税務署から送られてきた請求書を偽造して、額面1億4000万円の小切手を自分の会社からだまし取ったとして、古河電工の関連会社の元社員が逮捕されました。

 東京・足立区の会社員・朝比奈芳明容疑者(45)は、「古河ライフサービス」に勤務していた2005年7月から2006年4月まで、税務署から送られてきた消費税の請求書の額を水増しし、会社から1億4000万円相当の小切手9通をだまし取った疑いが持たれています。警視庁によると、朝比奈容疑者は当時、経理担当の責任者で、送られてきた請求書を廃棄して、より多い金額を手書きで書き込んだ偽の請求書を作っていました。水増し分の約3500万円は自分の口座に振り込んで着服していて、競馬やパチンコに使ったということです。朝比奈容疑者は取り調べに対し、容疑を認めているということです。

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