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ポルトガル人が鉄砲伝来の島を映画化 若狭伝説追う
(2010 08/27 21:00)
種子島鉄砲まつりを撮影するポルトガルの映画制作チームのメンバーら=西之表市
 鉄砲伝来の島、種子島がポルトガル人により映画化される。4人の制作スタッフが約1カ月滞在。伝来時、ポルトガル人と結ばれ、作り方を教わるきっかけになったとされる若狭姫の伝説を追いながら、両国の交流や島の文化などを精力的に取材している。
 ジョゼ・フェルナンデス監督(31)が、当時種子島を訪れたとされるポルトガル人冒険家ピントを調べるうち、国際結婚第1号ともいわれる若狭の伝説を知り、2年前に来島。伝説を中心にした作品イメージが広がったという。
 7月末に種子島入りしポルトガル帆船の寄港などを撮影した。8月上旬に日独仏のスタッフ3人が合流し、伝来時に船が漂着した門倉岬、若狭姫の墓、郷土史家や当時の島主の子孫を取材。火縄銃試射や、ピントや若狭姫にふんする南蛮行列がある種子島鉄砲まつり(22日)には準備作業から密着した。
 日本との修好150周年を記念した企画。ドキュメンタリーに創作を交えた作品に仕上げる予定で、来年2月の完成をめざす。ポルトガル国の補助を受け、60分版が国営テレビで放送されることが決まっており、90分版を欧州や日本の映画祭に出品したい考えだ。
 フェルナンデス監督は「種子島の人はみな協力的で撮影は順調。島の人の魂を描く面白い作品になると思う。先々、島で上映できれば最高だ」と話した。
 
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