったら良いなー、なんて妄想中です。


第五十三回”大洲五郎”コラム
2008/12/05

大洲五郎です。
早いもので、12月。今年もあと僅かになってしまいました。
この季節、「早いもので〜〜」と、多くの人が常套句のように言ってたりしますけどね、歳をとると、一年が過ぎるのが本当に早いんですよっ!
思うに、年齢と共に脳のクロック周波数が下がって、相対的に時間が短く感じるようになってしまうのでは無いかと。平たく言うと、老化、ですね……。

そんなこんなで! 
気が早いようですが来年の抱負など。
何故か奇数年は水着タイトルが発売される法則があるようです。
この法則を通り、スク水の女子達とあんな事やらこんな事やら出来たら良いなぁ、と思っております。


第五十二回”大洲五郎”コラム
2008/11/07

大洲五郎です。

『おっぱいの固さは人それぞれ』

ホント、人それぞれですよね。
張りがあって型崩れがし難いおっぱいもあれば、そんなに体積無いのに挟めちゃう(何を?)おっぱいもある訳で。

大洲五郎的には、ひたすらに柔らかいのが好きです。
たとえ、重力でアウトラインが崩れようとも。
というか、動きや向きで少々カタチが崩れるぐらいの方が萌えです。
二次元でも、重力を感じさせるおっぱいが好きです。

最近、ひたすらにおっぱいを揉んでいる映像だけが流れるAV(と言えるのか?)を何本か見たのですが、人体サンプリングの如く何十人ものおっぱいが出てきた中、一番ダイナミックな揉み映像になっていたのは、D〜Eカップぐらいの柔乳さんでした。

もっと大きな乳の人も沢山いたのですが、その女性のおっぱいは本当に変幻自在に変形するといった感じで、すごいもんがあるものだと感動しました。

でも、女性的には、張りがあって固めのおっぱいの方が望ましいんでしょうねぇ。


第五十一回”大洲五郎”コラム
2008/10/03

大洲五郎です。

秋、と言えば体育祭のシーズン。
最近は、受験生への配慮なんかもあって体育祭(も含めて学校行事)を1学期(或いは前期)の内に済ませてしまう学校も多いようですが、それでもやっぱりイメージとしては体育祭と言えば秋、秋と言えば体育祭なのです。特に、オッサン世代にとっては。

『臙脂でしたよ、母校のブルマー』

ブルマーと言えば何色ですか?
そんな質問をすると、濃紺といった答えが返ってくる事が多いのですが、大洲五郎的には臙脂で御座います。
だって、小学校も中学校も高校も、皆女子のブルマーは臙脂だったんだもん。
フェティッシュには、思い出補正が重要なのです。
ちなみに、サーカスフェティッシュの作品・初代「すくみず」で身体測定の際に女子がスク水姿で校内をうろつき回っているというシーンがありますが、あれは、私の母校で身体測定の際に女子がブルマー姿でうろついてたって出来事が元ネタなんですね。
理由は、測定場所での着替え・脱衣が禁止されていた(女子の着替えは時間が長いのである)ので、少しでも身を軽くしたい女子達は最初から体操着で各測定をまわっていたからだったりします。
そんな素敵状況にもかかわらず、若き大洲五郎は「マジマジと見ちゃだめだ!」なんて、青臭い事言って、ブルマーパラダイスを堪能できなかったのです。
マヂバカデスカ? 若き日の俺。
んでもって、そん時のブルマーは、勿論、臙脂。
そんな訳で、私的には、ブルマーと言えば臙脂なのです!

二次元でも良い、いつの日か、あのシチュエーションをゆっくりたっぷり堪能したい……。

あ、でも濃紺のブルマーも大好きですよ。


第五十回”大洲五郎”コラム
2008/09/05

大洲五郎です。
暑い日もありますが、秋の気配が漂ってきましたね。

『居酒屋で女の子が『水陸両用ってカワイイー!』ってはしゃいでる夢を見ました』

良いですね、水陸両用。
あの丸っこい雰囲気とか、人型から適度に外している感じとか、爪とか。
悪(敵)である事を一目で分からせるシルエットを持つ事って、キャラクターとしてとても大切だと思います。
それでいて、どこか愛嬌があって、その愛嬌と悪者っぽさが混在しているのが、一部の人々に愛され続けている秘訣なんでは無いかと、そう思います。

なんて話を、酒を酌み交わせながらじっくりと語り合える女性と出会いたい、
そんな願望が私にあると言う事でしょうかね。

なんて事を書いていると、赤い魔蟹のプラモが欲しくなってきてしまいました。
積みゲーも、積みプラも、積み仕事も、山盛りあるんですけれどね!


第四十九回”大洲五郎”コラム
2008/08/01

大洲五郎です。
本格的に暑くなってきましたね!

『人間サマが寂しい夏を過ごしてるのに、虫達はセックス』

会社の周りには『となりのtororo』が生息するという噂の雑木林が幾つかあり、その雑木林を抜けると広大な水田が広がっています。

そんな、自然に囲まれた会社の周りでは今、蝉の声が凄いです。
蝉は、雄が交尾する相手・雌を呼び込む為に鳴きます。
鳴いて、自分の存在を同じ種の雌にアピール合戦している訳ですね。
蝉の声、翻訳すると「セックスしよう!」
ちょっと羨ましいです。大きな声で堂々と「セックス」をアピールできるなんて。
私には、そんな度胸ありません。

他にも目を移せば、ヒラヒラと雄が雌を追い掛け回す蝶の姿。
そして、トンボは繋がりながら飛んでやがります。凄いです、飛びながらセックス!
植物とかに止まってゆっくりとセックスしていたかと思うと、その体勢のまま飛んで行ってしまいます。
場所変えの最中も繋がりっ放しって訳ですよコンチクショー!

虫達は皆、セックスに全力投球です。
虫達は虫達で大変な事でしょう。生まれてから死ぬまでに交尾できるのは、極限られた個体だけでしょうし。
ただ、セックスに対する直向な姿勢は羨ましいと思いますし、見習いたいものです。


第四十八回”大洲五郎”コラム
2008/07/11

大洲五郎です。

洞爺湖サミットでは環境問題が大きく取り上げらたようですが、人類には問題山積みな事を感じる今日この頃、皆様、いかがお過ごしですか?

『昔はね、秋刀魚より鰯の方が安かったのよ』

私が子供の頃、鰯(イワシ)といえば大衆魚の代表でして、晩御飯に鰯が出てくると「えー、鰯かよ!?」てなリアクションをとっていたものです。
そんな鰯も、この二十年程で漁獲高が激減し、今やピーク時の百分の一以下だとか。
ちりめんじゃこやアンチョビも、少々お高い食材になってしまいました。

実は、同様な話を祖母から聞いた事があります。
それは、鰊(ニシン)の話。
今から数十年前、鰊はものすごく漁穫高があり、とても安い魚だったそうです。
祖母が子供の頃、お腹が空いたと駄々をこねると「カズノコでもかじってな!」と親から言われたそうです。
カズノコは鰊の卵ですね。
そして、現代の我々にとってはお正月ぐらいしか口にする事の無い高級食材です。
ついでに言うと外国産です。日本近海では鰊は殆ど獲れなくなり、国内の鰊漁は廃業状態だそうです。

そんな鰊や鰯にとって代わって、現代の日本人の大衆魚になったのが秋刀魚です。
もう、本当に安いです。旬の頃には一尾50円とかで売ってます。
日本近海でものすごく数が増えているらしいです。
獲れすぎて売値が下がり漁業者が困ってしまう豊漁貧乏が起こるほど獲れるらしいです。
こういった海洋生物の生息量の変化には、海水温度の変化が大きく影響しているようです。
年間の平均海水温が一度上がったり下がったりするだけで、ある魚が大きく増えたり、別の魚が減ったりしてしまうようです。

果たして、これらは良い事でしょうか、悪い事でしょうか?
魚を食べる一消費者として個人的な好みを言うなら、
『秋刀魚>>>>>>身片鰊>>鰯>>>>>カズノコ』な私にとって、最近の傾向は嬉しい限りだったりします。

昨今の環境問題では「環境の変化には私達人類が少なからず影響を与えており、なるべく悪影響を与えないようにしていきましょう」というのがお題目として唱えられているようです。
実際、地球温暖化などは既に深刻な問題をもたらしてきていて、早急な対応が求められる事でしょう。
しかし、その一方で忘れてはならない事があります。
人類が何をしようとしまいと、地球自体は(地表も海も)昔から暖かくなったり寒くなったりしているものだという事です。
地球環境の変化を食い止める事が重要なのは勿論ですが、変化してゆくのもまた地球の自然な姿なのです。
現在の地球環境を留める事と同時に、変化してゆく環境と人類が如何に付き合っていくかという事を、もっと議論しても良いのでは無いかと、魚屋さんの前で値札と睨めっこしながら考える今日この頃でした。


第四十七回”まり”コラム
2008/06/27

最近、女装動画にはまっています。女装動画っていっても、ただコスプレした男性が出てくる動画ってわけじゃなく、ズバリ女装オナニー動画です。女装をした男性とおぼしき人物がカメラの前でナニを取り出し(取り出してる時点でおぼしきもなにも男性ですが)、オナニーを始め、射精するまでを収めた動画です。

正直、男性のオナニー動画を見たところでさほど面白いとは思いません。しかし、女装のオナニー動画は面白いと感じます。もちろんエロいと思いながら見ています。そういった動画がやりとりされているコミュニティでも、男性が性対象でない方まで女装オナニー動画を楽しんでいます。なぜなんだろうと考えました。

男性のオナニーシーンという時点で嫌悪感がある人も多いと思いますが、ここではその嫌悪感についてはあまり考えないことにしてください。

漫画やAV、イラストなども含めエロいと感じるということは、そのビジュアルに性的魅力を感じるということです。基本的にエロいと感じることが出来るものは被写体が性的なポーズや表情をしていたり、性行為を連想させる仕草、胸や性器のアピールなどが挙げられます。

目の前の画面に、可愛らしい女性が現れるとします。その外見が好みだった場合、大抵の男性は少なからず性的な興味を持ちます。そしてその女性がおもむろにいきり立ったナニを取り出し、悩ましげにしごき始めます。最近の女装子さんはレベルが高い人は本当に女性と区別がつかないほど可愛らしい方が多く、取り出すまではホントわかんない人がいます。女装オナニー動画でも露出は最低限、顔まで映しているモノはほとんどありません。意識しなければただペニスの生えている女性です。勃起している性器を見れば、彼女が性的に興奮していることは間違いありません。そしてオナニーを続けた果てに彼女はオーガズムを迎え、勢いよく射精をし、大きく息をしながら絶頂の余韻を味わいます。

男性の性的興奮およびオーガズムは、リアクションも含めビジュアル的に非常に分かり易いのです。ペニスを持たない女性でも、激しく隆起したペニスやおびただしく吐き出された精液を見れば、その興奮や快楽を感じることが出来ます。さらに男性ならば勃起したペニスをしごき射精をする気持ちよさはよくわかっているはずです。彼女(?)がどのくらい興奮し、どのくらい気持ちよかったかということを想像することは、想像に難くないことは違いありません。女装オナニー動画は『女性が気持ちよさそうにオナニーしている様を、本物の女性のオナニーよりも気持ちよさに共感を持ちながら楽しむことが出来る』ものなのです。

おそらく、ふたなりというジャンルもこれと似たような感覚なのだと思います。可愛い女の子にペニスがつくことで、より性的興奮・快楽に共感できる楽しみ方なのではないでしょうか。おそらく自分も女装オナニー動画を『男性が女性の格好をして〜』ではなく『ナニのついた可愛い女の子が〜』という視点で見ているのだと思います。

男性のオナニーシーンなんて、という人が大半だとは思いますが、ちょっとだけ視点を変えてみてください。世の中にはもっとたくさんの面白いことがあると思います。
それではまた。


第四十六回”まり”コラム
2008/06/20

6月のTOP絵にも描きましたが、世の中は衣替えで、街ではブラウス姿の女子学生が目立ち始めました。

最近……に限ったことではないのかも知れませんが、最近の子はブラが透けるのもあまり気にしないというか、街や駅の構内を歩いていて思わずドキリとすることが多いです。まあ、正直大好きなんですけどね。眼福です。

透けブラに限らずですが、世の中昔から『スカートの中覗くな』『嫌ならそんなの履くな』という論争が延々とあるように思うのですが、今回はこの点についてちょっと考えてみました。

『エロいのを履いてる方が悪い』と男性は言いますが、女性は『ただのオシャレ。エロい目で見る方がおかしい』と反論します。が、とりあえずミニスカートを考えた場合、オシャレ云々は置いといても、スカートから伸びる脚や見えそうで見えない下着、くびれの下で存在を主張するお尻のラインなどはどう考えても扇情的であり、女性の目から見ても性的な刺激があるのは明白です。

そもそも『オシャレ』ってなんだよということを考えたとき、文化的背景はともかくとしてオシャレの目的は乱暴ですがぶっちゃけて言うと『他の個体より優位性を得るため』であり、自分を可愛らしく魅力的に着飾りたいと思ってするのがオシャレの本質です。

男女に限らず、オシャレの根幹に異性に対するアピールということがある以上、オシャレなファッションが性的な面に向かうのはおかしい話ではありません。
もちろん、異性に振り向いてほしくてオシャレしているわけではないと言われるとは思いますが、無人島にたった一人になったとしても相応のオシャレを続ける人はいないハズです。

結局、そうなると誰かに見られることを前提にファッションを選んでいるということになり、そこでスカートの中を覗かれたりしても文句は言えないのではとなってしまいますが、それは大きな間違いです。

女性がミニスカートなど性的な刺激のある服を着るにしても、それは不特定多数の男性を扇情したり性的な欲求を満たすためではありません。
女性がスカートの中を覗かれたり、ファッションを性的な目で見られることを嫌がる理由は、たとえて言うなら自分の好きな人に美味しいねって言ってもらいたくて頑張って作った料理を、横から味なんてどうでもいいと言わんばかりの人間にただ空腹を満たすために料理を食べられてしまったようなものです。
ましてや全く知らない人間に食われてしまったのでは、腹が立つのも当然です。
オシャレをした女の子に『かわいいね』『綺麗だね』と言うならまだしも、脚や下着などを自分の性的欲求を満たすためだけに見られていい気分になるわけがないのです。

