札幌圏
「番屋の湯」15日閉館 名残惜しみ常連続々
(10/15 14:28)
15日で閉館する「番屋の湯」
【石狩】市内弁天町の日帰り温泉施設「番屋の湯」は、15日に閉館する。14日は常連客が続々と訪れ、色の赤い独特の温泉につかり、名残惜しそうにくつろいでいた。一方、存続を求める周辺商業者らは13日、約1300人分の署名を施設の所有会社に提出し、早期再開を求めた。(上田貴子)
「ずっと家族で利用してきたのよ」。札幌市北区のパート大谷みや子さん(59)は、1995年の開業当初からの利用者。「家の近くには多くのスーパー銭湯があるけれど、湯加減が好きで必ずここに来ました」。石狩市花畔の無職今野文子さん(87)も、「ここの湯は体が温まる。町内会でも利用していたし、閉館しないでほしい」などと話した。
「番屋の湯」は石狩市が開設した。市は利用者減の中で、4年前に札幌の介護関連会社ケアコミュニケーションズに売却。ケア社は施設改修などで集客増を目指したが、不調のまま閉館を決めた。
閉館は周辺商業者にとって死活問題で、ケア社に13日に提出した署名は、地元商店会などの11団体が地域住民に賛同を呼び掛けて集めた。ケア社は売却も含めた今後の活用方法を検討しており、署名集めの有志代表で石狩商工会議所本町地区協議会の村田陽子会長は、「できるだけ早く再開してもらえるよう、地域としても全面的に協力したい」と話す。
番屋の湯は営業最終日の15日、午前11時から午後9時まで無料開放する。
隣接する「ホテル番屋の湯」は今後も営業を続ける。
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