まあ、とはいえ駅の階段で過剰にスカートを押さえている子を見るとそれはそれでなんだかなぁって気にはなりますが。(押さえてるところを見てる時点でそっちに目をやってんじゃねーかというツッコミは無しで)


第四十五回”大洲五郎”コラム
2008/06/13

大洲五郎です。

『DVD付きで薄くて高いエロ本なんていらない』

最近のアダルト雑誌は、誌面が薄くてDVDが付いていて高いものばかりで、個人的にはすごくつまらないです。なんだか、DVD付じゃないと売れないようです。情報媒体としては、紙メディアがweb等のデジタルメディアに市場を奪われているようです。出版業界全体の問題であるようです。本当に厳しいらしいです。編集に従事する方々は、食べていくのが大変らしいです。

私がつまらないと思うのは、紙媒体の弱体化とDVD付属への移行に伴い、値段の割りにまったく『誌面(=編集者が作り上げたページ)』と言えるものが薄い雑誌が増えた事にあります。
DVDが付くこと自体に意義がある訳ではありません。こういった状況になる前と同じような誌面があった上でDVDが付いてくるのであれば、何も言いますまい。

私の場合、雑誌を購買する時「支払うお金はその雑誌を作り上げた人達への対価」という気持ちがあります。編集と言う行為に対する、消費者としての支払いです。その、お金を払いたくなる編集という行為が、近年のアダルト雑誌では絶滅寸前だと感じるわけです。
もちろん、現在の厳しい出版業界の状況下でも頑張って『本作り』をされている編集者の方々もいる訳で、そういった人の作ったページは感謝の気持ちと共に楽しませてもらわなくてはいけないと、そう思います。

例えばエロゲー雑誌の場合、私はまず白黒ページから読み始めます。白黒ページの記事にこそ編集者の魂が顕れ易いと、そう感じるからです。編集者やコラムの筆者が、業界や何かの作品について思いのたけをぶつけるも良し。本来の雑誌傾向とまったく関係の無い個人的趣味で盛り上がるも良し。エロゲー雑誌には、幸いにもまだ、そういった領域が残されています。

ところが、グラビアやアダルトDVDを扱う一般のアダルト雑誌はもう壊滅状態です。DVDが付くようになって、ページ数があからさまに削減されるようになりました。ページ削減でまず減っていったのが、上記のような白黒ページでした。

それでもまだ、私にとっても、なんとか許容範囲でした。カラーページにだって編集者の心意気は顕れます。モデルの方へのインタビューとかオフショットを集めた記事にも面白いものはありますし、グラビアページにも(特に撮り下ろしの場合は)各雑誌や編集者の傾向もあって、見る側としての好き嫌いが生まれたりもするもんです。

しかし、年々、カラーページの方もメーカーからの提供素材によるカタログページや広告ページが増え、その雑誌オリジナルといえるコンテンツが減っていってしまいました。その代わりに、DVDの中身は厚くなっていったようですが、このDVDが私にとってはいらないものである事が殆どなのです。

アダルト雑誌付属のDVDの中身はというと、大抵がエロDVDやイメージDVDのプレビューです。要するに、雑誌付属のDVDもその殆どにおいて、中身はカタログ&広告なんですね。

『DVD付きで薄くて高いエロ本』が、市場の多様性の一環として存在するのであれば、これを好むも好まないも、個人の嗜好でしかありません。しかし、DVD付きでないと売れない、という大きな流れに全てが流され、そうではない物が駆逐されてしまうのは〜市場の多様性が失われてしまうのは〜あまりにも残念な話です。

だってさ、人間、動画をオカズにしたい事もあれば、グラビア本をオカズにしたい時もあるじゃないですか? でもね、最近はそういった気分の時にグラビア本を買いに行ったって、まともなものが売ってないんですよ? 消費者にとって、あからさまに選択肢が減ってるんです。

と、長々と愚痴ってしまいましたが、時代は逆行できないの現実。最近になって、隔月ではありますが絡み写真を中心にしたムックが数誌刊行されているのを知ったので、継続的に購買していきたいと思う今日この頃です。
(部数が少ないのか、こういったムックを売ってる本屋を探すのがまた大変なのです!)

アダルト雑誌編集者の皆様頑張って下さい!
大洲五郎は、あなた方の作ったページで今日もオナニーをしております!


第四十四回”まり”コラム
2008/05/30

前回、オナニーについてのコラムを書いていたら、後ろからプログラマのbongomに見られ、笑われました。真面目なことを書いているつもりなのに。そんなわけでオナニーに関する話の続き『男性と女性のオナニーの違い』です。

そもそもオナニーは漢字では『自慰(自ら慰める』と書き、なんとなく寂しい気分になる字が当てられています。まるでセックスをする相手がいないシングルが自分の性的衝動を抑えきれずに仕方なく自己処理しているかのような言われようです。

オナニーにはそういう面がなくはないと思いますが、男性のオナニーに関して言えばそうではないのではと考えています。男性は基本的に視覚情報により性的興奮状態になります。そして、刺激により快楽を得て射精をします。この行為が何を指すか? 簡単な話です。男性……というよりオスが遺伝子を残すためには(またこの話か)、メスの膣内に陰茎を挿入し、射精をするという行程を経なければなりません。

つまり、日常的に行っているオナニーでの視覚情報によって瞬時に勃起することや、刺激によって射精を促すことも、すべては性交のための訓練なのです。男性のオナニーは来たるべき時のための練習なのです。実際にオナニーをあまりしたことがない、性的経験の乏しい男性がセックスの時にうまく起たなかったり、射精に至らなかったりするケースがあるという話は珍しくありません。オナニーは自分を慰めるためなどではなく、生物としての自分を高めるための崇高な行為なのです(笑)。

女性のオナニーを考えてみましょう。以前、ここのコラムで書いたと思いますが、女性はセックスでオーガズムを得ることが行為の目的ではありません。オーガズムはあくまで精神的な充足感が得られるだけで、行為中に得られなくともセックス自体には支障がありません。また、女性のオーガズムには膣以外のクリトリスなどの部位で得られる絶頂(俗に言うクリ逝き)と、膣内で得られる絶頂(いわゆる中逝き)の2種類があるようです。味わった経験のある女性からすればどちらも別物だということですが、やはりセックスにおける必須行程ではないということには変わりありません。

男性と違い、セックスの練習にもならない女性のオナニーは、では文字通りの『自慰行為』なのでしょうか。いやいや、そんな寂しいことを言っちゃいけません。オナニーは気持ちのよい行為です。セックスとは別物です。おおっぴらにすることではないとは思いますが恥じることでもないのです。せっかく触って気持ちのいい部分が身体に備わっているのだから、もっと楽しむべき行為です。オナニーの実態を教えてくれた数少ない女性の友人は、この話をすると、こう答えてくれました。

本能に則したセックスの練習などではない女性のオナニーは、むしろ『文化である』と。

文化であるオナニーについては、いろいろと語ることがありますが、今回はこの辺で。ボクらは、みなさんのオナニーライフを充実させ、なおかつ心を癒せるような作品を作っていけるよう頑張っていこうと思います。


第四十三回”大洲五郎”コラム
2008/05/23

大洲五郎です。

先日、D.C.toEFラジオにゲストコーナーに呼ばれまして、収録を行ってきました。
今回は、いつぞやと違ってパーソナリティの声優さんから『帰れ』コールをされる事も無く、無事に収録を終える事ができました。
と思いきや、収録後、尺がギリギリとか、何箇所かピー音が入るかもしれないとか言われました。
D.C.toEFラジオスタッフの皆様、お手数かけて申し訳ありません。
この場で謝罪させて頂きます。
これからはもっとトークに自主規制をかけていきます、なんて事はこれっぽちも思ってませんが、それでも宜しければ、また収録に呼んで下さいませ。

そんなこんなで、トーク内容は、C.D.C.D.2のPR(と、ちょこっと某タイトルの告知なんぞ)となっております。
C.D.C.D.2の秘密を、色々と勢いで喋ってしまったような気がします。

放送は、6月2日となりますので、是非とも聞いてくださいね!


第四十二回”まり”コラム
2008/05/16

今日は、オナニーの話をしようと思います。(イヤな出だしだな)

オナニーとは、自慰、マスターベーション、とも言い、辞書で調べると『自分の性器を刺激し満足(性的快楽)を得ること』とあります。

男性にオナニーをしたことがあるかと聞くと、大抵(人によっては恥ずかしがりつつも)あると答え、日常的に行為に及んでいるという話を聞きます。
女性に聞くと、というより男性に比べて『オナニーについて聞く』ということがかなりハードルが高いのですが……、実際に行為をしたことがあるかどうかという答えについても濁される、もしくは知らない素振りを取られます。同性が聞いたとしてもなかなか正確な回答を聞くことはできません。プレイスタイルについては以ての外です。

ただ、女性も男性ほどではないにしろ、オナニーをしているのは確実だと思っています。というより、性に興味がありよほどの抵抗感がない限りは、やらない訳がないと思っています。

男性も女性も、第二次性徴を迎えると性器が発達してきます。男性は陰茎が増大し性的興奮と勃起のつながりが顕著になります。女性は、初潮という生活スタイルが変わる変化が起き、乳房が膨らむなどあからさまに自分の身体が変わっていきます。男性も女性も変化した自分の身体に興味を持たない訳が無いでしょうし、女性に至ってはブラジャーの着用や月経の処置などで触らないで済ますということはまずないでしょう。

性器や乳房を触ると、発達の度合いにもよりますが、基本的に性的刺激を得ることができます。最初は違和感しかないかも知れませんが、慣れてくることによってそれは徐々に快感へと変わっていきます。

そして、成長と共に性に関する情報も増え、もちろんオナニーに関する情報も耳に入ってきます。性的快感を得られるようになった自分に、正しいオナニーのやり方(?)が加われば、それがオナニーに発展することは間違いないでしょう。オナニーをしたら気持ちがいいことがわかっているのに、やらないということはまずないと思っています。特に男性は性的興奮状態になると陰茎は勃起し、触ってくれと言わんばかりの状態になります。自ら触らずとも、外的刺激を受けやすい形になるため、自然と性的快感を感じてしまった経験がある男性はいると思います。

……また長くなってきたので、今回はこの辺りにし、次回は『男性と女性のオナニーの違い』について考えてみたいと思います。


第四十一回”大洲五郎”コラム
2008/05/02

はい、という訳で、ついに公表された『CDCD2』
大洲五郎は、ホームメイドパートのディレクションやらプロットやら演出やらなんやらで、CIRCUSタイトルのお仕事しているような状況です。

『CDCD2』は、夏をキーワードにしたサーカスオムニバスタイトルって事でございますが、ホームメイドパートは例によって地味で残尿感のあるような内容になっており、そこはかとなくJOKERらしくなったかなぁ、と思っています。って言うか、『恋夏』に入ってても、そんなに違和感無い仕上がりになったような気がします……。まぁ、夏の季節感はかなり強く出ていると思いますんで、一応、コンセプトから外れてないですよね、偉い方々!
そんな訳で! 
JOKERタイトルをお待ちの奇特な皆様、『CDCD2』のホームメイドパートをJOKEREタイトル1.3弾ぐらいのお気持ちでプレイして頂けると、これ幸いかなと思う今日この頃です。

もちろん、JOKERの新作の方も水面下で進行中ですよ。


第四十回”大洲五郎”コラム
2008/04/18

『未だにデジタルじゃなくて銀塩です』

写真の話。
私の使っているカメラは、未だにデジタルでは無く銀塩です。
ここで言う銀塩というのは、フィルムを使用する昔ながらのカメラの事。
昔はわざわざそんな言い方はしなかったのですが、デジタルカメラとの区別として、近年広まってきた言い回しです。
語源は、フィルムに使用される感光剤にハロゲン化銀等の、銀の化合物=銀塩が使用されている事にあります。

デジカメが主流のこの時代、何故、銀塩を使い続けているのか?

「そりゃあ、あなた、買い換える金が無いからでやんすよ!」
いや、本当の話。
デジカメの性能の向上は目覚しいものがあってですね、
「デジタルよりフィルムの方が良い」
なんて話は、世間的にはカメラマニアのオヤヂの戯言にしかならなくなって来ている訳です、はい。
同じような価格帯での画素数は年々増加し、処理速度もあがる一方。
サイズも小さく、軽く、記憶メディアもどんどん安くなっていってます。
とは言え、長年、フィルムを使ってきた人間が納得して乗り換えられるような機種になると、それなり相当のお値段がする訳でして、つまり……乗り換えられない。

と、お金の話は理由の一翼ではありますが、本当のところ最大の理由は、長年使っているカメラを新規の物に乗り換えると感覚が掴めないから、だったりします。

例えば、今使っているカメラには適度な重さがあって、シャッターを押す指の動作をしっかり慣性の法則でもって受け止めてくれます。
おかげで、1/8秒ぐらいまでのシャッタースピードなら、なんとか手ブレを起こさないで撮影できます。
これが、今よりも軽くなったり重くなったりすると手ブレを起こさないかどうか、自信がありません。再訓練が必要となる訳です。
また、写真の色味に関しても、
「ある銘柄のフィルムで、カメラの自動露出に対して1/3ステップ(EV)程露出を上げて、あそこの店に現像に出せば、非常に良く色が出てくれる」
というようなパターンが自分の中で出来上がってしまっているので、機種が変わってしまうと、またそういったパターンを試行錯誤しながら見つけ出していかなくてはならなくなります。ここでも再訓練が必要となる訳ですね。

この辺の、自らの再訓練が面倒くさい訳ですよ!

そんな訳で、人間、年をとると新しいものへの乗り換えが億劫になるというようなお話でした?!

追記。
PCのOSなんですが、これまで頑なに2Kを使い続けてきた私。
しかし、最近、会社のPCが新調され、XPとなってしまいました。
2Kが恋しいです……。


第三十九回”大洲五郎”コラム
2008/04/04

大洲五郎です。
桜の季節ですね。
そして、入学式のシーズンでもあります。

さて、我が家の近所に数年前に廃校となった小学校があります。
この小学校の桜も、満開となっています。
近くには大型の団地もあり、在りし日には相当数の生徒がいたことでしょう。
この桜の木は、数え切れぬ程の子供たちの入学を彩ってきたことでしょう。
私もそうですが、入学式の日には満開の桜をバックに記念写真を撮ったものです。

しかし、今はもうこの桜の木の下に集う子供たちはいません。

「年年歳歳花相似
 歳歳年年人不同」

中国は唐代の詩人・劉廷芝(りゅうていし)の詩の一節。
「年年歳歳花あい似たり
 歳歳年年人同じからず」
と読みます。

この詩で詠われているのは桃の花なのですが、日本で「花」と言えば桜。
日本人である私は、毎年、桜の季節になるとこの詩が頭に思い浮かびます。
何十年、或いは何百年もの間、毎年同じように花を咲かせる木と、移り行く何月と共に木の下に集う人々の顔ぶれが変わってゆく事を対比させ、人生の儚さを伝えている素晴らしい詩であると、そう思います。

先ほどの小学校の桜も、数え切れぬ程の子供たちの入学を見つめ、また多くの子供たちが、この桜の木の下に集った事でしょう。
卒業生たちは、満開となったこの桜の木の下で新入生が集っているのを見るとき、そこに過去の自分の姿も思い浮かべ、劉廷芝と同じように時間の流れというものを感じた事でしょう。
桜の木の下に集う人々は、年月と共に変わり行くのです。

しかし、廃校となった小学校の桜の下にはもう、子供たちが集うことはありません。
儚いものです。
人が変わり行くどころか、いなくなってしまったのです。
そして、この桜の木も、いつまでその場所にある続けるかはわかりません。
学校が取り壊される時、この木は残されるのか、移植されるのか、それとも切り倒されてしまうのか……。
人と比べて長い年月を生きる桜の木もまた、永遠では無いのです。


第三十八回”まり”コラム
2008/03/21
前回に引き続き、今度は女性が浮気をする理由を考えてみようかと思います。

女性の場合は、男性と違って、男性の遺伝子さえ受け取れば、自分で生産し育てることが出来ます。男性のように数を撃たなくても、自分の遺伝子を効率よく残すことが出来ます。
したがって、男のように浮気をする必要はないはずです……が、しちゃいますよね? これってどうしてなんでしょうか。

メスは、自分で遺伝子を残せるとはいっても、オスから遺伝子を受け取らなければ話になりません。メスは、数を撃たない代わりに、より優秀な遺伝子を求めます。女性の方が男性に比べて一途だという話をよく聞きますが、ある男性を恋人=パートナーと認めたということは、その人の遺伝子が優秀であると認めたことになると思います。だからこそ、他の遺伝子には目もくれず、自分にとっての優秀な男性のみに愛情を注ぐのだと思います。
それではやはり浮気をしないのでは? と思えるのですが……、しちゃう人いますよね?
我々は人間ですので、本能を基準にした理由以外にもいろいろなパターンがあるとは思いますが『一般的な浮気の理由』を大別すると以下の3つに分類されるのではと考えます。

一つめは『気を惹きたい』というもの。もし、パートナーが自分の相手をしてくれないとしたら『浮気しちゃうぞ?』といった状況を匂わし、自分へ愛情を注ぐように促します。これは男性へのアピールが出来ればそれでいいのですから、実際にキスやセックスに至らない場合もあると思います。

二つめは『寂しいから』。目的のオスから遺伝子が受け取れないなら、他のオスからもらうしかないというものです。実際に遺伝子だのなんだのという話は置いといて、セックスという行為は、それ自体が求めるべき愛情であり、愛情の代替行為でもあります。セックスすることで愛情を受けることと同じ充足感が得られるなら、パートナー以外の異性にそれを求めることは仕方ないのではと思います。情熱的な男性にこの隙に付け入られるといわゆる『寝取られ』に発展してしまうのです。

最後、三つめは『見切りを付けた』です。これはもはや浮気とかそういう次元じゃないですね。現在のパートナーに魅力を感じなくなったから他の異性に鞍替えしたというものです。単に別れてないだけで、いずれは関係が破綻するケースだと思います。

そう考えると、女性が浮気をする理由の大半は男性側に原因があるケースが多いのではと思ってしまいます。もちろんだからといって常に男性が悪いというわけではないということは言うまでもありません。女性側の要求が高すぎて、それに応えられないからという理由で男性を責めるのはあまりにも理不尽な話です。

女性の方は、男性が自分の欲求を満たしていないからといって安易に他の異性に走るのではなく、まずはパートナーをもう一度理解することから始めるとよいのではないかと思います。

なんだか18禁ゲームのサイトで語るようなことじゃないような気がしてきましたが、なるほどなーなんて気持ちで楽しんでいただければ幸いです。

第三十七回”大洲五郎”コラム
2008/03/14
大洲五郎です。

『エロDVDを買いに行く暇がありません』

私自身を含め、よくある話です。
アニメ業界に入ったら、アニメを見なくなったとか。
音楽業界に入ったら、ライブに行かなくなったとか。
ゲーム業界に入ったら、ゲームを買わなくなったとか。
仕事が忙しくてプライベートで趣味の時間を持てなくなってしまったとか、
趣味が仕事になってしまったので、余暇は別の事をして気分転換するとか、
大体、そんな理由である事が多いようです。
私も、エロゲー制作に携わるようになってから、年々エロDVDやエロ漫画やエロゲーを買う量が減ってきています。
勿論、それに伴って、それらを観賞する量も減ってきているのです。

しかーし! それではいかんのです!

エロゲーを作るにあたって、とても大切な力があります。
それは「童貞力」
童貞力。それは、世の中なのありとあらゆる物事にエロい妄想の翼を広げる力。
乳首の話題だけで、友達と一時間も二時間も会話が続いてしまう力。
漫画のヒロインに乳首やメコスジを落書きしてまわる力。
アイドルグラビアにバイブの写真を切り抜きしたものを貼ったら予想以上にエロくて、それ以降、バイブの写真が載ってるエロ広告を漏らさずチェックするようになってしまう力。
我々は、こんな童貞力をエネルギーにエロゲーを作っているのです。
しかし、童貞力は無限ではありません。エロゲーを作る過程で消費されていきます。
エロい妄想を作品に吐き出す事で、童貞力が体内から失われていくのです。
失った童貞力は、再びチャージしないと、良いものは作れません。
そのチャージ方法とはズバリ、エロDVDやエロ漫画を見たり、エロゲーを遊んだりする事です。
これらのエロメディアには何れも、制作者が込めた童貞力が詰まっているのです。
私は、一人の消費者として、童貞力を受け止める時間を失っていたのです。

危機感を覚えた私は、この数ヶ月間、エロメディアを意識的に買うように努力しました。
(椎名○くの海外版DVDを一気に買ったのは、ここだけの話です)

しかし、今度は、買った物が楽しまれずに積まれていく状態に。
結局、欲しいものは時間ですか?
とはいえ、こままではエロゲー制作者としての生命に関わるので、なんとか、積まれたエロDVD、エロ漫画、エロゲーを崩していこうと思います!

第三十六回”まり”コラム
2008/03/07
男は浮気をします。

女も浮気をします。

浮気ってなんでするんでしょうかね。

とりあえず、浮気とは……明鏡国語辞典には『他の異性に心を移しやすいこと。特に、配偶者があるのに(軽い気持ちで)他の異性と情を通じること』とあります。どこからが浮気かは、また別の機会にするとして、早い話恋人がいるのに他の異性に手を出すという状態のことを言うようです。

男性の場合、浮気をする理由は結構ハッキリしてて『種をばらまきたいから』につきると思います。文化だのなんだのってのはおいといて、結局は生き物のオスな訳ですね。
オスが自分の遺伝子を残そうとすると、どうしてもメスに受け入れてもらわなければなりません。もちろん、だからといって残せるかどうかもわからないし、自分ではどうしようもない訳で。そうなると、とにかくたくさんのメスに自分の遺伝子を渡すしかないのです。
だから、男性は特定の相手がいても、常に他の女性が気になったり、手を出してしまったりするのです。

浮気をしない男性もたくさんいますが、それはあくまでヒトとヒトの付き合いとして、パートナーを悲しませたくない、自分にされて嫌なことは相手にもしないという理性的な感情が働いているからだと思います。ただそういう人でも、やはりオスな訳で『できることならば複数の女性とセックスをしたい』という願望があることは否定できないのでは、と思っています。

浮気の構造自体は、なんだかんだで生物としての本能に準拠してるように思います。もちろんこの限りではありませんが、基本的な動機は『他の女性とセックスがしたい』ということは違いないでしょう。男って単純だなぁってしみじみ思います。

『男性は浮気をする生き物』というのは間違いないと思います。けど、それが浮気をしていい理由には決してならないので気をつけなければいけません。

次回は、女性の浮気について語ろうと思います。アッチは男性ほど簡単じゃないです。ややこしいです。ややこしいっていっても結局は似たようなものなんですが。

第三十五回”大洲五郎”コラム
2008/02/22
大洲五郎です。

胃の具合が悪くなって一週間ぐらい軽いものしか食べてなかったのが、本来の調子を取り戻してきたら具合が悪かった頃の反動でやたらと「濃く」て「重い」ものが食べたい、そんな今日この頃、皆様いかがお過ごしですか?

『カツ丼のカツは、衣が厚い方が美味いです』

スーパーの惣菜コーナーなんかで揚げ物を買うと、衣ばっかりでガッカリ。
そんな経験はありますか?
海老天の中身が極小の海老だったとか。
トンカツの中身が薄切り肉だったとか。
そんなガッカリ感のおかげで、揚げ物の衣は厚いよりも薄い方が良いようなイメージがあるかと思います。薄い方がヘルシーな雰囲気もありますしね。

でも、でもでもでも!
カツ丼のカツについては、衣が厚目な方が絶対美味いと思うのですよ。
カツ丼といえば、ザックリとしたカツの中から、染み込んだツユがジュワーと広がってくる、あの食感がタマランです。
で、その食感を生み出すために必要なのが衣の厚さだと思うんですよね。
経験上、トンカツ屋のカツ丼はイマイチな事が多いのですよ。上品なんですよね、トンカツ屋の場合。
トンカツ屋のプライドでしょうか、良質な肉をつかったトンカツの味をなるべく損なわないように、アッサリ目の味付けがされてたりして。
親子丼じゃないんだからこんなアッサリした味付けでどうすんだ、って思っちゃたりする訳です。
そして、衣が薄い事が多いのです。あれはいけません。カツ丼のカツの衣が薄いと、ツユを十分に吸えないし、ツユを吸った衣がベッタリブヨブヨになってしまうんですね。
そんな訳で、スーパーのインチキトンカツのように衣が分厚い方が、トンカツにはハマると、そんな風に思ってたりします。
分厚い衣に、濃い目のツユがたっぷりと染み込みつつ、揚げ物のザックリ感が残っている。そこが、大洲五郎的カツ丼最重要ポイントだったりします。

あとついでに、油っこいもの大好きな人には、厚切りのバラ肉をカツ丼に使用する事をオススメします。相当、パンチがありますよ。

第三十四回”まり”コラム
2008/02/08
男性は女性の涙に弱いです。

女性に限らず、そもそも涙を流されると弱いです。
なぜなら、男性にとって涙は流してはいけないものだから。
泣いていいのはどうしても我慢が出来ないときだけ。
代え難い喜びを得たとき。死よりも苦しい悲しみを得たとき。
友の行動に心を打たれたとき。
男性は、涙とはそういうものだと知っているから、涙を流されると弱いのです。

男性は、女性の涙を見て思います。
「そんなに嬉しかったのか……。ああ俺って愛されてるんだな」
「そんなに辛かったのか……。よしよし、悪かったな」
「そんなに悲しかったのか……。俺がなんとかしてやるよ」

しかし、男性は時々女性にこんなことを言ってしまいます。
「泣けば済むと思ってんじゃねーよ!」

男性は、涙を流されると弱いことを自分でも知っているから、『泣くほどでもないと思ってること』で泣かれると、逆に女性の涙の裏側を疑ってしまうのです。
また、どれだけ些細なことでも泣かせてしまった以上、ウソでもそのくらいのダメージを与えてしまったのかもしれないと自己嫌悪に陥ってしまいます。だから、つい「泣けば済むと?」なんて暴言を吐いてしまうのです。

しかし、女性は『泣けば済む』と思ってる訳ではないのです。
男性にとって涙はそれこそ滅多に出ないもの、流してはいけないものですが、女性にとっては感情の区別の中に泣を加えて『喜・怒・哀・楽・泣』としてもいいくらいポピュラーな感情の一つなのです。
泣き終わった後の女性が異様なまでにケロリとしているところを見たことのある男性もいると思いますが、何もあなたを騙すために泣いていた訳ではないのです。
あくまで感情の一つだからこそ、立ち直りも速いのです。

しかし、女性はズルいのです。『男性が涙に弱い』ことも知っているのだから……。
これが何を意味するかは、わかりますよね?そして、女性同士では、嘘泣きだろうとそうでなかろうと『涙』は効果を発揮しません。
女性にとっての涙がどういうものかをよく知っているのだから……。

第三十三回”大洲五郎”コラム
2008/01/25
大洲五郎です。

『ブルマーの内ポケットって何のためにあるの?』

健全なるフェチ人たる皆様、ブルマーの内側にポケットがついているものがある事についてはご存知かと思いますが、あれって何の為にあるのでしょうかね?

有力な説のひとつとして、生理用品(ナプキン)を入れておく為なんて話もあるのですが、この説は個人的にはしっくりこないものです。
ブルマーは主に、体育授業で使われる事を想定した商品なわけですが、体育授業中にナプキンの交換をしなければならないような状況の子が、果たして体育授業に参加するものでしょうか。
また、ブルマーというのは割合にタイトな衣類な訳ですが、その内側にナプキンを入れると外見上それなりにもっこりとしてしまい、中に入れている事がバレてしまいます。微妙なお年頃の女子が、それを許すでしょうか。
さらに言うと、近頃はこの内ポケットも形骸化しつつあるようで、サイズが小さい物も多いようです。ちょっと生理用品を入れるには無理があるんじゃないの、というサイズです。
それでも尚、内ポケットが存在し続けるという事は、内ポケットには生理用品入れとは別の、本来の目的があるに違いないのです。
さて、その小さなうちポケットのサイズですが、分り易く言うと、コンドーム1個入れておくのにジャストサイズ。そう、学校に変質者が現れた時の為に、いかなる時も避妊具は携帯しておきましょうと言うブルマー職人の気遣いが込められた、そんなサイズ。
実の所、初めてブルマーの内ポケットを見たとき、私の直感はそこにコンドームを見たのです。

といった訳でJOKER的結論。
「ブルマーの内ポケットはコンドーム入れ」

……そんな訳はありません!

まぁこういった謎の類は、最初から答えなんて無いというのが、結論だったりするんでしょうね。
それを自覚しつつ下らない妄想を楽しむのも乙なものです。


第三十二回”まり”コラム
2008/01/11
はい、前回からの続きです。冬期休暇もすっかり終わり、今年また一年仕事を頑張ろうと思いますので、JOKERともどもよろしくお願いします。さて、まずは男女のセックスの目的から……。

男性のセックスの目的は(コミュニケーションはこの際おいといて)『射精』です。自分の遺伝子を女性に渡すためです。射精には性的絶頂感=オーガズムが伴い、男性はそれを得たくてセックスをします。オーガズムを得るための行為がオスとしてのセックスの目的である射精を促すのです。

かわって女性のセックスの目的は『精子を受け取る』です。正確に言えば『男性を引きつけ、ペニスを受け入れ射精を促す』こととなります。女性にもセックスには快楽が伴いオーガズムも存在しますが、男性と違って『快楽そのもの』が目的ではないのです。女性がセックスに求めるのは、オーガズムではなくセックスという行為そのものです。

だからこそ、女性はセックス自体を成立させる『愛情』の方を重視し、それを得ることがセックスの充足感につながり『イケるに越したことはないけど、別にイケなくてもセックスは満足できる』と言うのです。

そんなことを考えてふと思ったことが『やおい本』と呼ばれる女性向け性メディアについてです。これらは主に男性同士の恋愛やセックスを描いているものですが、ここで考えたことはそこについてではなく『やおい本』が『内容がヤマ無しオチ無しイミ無しの三拍子であることから揶揄してつけられた俗称』ということです。なぜ、女性が求める女性が創作した性メディアが揃いも揃って『やおい』になってしまうのか(あくまで極論の話デス)。これは女性に物語の創作能力が欠けているからではなく、先ほどの『セックスに対する価値観』によるものだと考えたのです。

先ほども書きましたが、女性は男性と違って、オーガズムではなく行為全体を目的としています。これはセックスだけに限らず物語にも『行程そのもの・行程の部分ごとのシチュエーション』を求めるのです。そうなってくると、やおい本を無し無し尽くしと考えるのはあくまで男性心理から来るものであって、女性からするとやおい本はむしろ『内容すべてが、ヤマ! オチ! イミ!』のアリアリ尽くしなのではないかと思ったのです。

そんなことを考えているからって、じゃあエロいテキストが書けるようになるのかよ、と言われるかもしれませんが、なんだかんだでエロいテキストを書くための研究っていうよりも、単にこういうことを考えるのが好きってだけなんだと思います。むしろ、好きだからこそこういう商売をやっているのかもしれません。

第三十一回”まり”コラム
2008/01/01
あけましておめでとうございます。正月に食べるお餅ってなんであんなに美味しいんですかね。とりあえず、今年もよろしくお願いします。
恋夏以降特に情報のなかったJOKERですが、今年はいろいろと発表できると思います。

さて最近、大洲氏ばかりコラムを書いているので、たまには自分もということで久し振りに筆を執りました。
こういう商売をしているせいか、日頃からセックスについて考えることが多いように思います。
あ、別に『あーセックスしてー』とかそういう中学生男子みたいなことを考えている訳じゃなくてね。セックスってなんなんだろう、どういうことなんだろうとか、そのものズバリについて考えてしまうのです。

セックスを題材にした物語を書いている自分にとって一番気になることが、『男性にとってのセックス』と『女性にとってのセックス』の差です。
自分に限らずすべてのライターがそうだと思いますが、本人が男性か女性かのどちらかの性でしかないため、真の意味でのセックス心理は本人の性のものしかわかりません。
もちろん、こちとらそれを想像する商売なので、様々な本や映画などを見たり、異性に話を聞いたりして出来る限り男性も女性もどちらも感情移入が出来るセックスを描写するように心がけているつもりです。ただセックス産業においては大多数が男性のための『射精用メディア』であるわけで、そこには女性側のリアリティよりも、男性が喜ぶファンタジーを出来る限り盛り込む必要があるとも考えています。
 分はたとえそうであっても、お互いの性のセックスに対する心理は知っておくべきだと考えているので、ついつい日頃からセックスについて考えることが多くなった訳です。

……なんだか長くなりそうなので、続きは次回! 実際の男女のセックスの価値観の違いについて語ります。

第三十回”大洲五郎”コラム
2007/12/28
大洲五郎です。今年もあと僅か、と言う事で2007年を振り返りつつ、2008年の抱負など。

○2007年を振り返って
なんと言いますか、夏まではバタバタとしていました。
新ブランドJOKERの発足が急に決まり、ブランド立ち上げに伴う業務と新作(恋夏)の開発業務とが、もろにぶつかってテンヤワンヤでした。
とは言え、無事にブランドが立ち上がり、恋夏も発売され、結果としては良い一年になったと思います。
支持して頂いたユーザーの皆様に感謝!
秋以降は、新企画の準備やらなんやらでノンビリと過ごしつつ、徐々に追い詰められていっております。

○2008年の話
まず、大洲五郎的には、CIRCUSのバラエティなアレに参加しております。
今回は夏がテーマ!
とりあえず、夏まではそちらの企画メインで動く事になりそうです。
JOKER新作の方ですが、絵周りではキャラクターや美術関係のデザイン案が出揃い、文芸方面ではプロットのリテイクを進めているような状況です。まだまだ「企画段階」から抜け出せてないですね、はい。
こちらの企画は、気合が入っているという意味で、かなり難産な雰囲気になってますが、ふんじばって良い作品をひり出したいと思います。夏までにはタイトル告知したいなぁ……。

と言うわけで、2008年もよろしくお願いします。

第二十九回”大洲五郎”コラム
2007/12/14
大洲五郎です。
さてさて、早いもので今年もあと僅かとなってきた今日この頃、皆様いかがお過ごしですか? 
今回は、季節柄、時事ネタでいきたいと思います。っつーか、クリスマスですよ、旦那!

:だから、クリスマスはセックスしろっての!
バブルの頃からでしょうかね、クリスマス=セックスな空気が漂い始めたのは。
どこかの誰かが「恋人達のクリスマス」なんて殺し文句で囃し立てたのでしょうけれど、そのお囃子に乗って踊ったのは、他ならぬ我々自身。潜在的需要があったと言う事でしょう。そして、バブルが弾けて久しい現在も尚、毎年踊りつづけている訳です。
今や日本のクリスマスは事実上のセックス祭でもあるのです(断言)!
「本来クリスマスはそんなものじゃないんだから、クリスマスのセックスムードは自重しろ」なんて主張される方々もいらっしゃいますが、そんな必要はありません。外来したモノを、自らのニーズに合わせてアレンジして呑み込んでいくのは、日本人の国民性なのです。
セックス祭と化したクリスマスは、エロいくせにセックス回数が少ない日本人を憂いて神様がくれた贈り物と思えば良いのです。

:だから、クリスマスは自慰しろっての!
セックスの相手が居なくたって問題無し!
我々には自慰があります! <CDCD買ってね♪
「寂しい」とか「クリスマス中止」とか言って無いで、クリスマス自慰を啓蒙しましょう!
楽しいですよ、クリスマス自慰。ケーキ食って酒飲んでほろ酔い気分で、大量に買っておいたオカズの山を崩していくのは、至福の時であります。
クリスマスなんて言い訳でも無ければ、普段はエロゲーやAVを何本も買い込むなんて難しいですからね。
ちなみに「クリスマスオカズウェア一気買い」も、すんげー楽しいです。
クリスマスシーズンは街に出てじゃんじゃかエロ買物しましょう。もう、思いっきり一人でクリスマス気分味わえます。そして、自慰三昧な一日を過ごすのです。
自慰も立派なセックスです。想像力をかき立てる事で、脳を活性化させるのです。「脳を鍛える大人の○○トレーニング」に負けてません。自慰こそは、正に「脳を鍛える大人のトレーニング」なのです。
その時、脳の一部は確かにセックスしているのです。そして、自慰は来るべき時の為に予行演習なのです。女も男も、ドンドン自慰してマ○コとチ○コを鍛えるのですっ!

:日本人の手に掛かれば……
それにしても、日本人のしたたかさよ!
クリスマスはキリスト教のお祭りです。キリスト教は、セックスを禁忌する宗教とされています。女性(性別としての女性だけでは無く内面的属性としての女性も含める)を矮小化し、セックスを秘匿する。その教義と「主」の存在を両立させる為に「処女懐胎」なんて概念を打ち出す宗教だったりする訳でございます。
そんなキリスト教のお祭りを、セックス祭にしてしまったのだから、日本人はエロい! 脳内エロレベルの高さでは、世界に誇れる国民性でしょう!

・大切なのは体調管理!
しかし、セックスも自慰も健康であってこそ楽しい行為。皆さん、この時期、風邪をひいたりしないよう万全の注意を払いましょうね。健康第一です。

第二十八回”大洲五郎”コラム
2007/11/30
大洲五郎です。

『オムライスは卵で包む派』

いつもエロ話ばかりなのも何なので、食い物の話なんぞ。
私、洋食屋さんのオムライスについては原理主義的といいますか、昔ながらの卵で包んだヤツが好きなんですね。ライスの上にトロトロのスクランブルエッグが乗っかってるヤツとか、ライスの上にオムレツ乗せて割るやつとかじゃなくて。見た目的に半月型のバカデッカイオムレツで、スプーンで割ると中にライスがみっちり入ってるヤツです。

オムライスを外食する時は、卵で包んだ方を出すお店をチョイスしたい次第でございます。ライスの上に卵乗っけるタイプはね、自分でも作れるじゃん、って感じなんですよ。トロトロ感がいかにも食欲を誘いますが、アレってライスを卵で包むのが難しかったり面倒だったりで発生した作り方では無いかと邪推するわけです。実際、自分で作ってみると、とても簡単なんですね。

一方、卵で包む方はというと、非常に難度が高いです。一人前のケチャップライスに相当する質量と体積とを持った塊を卵で包むってのは、少々練習したところで出来るもんじゃありません。しかもね、良いオムライスはね、卵とライスとの境界部分が半熟なんスよ。
卵の外はしっかり焼けて香ばしいのに、中では半熟の卵がライスに絡まってるんです。何事かってなものです。食べる人がライスに卵を絡めるまでもなく、スプーンで卵を割れば、そこにはシットリと卵が絡んだケチャップライスがいらっしゃる訳で御座います。その感動的瞬間に立ち会ってこそ、オムライスという幸福は存在するのです。まぁ、口に入っちゃえば一緒ですけど……。

これ、自分で作るとなると、本当に難しい。卵が良く焼けてしっかりした状態では無く、半熟で脆い状態で包んでいる訳ですから、私なんぞが作ろうとしても見事に卵が破けるんですなぁ。この「俺には作れない感」が、洋食屋さんでオムライスを頂く時の重要な精神的スパイスなんですね。
「はぁー」とシェフの技に感心をしつつ食すと、幸福感が増すんですね。

そんな訳で私の脳内では、すくみず2で香恵の親父さんが作ってくれるオムライスは卵で包んでるオムライスって事になってたりします。

第二十七回”大洲五郎”コラム
2007/11/16
大洲五郎です。

HPのTOPで「大洲五郎のひとりごと」なんてものを地味にやっている訳ですが、時々「もうちょっと突っ込んだ話を」と訊かれる事があったりなかったり。
あんな戯れ言に興味を持って下さるなんて奇特な有り難い人もいるものですね。
そんな訳で、今回からは「大洲五郎のひとりごと番外編」など。

『透けブラの季節ですね』

私が高校生だった時の話。学校で球技大会が行われました。
競技ですが、男子は第一グラウンドで野球が、女子は第二グラウンドでバレーボールが行われました。大会はトーナメント制で学年優勝を狙うものでした。
我がクラスの男子は早々に敗退し暇になったのに対し、女子は勝ち進んでました。
そこで、我ら不甲斐ない男子達は女子の応援に行ったのでした。

ところで、この日は朝から天候がすぐれず、雨がちらほらとしていました。

男子が女子の応援に行く頃には雨足も強くなっていたのですが、試合を続行したいという学生の要望を受けた自治会(※)の決定により、競技は続行されていました。
 (※我が母校は、学生の代表からなる自治会が行事運営に関して強い権限を持っていました)

悪天の中、懸命に戦う女子と、それを応援する男子。青春の美しい一コマである事に間違いはありません。でもね……。

女子全員透けブラな訳でございますよ。

そりゃもう、一所懸命に声出して応援しましたよ。己の煩悩を振り払うかのように。凝視しちゃいけないってなもので。こちらも雨でズブ濡れになりながらね。

そして試合後には気の利く女子が濡れた髪を拭くタオルを貸してくれたりした訳ですが、当時の私の頭には「透けブラ萌えー」などというイデアは無い訳で、目の前の透けブラを前にして素っ気無い態度しかとれなかったのです。

いやー、今思うとホントに勿体無いというか、愚か者ですねぇ。

さてさて話は変わりますが、時は過ぎて、数年前の夏の事。
にわか雨の降った直後の池袋駅構内で、前方にびしょ濡れになった高校生カップルが歩いていました。
女の子の方は見事なまでの透けブラ。しかも黒ですよ黒。白い制服のブラウスに透ける黒いブラって、どんだけエロい事か。
でもね、それを見て「チャンスだぞ、ガンバレ女の子!」と思った瞬間、年取ったなーと実感してしまいました。
男なら、まずは「チクショー!」って、女の子の横に並んでいるのが自分じゃない事を怨まないとイケマセン!
皆さん、カップルを見て「ちくしょー」と悔しがらず、「ガンバレ!」と応援したくなる気持になったら、若くない証拠ですよ!

第二十六回”大洲五郎”コラム
2007/11/02
大洲五郎です。

これは、一種の職業病なのでしょうが、休日などにお出かけすると風景とか建物とかを、ついつい気にしてしまうんですよね。
ゲームの背景に使えないかなー、なんて。
ちなみに、ビルの吹き抜けロビーや、長いエスカレーター等は、ジャッキーポイントと脳内で命名してます。あ、ジャッキーポイントというのは『ジャッ○ー・チェンの映画ならここでアクションする!』という場所の事ですよ。

そんな訳で(どんな訳で?)、今回はロケハンについて。

◎その効用
・シナリオライティングが楽になる。
・作画が楽になる。

まったくのゼロからモノを作れる人間はまずいません。
(極稀にいますが、そういう方は変態レベルの天才です)
通常、人間がその頭脳と筆を持って何かを創造するというのは、脳内のソースから何かを再構築する行為だと言って良いでしょう。
やはり、素材が無いと何かを作るのは難しいもんです。
これは、画力や筆力とはまったくの別問題。実際、良い仕事をする人は押し並べて、物事を良く観察しています。で、その材料の仕入れとして、ロケハンというのは非情に効率的な行為だったりします。
シナリオライターにとっては、土地の雰囲気や土壌といったものを掴む機会になりますし、作画的にも写真を撮ったりスケッチをする事で、頭の中だけで想像するより遥かに早く正確に物語の舞台を絵にする事が出来るのです。

またロケハンは、現場にとっての効率化だけでなく、開発費の圧縮にもなります。
恋夏制作においても、「海から最も遠い○○○○地」こと某M市に、私とまり氏とでロケハンに行きましたが、ロケハンに掛かった費用を、そこで撮った写真から起こし背景数点の原図コストと考えた場合、格安なものとなっています。

そんな訳で、ロケハンという行為そのものには、百利あって一害無しと言えるでしょう。今後ともロケハンさせて下さいね、偉い人。

第二十五回”大洲五郎”コラム
2007/10/19
お久しぶりです、大洲五郎です。
早いもので、恋夏発売から一ヵ月半も経とうとしております。
めっきり涼しくなった今日この頃、皆様、エロゲーやって過ごしてますか?

さて、今後のJOKERについてですが、黙々と新作に取り掛かっているような状況です。
タイトルの発表はまだまだ先になりそうですが、それまでは、地味にコラムの更新なんかしていきたいなぁと思います。

と言うわけで、今回は恋夏のヴォーカル曲についてなんぞ。

恋夏のヴォーカル曲は、どれも非常に気に入っておりまして、職場でリピート状態だったりします。
何が良いかって言うと、映画のサウンドトラックのように、聴いていると本編の記憶が蘇るところにあります。
かつて、DVDプレイヤーもビデオデッキも家庭には無かった時代、映画のサウンドトラックというのは、映画を観た人にとって貴重なリプレイ装置でした。
気に入った映画だからと言って何度も観る事が出来なかった時代、人々はサウンドトラックによって映画を何度も観た気分に浸っていたのです。
話を恋夏のヴォーカルアルバムに戻します。
今作では、曲の発注時に本編の詳細プロット全てに目を通して頂いた上で、曲制作に入って頂いてます。
作詞家・作曲家ともに、話の内容を結末まで含めて知った上で作業して頂いているんですね。
そんなの当たり前じゃないかって思われる方も多いかも知れませんが、残念な事に今時のゲームやアニメの主題歌の世界では、当たり前じゃないんですね、これが!
所謂、タイアップというヤツですね。ゲームと主題歌、それぞれが独立した作品として尊重しあう。結果、クオリティは高くとも両者に思わぬ距離が生じる事もしばしばな現実。
でもね、今回は素晴らしい仕事をやってくれましたよ、ヴォーカル曲の制作陣の方々が。
見事に作品に合わせてきてくれました。
監督としては、これほどありがたい事はありません。
どの曲も聴くと作品内容が脳内で蘇る、正に「主題歌」となっているんですね。
映画のサウンドトラックを聴いて頭の中に映画の1シーン1シーンが蘇るように、恋夏のヴォーカル曲を聴いていると、ゲーム本編のストーリーやシーンが蘇ってきます。
実際、歌詞なんてネタバレ尽くしなんですが、これで良いんですよ主題歌ってものは。
そう思いませんか?

ホームメイドやすくみずシリーズもそうなんですが、どうやら大洲五郎の作品はヴォーカル曲には恵まれているなぁと、そんな風に思っています。

第二十四回”ろり絵師”コラム
2007/10/12
お久しぶりです。ろり絵師です。
「恋夏」楽しんで頂けておりますでしょうか?
animono.jp様では、グッズの販売をして頂けるようで。

さて、制作反省会も終わり、"打ち上げ"の実施を残すのみとなりましたが、今回と言うか、この手のゲームではさほどビジュアル的な露出が少ない男性キャラクターについてお話したいと思います。

業界紙やネット上での動向を伺いますと、男性キャラクターは主人公と言えども「そこそこ美形であれば良い」様な風潮のようで。
どちらかと言うと、性格やバックボーンと言った"設定"に力が注がれていますね。
「恋夏〜れんげ〜」全4章の主人公4人中3人が男性です。
そして、この3人は見事なまでに"普通"です。
知力、体力共に人間のレベルを超えては居ませんし、魔法や超能力と言った特殊能力も有りません。
この手のゲームにおいては"普通"の美形です。
いや、造詣が整っていると言った方が良いでしょう。
この"普通"の主人公が、萌え無い「普通に恋愛とエロを描いた作品」に登場します。

今回、第1章の木場弘海や、全編に絡む第4章の鮎川虹助と言った男性キャラもデザインしました。
男性キャラといっても、特別変わる事も無く、ヒロインと同じようにデザインしていきます。
では、そのデザイン経過をば。
はい。第1章木場弘海君です。5テイク描いてます。
1テイク目>大洲「ヤンキーじゃなくて"今っぽい"子です」
2テイク目>大洲「・・・前よりヤンキーになってるじゃん(怒」
3テイク目>大洲「オッサンくせーよ」
4テイク目>大洲「野暮ったい」
ここまで来ると、デザインの方向性が根本的に違う方向を向いているのが"誰でも"判りますよね。
そもそも、秋蕎麦先生デザインの木場晴海が実妹なのに、全く似た所が無い。
でもね。全く似てない兄妹も実際に居るのですよ。
私の妹もね。私とは全く似てません。
共通点を探すほうが難しい位です。あっ。誤解の無いように。私と妹は、種と畑は同じですよ。
まぁ、そんな事はどうでもいいのです。
デザインの流れが全く晴海ちゃんと合っていないのです。
これは、かなり致命的です。
そこで、顔の各部造詣を晴海ちゃんにチョットずつ似せたのが5テイク目です。
"今っぽい"子にする為に、ストリート系の男性とヘアカタログを参考にして整えました。
これでほぼ決定稿。最初からこういう風に描けよオレ。

折角出来たので私服、髪をバンダナで纏めた差分、メガネ、水着も普通の競泳タイプとモッコリ感が素敵なビキニタイプも描いたのですよ。

大洲「制服と競泳タイプ水着だけで」
・・・あぁ。もっと早くデザインを上げていれば、あんな服やこんな服も着せてあげられたのにぃッ。
でも、彼は第4章過去編の鮎川虹助少年よりは恵まれています。
ある日、J−1が「虹助少年は、立ち絵無しになりましたから」との衝撃の告知が。
ふわふわのウエーブヘアーと大きな瞳が愛らしいオレの虹ちゃんが!!
○学校の夏+冬制服と私服までデザインしたのにぃーっ。
(りぃにも○学校の夏+冬制服デザイン描きましたがボツリました。らまマンが好きなセーラーにしなかったのが敗因かと)
かくして、虹助少年は漂流シーンだけにしか顔が出なくなりますた。
りぃの養父などは、ラフデザインで終わってます。
このように、恋夏の男性キャラクターは不遇なのでした。

第二十三回”まり”コラム
2007/09/25
なんというか……、各章紹介が3章前半で止まったまま、発売日が過ぎてしまいました。みなさん、楽しんでいただけてるでしょうか。

いや、さぼってたんじゃないんすよ。発売日までに恋夏の紹介をして、購入の参考にしてもらおうかなーなんて思ってたんですが、発売日前に入院しちゃいまして。
あ、過労とかじゃなくてですね、脚がタチの悪い炎症を起こしてしまいまして。
ベッドから出ちゃダメな生活をしてたんですよ。あ、もう大丈夫ですよ。
だいたい治って2週間ぶりに会社に来てこれを書いてる次第な訳です。

発売までに何回かコラムやら絵を描いていこうかと思ったんですが、それも叶わず……。
仕方ないから仕切り直すか……と思いつつも、4章に全く触れないのもアレなんで、それについて書こうと思います。
とはいえ、4章なんてお話の内容自体が物語のキモだったりするから、あまりお話しできることはないんですが、まあ色々と。

タイトルのネタ元である蓮の花(蓮華)は、夏の花で時期になると水面に目にも鮮やかな白やピンクの花を咲かせます。
蓮の花は1章や3章の印象的なシーンで出てきますが、4章ではそれ以外の夏の代表的な花が出てきます。
小学生の時にほとんどの人が育てたことがあるであろう朝顔です。
手間もかからず種を埋め水をやり続けてさえいれば、綺麗な花が咲くあの朝顔です。
4章の主人公鮎川虹助がこの花を家や学校で育てているのですが、個人的にはそのシチュエーションにとても『夏』を感じるのです。

恋夏は夏の恋物語をテーマにした作品です。
だから、製作期間ギリギリでも8月の間に発売したかったし、中身も夏を感じられる音楽や文章表現に気を遣って演出をしています。
4章は他の章と違ってどことなく漂う儚さというものが、夏という季節にぴったり合っているのではないかと思います。

次第に暑くなる季節を疎みながらも訪れる夏に何かを期待し、たくさんの思い出を作り、やってくる涼しさに心地よさを感じながらも過ぎゆく夏に物悲しさを感じた経験は誰にでもあるんじゃないかと思います。
早朝に咲き、昼にはもう萎れてしまう朝顔の魅力は花の美しさだけではなく、そういった儚さにもあるのではないかと思います。
儚いからこそいつまでも記憶に残り続ける思い出、照りつける日差しのように記憶に焼き付いた思い出、真夏の夜に風鈴の音と共に蘇るあの頃の思い出を4章では味わえるのではないかと思います。

暑いのは嫌いですが、プールに行ったり花火を見に行ったりかき氷を食べたりしてると、やっぱり夏はいいなぁと思うことがあります。
やたらと暑かった今年の夏もようやく涼しくなり始めました。
落ち着いた日々が過ごせるとほっとしている反面、やはりどことなく寂しい感じがします。
まだ恋夏を買っていない方は、この機会にもう一度夏を味わってみませんか?

あずきアイスでもかじりながら。

第二十二回”ろり絵師”コラム
2007/09/11
ろり絵師です。
JOKERブランドの初作品「恋夏」は無事に先月末に発売しておりますが、皆様、ゲームは進んでいらっしゃいますでしょうか?
初回限定版は、封入特典のボイスドラマCDが付いています。第1章のヒロイン晴海が出演している、えろいオーディオCDです。こちらも是非お楽しみくださいませ。こちらからサンプルが聞けます。

さて、恋夏制作もひと段落付いたある日の会議で「お祝いしよう」との声が。
「マスターアップしたお祝いをしよう。その後で打ち上げもしようよ」
・・・打上げは別ですか。そうですか。
「たこ焼きとかどうよ?」
「たこ焼きマンセー!」「マンセー!!」
と言う訳で、マスターアップ記念たこ焼き大会が開催される運びとなりました。
しかも、当日勤務終了後の社内会議室が会場とキタモンダ。

「買出しどうする?」
「○ジャースで安く買い込もう」
「よし、それで行こう。車運転できる人は?」

・・
・・・俺しか居ないジャン(@ε@)
さて、たこ焼き大会前日にサーカスの裏グルメ担当まりさんと共にお買い物。
2人で考えるのは同じ事。「変わった食材も入れようね。クスクス」
チョコやチーズは普通だからね。レバー、唐辛子、明太子、バナナetc.と、
ネタに走りました。(もちろん普通にタコも買いましたよ)

当日、何故か会社備品として存在する本格的なたこ焼き器2台でレッツクッキング。
良い匂いが漂ってきますよ。その匂いに混じってレバーの焼ける生臭い匂いも…
既に酒が振舞われた席では、らまマンや大洲五郎、秋蕎麦、kuri++さん達が巫女ゲー作ろう!とか、ブルマーがどうとか。果ては鳴海さんが乱入して次回作は乙女ゲーだ、とか熱く語っています。何を食わされるかも知らずに。

が、結果は意外にも受けが良く、鍋3杯分の生地が無くなる程、皆食べてくれました。
ちなみに、私は1個も食べてません。 ”君子危うきに近寄らず”です。
まぁ、みんな喜んで食っていたからイインジャネ?
では、今回はこの辺で。(-L-)

当日の参加スタッフへ>今月の給料日に参加費を集めます。Byろり絵師

第二十一回”たにはらなつき”コラム
2007/09/07
なんだここはっ!ものすごくエロスな場所に呼び込まれてしまいました。
純愛絵描きだと自分では思っています、たにはらなつきです。
今回は友情参加とのことで、こっそり原画で参加をさせていただきました!
ええ、バナナです。サイトの画像では目隠しされてるけど、バレバレですね(笑)

思い返せば、恋夏プロジェクトがスタートする前から、大洲さんが私の席までやってきて、
「や〜、百合はさー、行為そのものよりキスがえろいと思うんだよね!」とか、
「両親が留守の間、延々と部屋にこもって二人でHに延々ふけっちゃうとか、
リアルな若さの描写ってエロスだよね〜」とか、他にも延々とアレでソレなことを仰ってたなあと。
当時は普通の日常会話だと思っていたのですが、恋夏プロジェクトに引き込む前振りだったわけですね!

…いや、普通でも日常会話でもないのは分かってるんですけど、ほら、うちってエロゲ会社なもんで…。

そんな感じで、立夏さんの某島・某学園の夏服デザインから始まり、しっかりイベント絵原画まで描かせていただいちゃいました(笑)
久々にあの二人を描けて、ものすごく楽しかったです〜!
JOKERなのに、健全な絵ばかりだったのが、ちょっと心残りですが(笑)
バナナ売りの販促活動で、ア○スが○春の横でエロチックにバナナを食べてる絵とか入れたかった・・!
ので、こっそりここに置いていきますね、ぐへへ。

ダメだ、コラム描いてたらJOKER色に染まってきてしまった…純愛絵描き(自称)なのにー!

第二十回”相川らず”コラム
2007/09/04
みなさま、スク水好きですか〜?

初めまして。
今回恋夏の原画を担当させて頂きました相川らずと申します。
ちなみに僕はスク水好きです←聞いてないですか、そうですか……。

誰だこいつは?
と思われる方もいらっしゃると思いますのでここで自己紹介の一つでもやりたいところですがそんなことより物を紹介しろとのお達しなので、制作に携わったことについてでも……。


以前、最終試験くじらをちょっとお手伝いさせて頂きまして、ありがたいことに今回このような大役を仰せつかった訳ですが色々と大変でした^^;
ここではあえて書きませんが引っ越しとかもしましたし(ォィ……。

まぁ、基本的にエッチなことが大好きなのでエロい絵を描くのは苦にはなりません。
周りには「またそんな絵描いてる〜」とか言われます。
……またってなんですか?
もしかしていつもエロい絵ばっかり描いてるように思われてますか?
…………ソノトウリデス、ヨクゴゾンジデスネ。


さて、原画という仕事は、デザインされたキャラクターをストーリーやシチュエーションに合わせてより魅力的に描くというのが基本的な作業だと思いますが、これがなかなか大変で、個々のキャラクターの性格から癖、心理状態。
もちろんプロポーションも考えなくては出来ません(私だけかもですが……)
1カット増えるだけで頭がぱんぱんになりそうです;

その中でも立夏が大変でした。
むちむち系の多いこのゲーム数少ない貧乳キャラ!
でも皐月との絡みが多いのでプロポーション的にレイアウトとしてバランスを取らなきゃいけないのです……。
ついつい皐月につられて立夏の胸も大きくなってみたり。

描くことが多かったのは晴海でした。
次点では海羽ですね(個人的な感想なので、厳密に数を数えたりはしないで下さいね笑)

藍子はおさげがめんど……いや、大変でした〜。
基本的にメガネもおさげも好きなのですが、描くとなるとちょっと話は変わってきます。

このキャラは髪型が変わり、メガネのあるなしの指定もあるキャラなのでうかうか出来ません。
……別に他のキャラをうかうか描いてたという訳ではありませんよ?
いや、ほんと。

……

…………なんでしたっけ?
あぁ、そうそう、メガネとかパーツが多いとついつい忘れると言うことがあるのですよ、人間だもの。
なので、髪型も変わらずパーツも少なめな晴海は気が楽でした。
でも、やっぱりパーツ大事です!!
なにをいきなりと思われるかもしれませんが、よくないですか?メガネとかリボンとか。

実物だとかわいい子が付けててもきっとうっ、となってしまうと思いますがキャラクターだともう必須事項となってますね。(個人的な感想です)

今回、キャラクターデザインが上がってきたものを、そのキャラの持っている魅力、デザインされた方の想いをできるだけ出すように描いたつもりです。
この作品に関われたこと、深く感謝しております。
この作品を手にとって下さったユーザーの方々の心の中にお気に入りのキャラクターが出来れば絵描きとしてこれ以上の喜びはありません。

それでは、また次があるか判りませんが、また皆様にお会いできることを楽しみにしつつ、この辺で。

第十八回”まり”コラム
2007/08/21
 はい、1章2章と続いて、今回は3章の紹介をしようかと思います。さすがに3章は自分で書いただけあって書くことがいろいろとありそうです。内容だけではなく、作業にまつわるお話などもしていこうかと思います。

 それにしても、久しぶりでした。なにがっていうと『一からキャラを書き起こしたこと』です。ここ最近のお仕事は、某ナントカ島関係だったり、某すごろくゲーだったり、某アニメ原作の鬱ゲーだったりしたわけで、オリジナルのキャラは久し振りな訳でして、非常に楽しんで仕事をさせていただきました。(その分、苦しみもしましたけど)

 まず、発端は大洲氏と話をしていて『百合モノを書かないか?』という話でした。恋夏の企画内容を聞いて、作品自体も面白そうだったし、以前からそういうのもチャレンジしてみたかったので、恋夏製作に参加することにしました。

 おそらくだいたいの方が同意されるかと思いますが、百合モノやレズモノはそれオンリーだと商品価値がどうしても低くなってしまいます。ジャンルとしては随分と昔からあるように思いますが、レンタルビデオはともかく比較的高価なPCソフトとなると『レズモノは物足りない』と感じる方が多いように思われます。社内でも『今度レズモノを扱うよ』という話をすると、ほとんどのスタッフが『女子2人と男子1人』のレズプレイ+3Pなどを想像していました。そのくらい、業界ではレズモノはあり得ないということです。

 しかし、恋夏は複数の話を扱うオムニバス形式です。一つの商品としての価値はなくとも一つの物語としては組み込むことが可能です。物足りなさは他の章に任せれば、あえて自由に女性同士の恋愛を書けるという訳です。

 百合モノだのレズモノだのという単語は使っていますが、3章自体は百合やレズとものとして書いていません。いくつかの資料を参考として読んだりはしましたが、あえてそういった『ジャンルとしての百合・レズ』は意識しないようにして書きました。実際に内容紹介などではこちら側ではそういった単語を使わないようにしています。あくまで女性同士の恋愛物語を描くことを重視して書いているんです。

 大洲氏曰く『レズモノとは言いつつも、そういったものが作りたいのではなく、恋愛モラトリアム期にある少女時代の心の危うさのようなものを描きたい』ということでした。恋愛モラトリアムとは、恋愛を意識しつつもまだ恋愛を経験していない時期という意味と捉えてください。大洲氏は『実際に交尾に入る前に同性同士で練習のようなものをする猿がいる』という話を聞かせてくれました。

 自分でも以前から考えていたことであり、何人かの女性に聞いてみてわかったことなのですが『恋愛に対して未熟な時期の女性は、異性に恋愛も求めるよりも先に同性に疑似恋愛的な行動を求める』という傾向があるようです。恋愛や性的なことに興味はあるけれど、それを不安感や恐怖心などから直接異性に求めることができず、まず最初に同性にそれを求めてしまう、ということです。実際に学生時代に友人の胸を揉んだり同性と必要以上にイチャイチャしていた子にそういう話をすると『そうだったかもしれない』という答えが返ってきました。

 3章は、同性同士の疑似恋愛をテーマとして描かれています。だから、あえて百合モノなどの定石に囚われないようにすることにしたのです。こんな物語の根幹に関わるようなことをいきなりバラしていいのかという気がしますが、いいんです。正直言って自分としては物語を最初から最後までバラしちゃってもいいくらいに考えています。どちらかというと物語のプロットよりも、そういったテーマの中で揺れ動く皐月と立夏の姿を見て欲しい、そういう気持ちなんです。

 ……やっぱり長くなってしまいました。内容やキャラクターの紹介なんて全然してない。ということで、また次も3章について書いちゃうかも。それでは、また。


第十七回”まり”コラム
2007/08/17
さて、順を追って次は2章のお話の紹介です。
1章は兄妹モノ、3章は女の子同士、2章って一言で言い表すとどうなんだろう……。
年上系? 美人系? どうもうまく言えないです。
まあ、2章は他の章のような特定ジャンルを描いた物語ではなくストーリー性を重視して書かれた物語だから、しょうがないのかな。

2章の主人公はアニメやエロゲを嗜むオタ趣味な少年、噴井昌人君です。
彼は人付き合いがあまり得意ではなく、もちろん恋愛経験もなく『三次元なんてめんどうくさい、二次元が一番だ』と言っている少年です。
彼はストレス発散のために公園でエアガンを撃ちまくっているのですが、ふとした折にそのエアガンで酔っぱらいに絡まれている学園の生徒会長翠川藍子先輩を助けることになります。

翠川先輩はいわゆる容姿端麗で学園の誰もが憧れる噴井君とはまず無縁の存在です。
しかし、その一件がきっかけで噴井君は翠川先輩と親密になり、ついには童貞を奪われてしまいます。
恋愛経験のない噴井君は先輩のような学園のアイドルが自分に好意を寄せてくることはもちろん、積極的にセックスを求めてくることに戸惑いを覚えながらも……というのが、2章の導入となります。

2章の特徴は、はっきり言ってエロです。
いや、他の章も充分エロなんだけど、2章の藍子先輩はちょっと違うというか、真性エロです。
ベッドの上のみならず学園内や野外、とにかくシたくなったら我慢できない人のようで、音声収録でもほとんどが喘ぎ声と淫語のオンパレードでした。
1章は激しくもどこか初々しいところがあるんですけど、2章に限ってはちょっと突き抜けちゃってるなぁ
この人……という感じがあります。
そんな藍子先輩を、純な噴井君は『耳年増で積極的なだけで、自分とが彼女の初めて』なんて思い込んでいる訳ですが……まぁそんな訳ないよネ。

藍子先輩はキャラの絵を見ると、文系眼鏡少女に見えますが、基本的に学園内では立場上真面目そうな格好をしているだけで、本当は綺麗系のお姉さんキャラです。
攻められるHが好きな方にはたまらないキャラでしょう。

2章のエロい部分ばかりを強調してしまいましたが、そればかりではありません。
むしろ一番ドラマ性を追求しているのは2章だと思います。
初めてつきあった女の子が美人でエロエロだった噴井君と、外見とは裏腹に病的なまでにセックスを求める藍子先輩の行く先はどうなるのでしょうか……というところで、次は3章のお話です。
3章は自分が担当したパートなので、いろいろとお話できることがあると思います。それでは、また。


第十六回”まり”コラム
2007/08/14
さて、今回は1章についてお話をしようかと思います。
作品紹介にもありますが、1章は密かに互いを想い合っている兄妹が、夏休み両親の不在中に身体を重ねてしまい、性の快楽に溺れていく物語です。
快楽を貪りながら自分達の本当の気持ちは……ということを描いています。

しかし、まぁなんというか一つ屋根の下に可愛くて巨乳の妹がいたら、たまらんよなぁというのが個人的な感想です。
好きとか嫌いとかはともかく、絶対気になっちゃうと思います。
目の前に胸の谷間があったら、男の子は見ちゃうもん。見ちゃうよね? 見ちゃうでしょう? 妹じゃなくてもクラスの子でも『あー、あの乳一回でいいから揉んでみてぇ』と思うのが健全な男子じゃないでしょうか。
それが妹ならなおさら。妹がお風呂に入った後に何気なく洗濯カゴを覗いたら、カップの大きなブラが脱ぎ捨ててあったりして、じゃあそれをスルーできるのかっていったら、できないもん。できないよね? 『あーあ、あいつ下着脱ぎ捨ててデリカシーないっつうか、パンツもそのままかよ……』って言いながら手に取っちゃったりなんかしちゃったりして。手に取っちゃったら終わりで、ブラを自分にあてがって見ちゃったり、大きさ想像してエア乳揉みを楽しんでみたりね。もうそうなっちゃったりしたら、家の中を歩いている妹本人が気になっちゃって気になっちゃって、服の下は、下着の下はどうなってるのかとか考えるとそりゃあもう……。
好きだと思ってたらなおさらだなぁと思います。
血縁関係だからこそ、想いを告げることを躊躇してしまう訳で、想いも性欲もただひたすら我慢な訳です。
言ってしまえば、腹ぺこで仕方がないのに、目の前に美味しそうなご飯が並んでいるわけですよ。
それを我慢する辛さ、そしてダメだとわかっているのにうっかり手を出しちゃった後の背徳感。
しかし、一度糸が切れてしまったら、その辛さや背徳感が逆にたまらなく快感に変わってしまうわけですよ。
もうどうにでもなれって思った後のそのご飯のうまさと貪り具合ってのは、普通に食べるご飯の比じゃあないですよね。ってなんだか、引かれそうなことを書いちゃったような気がします。
気がしますけど、程度の差はあれ恋夏はそういった思春期の少年少女の泥臭さっていうのを大切にしています。
綺麗だけじゃない、ツンと来るような臭いも恋愛とエロを描く上で大事な要素だと思っています。 

ちなみに、学生時代アンケートを取ったことがあるのですが、容姿にかかわらず妹に萌えている友人はいませんでした。
逆に姉には萌えるという友人は何人かおり、面白い結果になったなぁとアンケートを取った友人同士で笑っていた思い出があります。

1章の紹介になっているのかなってないのか、よくわかりませんが、1章は実際にそんな感じの話です。禁断の近親恋愛の模様を楽しみにしていて下さい。


第十五回”秋蕎麦”コラム
2007/08/10
どうも。JOKERの中では一服の清涼海洋深層水の秋蕎麦です。
マスターアップにかこつけてコラムを書かせてくださいとせがみ、無理やり登場です。

スタッフ内でエロいゲームを目指しているこの作品ですが、
私は一向に気にせずいつものペースです(笑
エロいのは嫌いじゃないですよ。
ですが、でもウネウネと触手が出てくるわけでもないですしね…… 無念。

さてさて、色々と悩んだ末に、夏らしいイラストを描かせていただきました。
『どんだけ浅いプールだよ!』
という突っ込みは不可です。
下で、主人公が土台になっているんです。多分。
すくみず!
いやはや懐かしいですが、デビュー作品はすくみずなんですよ。
別にこの作品はすくみず3ってわけでもないですけど。

この作品では大洲監督が『青春への復讐』を謳っていますが、
私は傍からみていて、ちょっと違う感想を持っていて、

移ろい往く季節の中にある、象徴としてのすくみず。

それは、青春と言う季節の中にだけあるわけではなく、
去年の夏は…… その前の夏は……と、その人の心の中に形作られつづける理想的な世界への紀行。
永遠に追いつけない時間への逃避行です。

つまり、このゲームはみんなの心にすくみずを取り戻す作品なんですよ!


……いやいや。おいたが過ぎると怒られました。
話を戻して……

過ぎ行く景色に後ろ髪を引かれる。
失われた幸福な時間を取り戻したいと思う切望でしょうか。

そういう気持ちがメインになっているのではないかと思うのです。
ちょうど、郷愁と懐旧をブレンドしたような感情でしょうか。

そういう気持ちを一言で「サウダーデ(ポルトガル語)」っていうんですよ。
というわけでくじらもよろしくお願いします(笑

……いや、そうじゃなくてですね。

つまり、復讐というか、このゲームをやった後はもっと切なくなると思います(笑
というわけで、皆さん気に入ったら是非手に取ってくださいね。

それでは、またの機会に。
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第十四回”ろり絵師”コラム
2007/08/09
゜)ノ゛JOKERの"グレアム"(まだ言うか!)ろり絵師です。

前回の続き。第4章ヒロイン「阿南鈴李−アナミレイリ−」デザインの続編です。ラフを描いたら、ディレクターとプロデューサーで検討してもらいます。

その結果が天の声として降って来る訳ですが「○案のプロポーションで。
顔の造詣は△案の方向。ヘアスタイルは"それ"に合わせて数パターン出して」この時点で、描いた中ではお気に入りの案が、見事に撥ねられます。(T_T)

まあ、デザインワークと言うのはこんなものです。デザイナーお勧めの案と言うのは、なかなか通りません。作品世界はディレクターとプロデューサーが一番良く判っています。
デザイナーは、与えられた資料からフォルムなどを突き詰めて行きますが、結構「暴走」してしまいます。したがって、天の声に沿って練り直しするのが最善なのですケ・ド・
ネ。
まぁ、ボツになったデザインの"お気に入りの部分"とかは、形を変えたりして、天の声の方針から外れないようにしながらも、主張は継続して盛り込んだりするのですよ。



第十三回”まり”コラム
2007/08/07
作業がようやく一段落ついたので(あくまで自分の、ですが)再びこちらに顔を出すことにしました。
前回『佳境な時こそ書く!』と言ってましたが、ほんとに忙しいと意外とできなくなるものですね……。

さて、発売までほぼ一ヶ月。もっと内容を知ってもらわないと! って感じでしばらくは内容についてお話ししていこうと思います。

恋夏は製品紹介でもあるとおり、4章立ての作品です。個々の物語は独立しており、選択肢のない読み進めるだけのお手軽な作品となっています。それぞれの物語は極端に長い訳ではなく複雑な話でもないため、時間をかけて『読み解く』ものではなく、キャラクター達の恋愛模様やHを存分に楽しんでもらおうという感じです。JOKER作品とはいえ、CIRCUS作品同様、すべてのシナリオをお手軽に回想モードで楽しむことが出来るので、一通り終わった後も気軽に読み返してもらえればと思います。

基本的に前編・後編・終編に分かれており、好きな章から読むことが出来ます。それぞれの編を読むと他の編を選択できるというシステムで、一気に読み進めるも良し、他の物語を読むなり、自由なスタイルで楽しむことが出来ます。

章によって物語は全く異なるのですが、舞台となる場所も、登場人物も、時間はすべての章で共通となっています。複雑に絡み合っているわけではありませんが、2章では『主人公の噴井昌人君が授業をサボって生徒会室で藍子先輩とイチャついた』後に3章で『皐月が教室に帰ってきた噴井君に「あれ? 疲れた顔してるけどどうしたの?」と話しかける』といった同じ時間軸でのそれぞれの視点を楽しむことが出来るようになっています。シナリオ回想モードでは、時間軸に沿って並べているので、そういった章と章のリンクを探すのも一つの楽しみとなっています。

これは売りになるのかわかりませんが、……というより言い切っちゃっていいのかという気もするのですが、恋夏の売りは『お手軽感』だと思っています。これは決して物語がいい加減とかボリューム感に欠けるとかそういう意味ではありません。上でも描いていますが、複雑な設定・複雑なプロットにこだわるのではなく、純粋にそれぞれの恋愛物語を描くことに終始しているというだけです。何十時間も1つの物語を読ませるのではなく、数時間で読み終われる物語を4つ用意したという形です。セックスで繋がった青臭い恋愛や、切なく儚い恋物語や、友情と恋愛の境目を描いた話など、どれか一つでも気に入ってもらえるお話があるんじゃないかと思います。もちろん、全部気に入ってもらえるのが一番嬉しいのですが。

さて、次は章ごとに色々お話ししていこうかなぁと思います。

第十二回”ろり絵師”コラム
2007/08/03
ε@)ノ゛「はみだしっ子」ろり絵師です。

今回は、恋夏制作について少しお話したいと思います。
当初、お話しを頂いた時点では「JOKER」ブランド立ち上げの企画と言う事は聞いておりませんでした。
フェティッシュだとばかり・・・。

キャラクター原画をさせて頂けると聞いて、びっくりしました。なにしろ、ろり絵師の描くキャラ絵は「萌え無い絵」ですからね。
ある御仁曰く「ビミョウ」らしいです。私自身も「萌え」は追求はしていませんでした。どちらかと言えば「リアル」方向。お人形さんのようなキャラクターではなく、実在感の有る身体に、キャラクターとしてのケレン味が有る頭部という感じです。なので、サーカス内では結構「浮いた」絵を描くのです。「ろり絵師が描いた絵は、ボディーラインを見ればすぐに判る」と、社内の某原画家は言ってました。

さて、4章仕立ての内の1章を担当させて貰えるとの事。
キャラクターデザインを行う上で注意されたのは「サーカスキャラ方向に振ってね」と言うものでした。
Σ(゚Д゚)
大洲五郎さんから頂いたキャラクター設定を読み込みます。
さらに「この娘を参考にデザインしてみてください」と同時に渡された"ある女優さん"若かりし頃の写真集。あー・・・そういう事ですか。
(´-`)
さて、それらをベースにして「阿南鈴李」(みんな"りぃ"と呼びます)のデザインを描きました。なるべくサーカスキャラ方向に振ってね。


え? サーカスっぽくない?  イイジャン別に〜(゚Д゚)=3y─
業界では基本装備になっているリボンとか、アホ毛とか「絶対に描かない」
と言う個人的嗜好が、ありありと出てますよね。
さて、ここからディレクターとプロデューサーの三つ巴で練り上げていくのですが、それはまた次回に。

第十一回”鳴海”コラム
2007/07/31
皆様おはようございます。鳴海ですこんにちわ。比較的サーカスより弾けても良いよっぽい感じなので
ぶっちゃけると、最近開発内でセクハラ三昧と申しますか、みの●んたに黒電話しちゃいそうです。
「鳴海さんってエロいですね」
とか
「鳴海さんのエロを開放してくださいよ」
とか
人のことエロエロエロエロ言いますがそうでも無いですよ!
むしろYOU達がEROパワー足りなさ過ぎですよと!これはエロゲーですよと!
私がセクハラしてる勢いです。
なんでだ。いや、もしかしてこんなことを言われるのも自分で会議中に、
「汁足りない」とか「おっぱい」とか「シャラ●ワちくび」だの、
「破けば良いんじゃないかな」なんて
言ったのが原因?そこなの?普通は言わないもんね、声を大にして。
絵コンテなんて描かなきゃ良かったか!おかげでHENTAIの名をほしいままに出来そうです。
言っておきますが私は純情可憐な乙女ですからね!エターナル何とかにもいますからね!!
あ、上司命令でボツった絵コンテ晒せよとお達しが来たので、わからない範囲で晒しておきますね!
それでは皆様ごきげんよう。

没イラスト

※鳴海は「わからない範囲で晒しておきますね」なんて言ってますが、ちゃんと公開させて頂きます。
※画像内の絵コンテをクリックすると大きな画像が開きます。

第十回”大洲五郎”コラム
2007/07/27
■自主規制

今更ですが、私たちはポルノを作っています。
性的表現を含む、大人の為のソフトウェアです。
そこには、未成年に見せる事が適切では無い表現も含まれています。
また、未成年でなければ誰にでも見せても良い、とは言えない表現が含まれる事も多々あります。
そんな訳で、ユーザーが能動的に目にする事になる作品内ならいざ知らず、販促物には、自主規制というものが入る事があります。
販促物とは本質的に、様々な人に対して受動的に情報を与えるものだからです。
『それを見た事に関する責任』が、見た人よりも、見せた人に大きく存在する訳ですね。

先だって、公開させて頂いた恋夏の店頭デモムービーですが、こちらにも自主規制が掛かっています。
店頭デモムービーは、文字通り店舗さんのモニターで流して頂く映像なのですが、店頭という性質上、どういった人が目にするか分らないものです。
未成年の方が、思わず目にしてしまう機会もあるでしょう。
その一方で、恋夏はポルノであります。
エロティシズムをアピールしてなんぼの商品です。
その恋夏の宣伝ムービーで、おっぱいも股間も見せずして何が伝わるものか、という問題が発生します。

そこで、本日(7/27)公開させて頂いたムービーですが、こちらは自主規制を緩和したバージョンとなっています。
ムービーの基本的な内容は同じもので、その違いは、乳首見えてるかどうかとか、といった程度のものです。
些細な違いでしか無いかも知れませんが、本来あるべき姿の恋夏デモムービーを御覧になって頂ければと思います。

第九回”ろり絵師”コラム
2007/07/24
"あのゲーム"の全国行脚に潜入前半はこちら

(@ε@)ノ゛「はみだしっ子」ろり絵師です。
来た来た。スナイプとタイガーだ。
足どり重そー。大きなカートを引っ張って広場の真ん中に。しきりに警官の
方を伺うスナイプ。怪しさ大爆発だ。

参加者と思しき方々は、30分前からベンチや植え込み、人工池の辺にいらっしゃいます。
先ずはスナイプとタイガーにイベント開始前にご挨拶。

ろり絵師「やぁ」

スナイプ「うわっ。なにー。何しに来たのー」

抱きつかれました。なにか歓迎されてます。
私の企み等何も知らず。グフフ。
久しぶりの見知った顔に喜んでます。

実は、もう一人関係者がバイクで駆け付けてました。
その方と、一般参加者に紛れて参加しました。
警官の動きを気にしながら、イベントは進行していきます。恋夏や"あのゲーム"、
サーカスランドのチラシ等を、始めて見るようなリアクションで頂きました。
ここでばれたら面白くないですからね。最後まで一般参加者のふりをせねば。
あれ?このサーカスランドのチラシ初めて見るよ。チョット悲しい一瞬でした。
(ろり絵師はサーカスランドでも背景描いてます。ヨロシクデスー)

スナイプは、これまでの経緯と"あのゲーム"を「買ってね」ばっかりで恋夏の"れ"の字も出てこない・・・。
このまま終わるのかーっ。スナイプ! 俺の前でこのまま終われるのかー!
・・・オワリヤガツタ。
くそーっ。このやり場の無い気持ちを"アノ旗"とツナギへぶつけてやるー!!

で、ココロノサケビをツナギに書きました。


郡山終了後、愛機を飛ばして次の仙台にも参加しました。
仙台では、恋夏第4章のヒロイン「りぃ」にJOKERの旗を持たせた絵も
描きました。むふーっ。

これがHPに掲載されれば「JOKERココに有り」と見てくれる人にも、これから先のイベントに参加してくれる人にも伝わるでしょー。
心地良い達成感と、楽○イーグルスショップで買ったお土産のお菓子を持って帰路へ付きました。
そ・し・て
6/30(土)ついに山が動きました!
我等が、らまマンと大洲五郎が"あのゲーム"の全国行脚ファイナルに突入!
我が本懐を現実のものとしてくれました。そのときの様子はこちらで見てね。

JOKER万歳!!
次回は・・・なにを書こうかな。

第八回”ろり絵師”コラム
2007/07/21
(@ε@)ノ゛「はみだしっ子」ろり絵師です。

今回は、サーカスが全精力傾けて制作中の、"あのゲーム"の全国行脚に潜入し、
アノ旗にJOKERの足跡を付けた(過去形)当日の「あのゲームを利用する」というお話しダヨ。
恋夏も"あのゲーム"と同じ位盛り上げたいのに予算と人手が〜無い無い尽くし〜無い尽くし〜♪。
そこで、ろり絵師考えました。
「くそぅ。こうなったら、全国行脚に潜り込んでJOKERと恋夏の宣伝"も"<ココ重要です>するように、
スナイプに圧力を掛けてやる!」と、一念発起。も〜ゲリラ戦ですよ!!
「敵を欺くには味方から」デス。JOKERチームにも内緒の単機特攻です。
時は平成19年。空梅雨の水無月は20と3日。
いつもよりもチョットだけ早起きしたろり絵師は、おにゅ〜の愛機(当然中古)を駆って一路郡山へ!
ド、ドライブしたくて行くんじゃないんだからね!
もちろん高速代金もガソリン代も自腹ですよ。(給料前だから痛いのですよ)

おにゅ〜の愛機は調子良く、イベント開始予定の1時間半前に到着です。
朝ゴハン食べてないから、駅舎とその周辺をうろつきます・・・が、店が開いてねーっ。
マ○ドしか開いてねーっ!しょうがないので朝マoクして西口広場を駅舎の中から張り込むろり絵師。
でも、ちょー短気なろり絵師は一所
で静かになど待っていられません。
「変なのナイカナァ〜」と、お土産売り場をうろうろします。
・・・
・・

ナンダコレハ
見つけました!変なモノ!! それは「梅どら」
大きなドラ焼きに、これまた立派な梅干らしき赤い玉が入ってるーっ!
ろり絵師「あの〜、これって梅・・・が入ってるんですかぁ?」
店員さん「はい。そーですよ」(店員さんは面白そうに笑ってる)
ろり絵師「郡山名物?」
店員さん「はいー」(店員さんニコニコ)
ろり絵師「はぁ〜。・・・コレクダサイ」(なっきー先生に食べさせよう。
この前食らったマヨネーズ飴の仕返しじゃ)



お土産も無事入手すると、そろそろイベントが始まる時間となってました。
でも、警官の人数が只事ではないのだけど・・・。スナイプが捕まる所が見
られるかも〜。
では、続きは次回に。

追伸
当日買ったお土産はスタッフがあっという間にお腹に入れてしまいました。
が、「梅どら」の梅だけが、生ゴミを入れる三角コーナーに入っていましたとさ。

第七回”大洲五郎”コラム
2007/07/17
或る日のこと。
広報の雪斗クンが「次のつなわたり(※)で恋夏の特集組むから企画を考えてちょーだい」と言ってきました。
(※サーカスファンクラブの会報誌)

で、その場でひらめいたのが『ゲーム中の背景美術の元になっている場所を探して、同じ場所で記念撮影をしてこい!』というもの。
そうです。恋夏の背景美術の一部(主に屋外)は、現実の風景を写真に撮って、それらを元に作られているのです。
それというのも、本作ではキャラクター達の実在感を大切にしているから。
キャラクター達が実際にどんな街で生活しているのか? そんな想像を膨らませる為に、シナリオライターと共にロケハンを行ったのです。
いや、決して、一から原図を起こしている暇が無いから写真起こしにしちまえとか、そんな理由じゃないですよっ!

閑話休題。そんな訳で、広報雪斗クンからの指令で、は〜ふりあるクンが逆ロケハンへと旅立ちました。
第一のヒントは、ゲームで使用されている背景画像。

ゲーム用の画像
第二のヒントは、日本で最も海から遠い○○○○地。
簡単だよね。

結果は以下の画像の通り。はい、大正解です、は〜ふりあるクン。
名前に似つかわしくハーフリアルな彼女とのデートを兼ねたようですね。皐月も少々呆れております。

逆ロケハンでのショット。
この逆ロケハンについての詳しいレポートは、サーカスファンクラブ会報「つなわたりvol_16」に掲載される予定です。
ここではお見せできないようなイタイ画像満載な模様ですので、ファンクラブ会員の方は楽しみしていて下さい。

第六回”ろり絵師”コラム
2007/07/12
こんにちは、ろり絵師です。今回のお話は前回の続きから。

蓮根(レンコン)は、その名の通り蓮の根です。大きくなった地下茎の部分が食用です。
あ。睡蓮は種類が違うのでレンコンは出来ませんよ。
レンコンには9個の穴が開いてます。この穴に辛子味噌を詰めて、外側に衣を付けて油で揚げたものが辛子蓮根です。
江戸時代の細川藩政初期に出来たとか。3百年以上前から有る、地元では「特別な食べ物」です。

鼻を通り、脳天直撃する辛子の刺激が気持ちいいのですよ。涙流しながら食べるのです。酒のつまみにすると最高なんですよ。
ある日のスタッフ会議の席で切り分け、皆さんに食べてもらいました。

はむはむ
・・・
結構きつそうに食べてる方もいらっしゃいます。
・・・タノシイ(@∀@)
私ですか?2個頂きましたよ。(一番辛くない両端をね)
おや?グラフィックのずなさん苦しそうです。箸で蓮根の穴から必死に辛子味噌を取ってます。
それでも、なかなか食が進みませんねぇ。
結局、ずなさん完食出来ませんでした。

まりさん曰く「これ、パワハラですよ」それはないよ・・・まりさん。権力、体力、持久力が無い中年オヤジが
やっているので「パワハラ」では無く「いじめ」です。
って、チガーウ!

感謝と労いの為のお礼ですよ!お礼!さて、サーカス本隊が精力傾けて制作中の、あのゲーム。あー・・・。
・・・なんて言ったっけ? まぁいいや。(ZANN部長に殺されそうだ)
あのゲームの宣伝活動で、FC担当のスナイプが全国行脚してました。
「はみだしっ子」の年長さん"ろり絵師"としては、"グレアム"としては、恋夏も同じ位盛り上げてたいのであります。
が、予算が・・・人手が・・・。
「くそぅ。イベントに潜り込んでアノ旗にJOKERの足跡を付けてやる」
という事で、郡山と仙台で行われたイベントに潜入した次回は「あのゲームを利用する」のココロだぁ〜っ!<ここら辺が中年らしいネタでしょ?>



第五回”まり”コラム
2007/07/10
 作業は今が佳境なんですが、そんな時こそ書いちゃえって感じでコラム2回目です。書きたいこと、伝えたいことは色々あるので、どれから書こうかと迷いながら書いています。

 大洲氏と言えば、CIRCUSフェティッシュをメインに活躍しており、すくみずシリーズ辺りが知られているのではないかと思いますが、今回フェティッシュというカテゴリのみならず、CIRCUSという枠からも飛び出てJOKERブランドで恋夏を出すということで非常に興味を持ちました。つまり、それらの枠ではやらないことをやるということになる訳です。

 前回書いたコンセプトを含め、確かにCIRCUSブランド(northern・フェティッシュ等を含め)とは毛色が違うなぁと思っていました……が! 公開済みのパッケージ絵、キャラ紹介を見るとわかると思いますが!

 やっぱ、スク水かよ!(笑)

 あ、いや、すくみずシリーズのようにスク水に特化したりフェチを延々と語るような内容ではないんですが、なんというか設定やプロットの端々にスク水が出てくるんですよね。正直、今まではある程度仕事という面でスク水というジャンルをフィーチャーしてただけだと思ってたんですよ。まあ、なんというか、ホントにスク水が好きなんでしょうね……。

 まり個人としては、スク水はというと……大好きです。大好物ですネ、意外と。どちらかというといわゆるスクール水着ではなく、競泳水着が好きです。特にむちむちのお姉さんが着ちゃってるような、はち切れそうなのが好きです(水着好きっていうか、ただのむちむち好き?)。まあ、つるぺたんで華奢な子の身体に旧スクがぴったり貼り付いているのを見るのも好きなので、やっぱスク水が好きなのでしょう。

 恋夏の話をしてないですね。まあ、なんで水着がいっぱい出てくるかというと、たぶん恋夏が『夏』のお話だからだと思います。夏の気怠い暑さの中、長い一日がまるで永遠に感じられるような季節に繰り広げられる恋愛モノって、他の季節では味わえない特別な雰囲気がありますよね。休み明けの『あれ? お前、もしかしてなんかあった?』ってヤツ、男の子も女の子も結構変わってたりしますよね。中には『お前、誰だよ!』って言いたくなるくらい変身しちゃう子とかも。恋夏はそういう『なんかあった?』を描いている物語です。

 暑い日が続き、ふいに空を見上げることが多くなってきていると思います。眩しい太陽と真っ青な空、ぽっかりと浮かぶ白い雲を眺めながら、『あの頃』を思い出し恋夏の発売を楽しみにしていて下さい。



第四回”ろり絵師”コラム
2007/07/05

始めましての方も、既にご存知の方もコンニチハ。ろり絵師です。
このJOKERは、サーカスの「はみだしっ子」達が集まってチームが組まれています。私もご多分に漏れず「はみだしっ子」です。
チーム内最年長だから私"グレアム"ね(笑

今回、キャラクターのデザインと原画を担当させて頂いております。
あ。いつもの様に背景も描いてますデス。
ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、現役○学生の女の子"ろり"と、私"絵師"の2人ユニットで「ろり絵師」です。
"ろり"は"絵師"の姪っ子で、デザインとラフ絵を担当。"絵師"が線画とパースを担当しています。
"ろり"は小さい頃から絵を描く才能が有りましたので、○児の頃から"絵師"が基礎を叩き込み育てた逸材です。
現在○学○年生なので、下校後に出社して作業します。
「学業に影響が出ないように」との団長の配慮も有り、1日4時間程が作業の限界なので、スピードが遅いのが難点です。
今回は「友達を見てデザインした」という第4章のヒロイン原画を担当してます。作中の絵は、学校の休み時間中に美術室で「実際にポー
ズを取ってもらって描いた」らしいのですが、相手役はさすがに「別の女子にやってもらった」そうで・・・。

スミマセン。ウソです。
"ろり絵師"は、どこにでも居るお腹の出た中年オヤジです。
1人で黙々とR&Bを聞きながらドラフターで絵を描いてます。
はぁ〜っ。ロリっ娘を膝に載せて絵が描けたらなぁ・・・。

話しを変えましょう。
今回、キャラクター原画も担当しているのですが、なにしろ実績が無いものですから、彩色担当のグラフィッカーさんに、かなり頑張って頂い
てます。鳴海さんや壬さん達に頼って、頼り切って絵が出来ています。
私の描いた原画から230%上乗せで良(エロ)い絵にして頂いてます。
この絵に、まりさんのシナリオや声優さんのボイスが載ると、さらに良いモノになるにチガイナイ!!
と言う訳で、スタッフの皆様に心ばかしのお礼をしようと、作品に絡めて、私の地元熊本名産の「辛子蓮根」を食べて頂くことにしました。
本当の理由は、作中に出てくる広大な蓮畑の背景原画を描いていた時に「あ〜。辛子蓮根と焦がしニンニクが効いた黒亭のラーメンが食べたい」と、思考が飛んだからなのですが・・・だって、蓮畑広すぎるんだもの。

らまマンとまりさんは辛子蓮根を食べた事が有るとの事ですが、約半数のスタッフが未体験との事。
ククク。これは楽しみです。
こちらが、今回実家から取り寄せた辛子蓮根です。



続きは次回のコラムで。

第三回”まり”コラム
2007/06/29
 なにげに大洲氏の作品と組むのは初めてのまりです。

 ある日『百合ものを書いてみないか?』と誘われてこちらにやってきました。以前から彼とは組んでみたかったのと、題材も面白そうなので二つ返事で恋夏に関わることになりました。

 まず言われたことが『この作品は地味だよ』ということでした。とにかくコンセプトが『萌えはもう飽きた』ということなのだそうです。現在業界全体に溢れかえっているあからさまに狙った記号論としての萌えは作っていて疲れるというのです。

 右を見ても左も見ても狙いまくったデザインに派手な色遣い、ストーリーと言えば複雑な世界観にやたらと過酷な運命を背負った登場人物、泣けと言わんばかりに記憶が消えるとか存在が消えるとか病気で死んでしまうとか、そういうのはちょっと息苦しいよね……と彼は言う訳です。

 もっとシンプルで、普通に恋愛とエロを描いた作品が作りたい。ユーザーの人達も萌え系作品に食傷気味の人もいるだろう。恋夏はそういう企画なのだそうです。もちろん、魅力的なキャラクターや物語にするために萌え要素と呼ばれるものも入ってなくはないですが、それは決して意図したものではなくあくまで作品を盛り上げるために入っている要素です。

 恋夏はもしかしたら泣けないかも知れません。基本的に誰も死にませんし、運命を背負っているような子もいません。自分も『プレイヤーを泣かそう』と思って書いていません。ただ『心に残るような物語にしよう』ただそれだけを考えて書きました。ぶっちゃけ、お話自体はすごくシンプルです。どんでん返しもありません。たぶん、誰もが予想をするラストを迎えます。けれどシンプルな分、キャラクター達をじっくり描けたように思います。『死』だの『別れ』だの直情的な泣きはありませんが、胸にじんわりと来て気がついたら目頭が熱くなった、なんてことはあるかもしれません。そういう話です。

 また、いろいろ書いていきます。よろしくお願いします。

第二回”大洲五郎”コラム
2007/06/22
 皆さんどうも、大洲五郎です。

 つい先日の事ですが、恋夏の音声収録が終了しました。開発内では目下、音声データのチェックが進行中です。

 さて、今回のキャスティングについて。
 私の場合、初めから『誰それさん希望』といった進め方をする事は少なく、大体は音響監督さんに作品やキャラクターのイメージを伝えた上で候補を幾人か上げて頂き、その中から選ぶようなカタチにしています。
 恋夏でも候補者の中から選ばせて頂いたのですが、今回に限り、キャスティングについて拘った点が一つありました。
 それは『抑制の効いた芝居の出来る声優さん』である事です。恋夏では、ヒロイン達について等身大の女子を描く事を目差しています。その為、ヒロインの音声についても、ギャルゲ的な分かり易さの過ぎる芝居は避け、ある意味そっけなさのある(映画の吹き替えのような)芝居を想定し、それが出来る役者さんというリクエストをしていました。
 もちろん、この作品自体は映画では無いので、やはりゲーム音声らしい分かり易さというのは必要なのですが、サジ加減の問題と言いましょうか、2.3次元ぐらいの存在感を狙っている訳です。……やっぱり地味ですかね?

 さてさて話は冒頭に戻り、一通り収録されたも音声を聞いている訳ですが、どの方もイメージにピッタリの声で芝居の方向性についてもバッチリ応えて頂いており、嬉しいかぎり。近日中にHP上でサンプルボイスの公開も予定していますので、お待ちください。

第一回”大洲五郎”コラム
2007/06/12
■挨拶
皆さんどうも、
JOKERの御輿に担ぎ上げられた監督・大洲五郎です。

自分で自分に『監督』とかって言うとコッパズカシイですね。

■監督って?
さて、この『監督』という冠の意味について。

今まで『ディレクター』という名義で仕事させて頂く事が多かったのですが、
今回は『監督』という事になっています。何故、監督なのか?

話が長くなるので詳しい業界職業事情等は割愛させて頂くとして、
ざっくりと申し上げますと『より一層作品性を尊重した立場で制作を行おう』
という意思表明のようなものです。
監督って言うと、
なんかこう『より良い作品を作るため、偉い人(プロデューサーやクライアント)と戦ってる!』
ってイメージが強いじゃないですか?!

■とは言え、いきなり敗戦もあったりして
現在、製品情報ページで価格が発表されている訳ですが、
これについては内部で相当なバトルがありました。
私としては、JOKER第一弾という事でサービス価格な値段設定を主張したのですが、

……負けました。

市場原理の代弁者たる偉い人達に勝てませんでした。
いや、全然売れセンじゃない地味な作品だって自覚している部分もあるので、
偉い人達の言う事もわかるんですけどね。
でもまあ、決まってしまったものをウダウダ言ってもは仕方がありません。
あとはもう買って頂いた方々が少しでも高い満足感を得られるよう、
作品クオリティの引き揚げに勤しむのみ! 
鬼のようなリテイク指示に現場からの恨みを買いつつある今日この頃です。

それでは、皆様、次回コラムをお楽しみに。

次からは、もうちょっと恋夏の中身についてお話できればと思います。


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