[二輪車]YAMUDA(ヤムダ)という乗り物 2006/10/--
「ヤムダ」「YAMUDA」の検索結果からいらっしゃった皆様へ
この記事は2006年に韓国へツーリングしたときに撮った画像と情報で構成されています。 よろしければ本編の韓国ツーリングレポートもご覧ください。 2006年・韓国一周ツーリングINDEX
韓国ツーリングに行く前から、ネット上で有名なあのバイクの実物を見てみたかった。
近付いてみると、なんかちょっと違う。
…あのバイクだ!
YAMUDA(ヤムダ)の実物と初の対面。
●YAMUDAをじっくり観察してみよう
釜山・中央洞で停まっていたYAMUDA。
オーナーの了解を得ないままこの車体を観察してみた。
見た瞬間ツッコミを入れたくなる鮮烈なデザインはとりあえず後回しにして、
先ずは外観から判断出来るスペックを確認。
一目見てスチール製角型断面のフレーム・タンデムOKは判る。
さらに細かく見てみると…
前:シングルディスク+片押し1ポッド
後:ドラムブレーキ キャリパーにメーカーロゴらしき刻印があるが、どこのメーカーかまでは判別不能。
ブレーキペダルが大きい(というか広い)
メーター
燃料計・スピードメーター・タコメーター・シフトインジケーター(5速)が並ぶ。 トップ部分にはHYOSUNGのロゴ。
前:正立フォーク
後:フルカウルに似合うか微妙なツインショック タイヤは見たことのないパターン。
タンクに輝くYAMUDAのロゴ
空冷・4スト・シングル
排気量は不明。
最もインパクトのある外装。
『隼』『SUZUKI』『 GSX1300R』のステッカーが貼ってあり、実在の某マシンをフィーチャーしている。
このハ○ブサ外装はまだ全体的につじつまが合っているが、
他に見かけたマシンの外装センスは一言で表現すれば何でもアリだった。
タンクとアンダーカウルにSUZUKI
サイドカウルにGSX-R テールにSRAD コレは外装に矛盾が無く、よくまとめてある。
フロントマスクはR1
ボディカラーとステッカーはKawasaki ZX-7R Ninja 一つのマシンで2社が競合する。
カウルにはSUZUKI
タンクにはHONDA フロントマスクはR1 思わずKAWASAKIがどこにあるのか探したくなる。
カラーはDucati/FILAコラボ
タンクにはHONDA マフラーはよこはま …え? YOKOHAMA R&D sound & power →よこはま音響馬力技研?
この混沌とした外装デザインこそがYAMUDAのアイデンティティーを象徴している。
こんなに多種多様なカウルでも、共通してmotojicというステッカーが貼ってあるのを発見。
これを検索してみると…
YAMUDAの製造・販売元・JIC.Co,Ltd.の公式サイトだった。
トップページからJIC YAMUDAのページに入ってみると、名だたるSSマシンとソックリのデザインが並んでいる。fortuna、Marlboro、REPSOL、、、、と商標にうるさい国の企業名が堂々とデザインされてたりしている。コレって訴えられたりしないんだろうか?
ココまで調べて気になるのが中身=性能。こればかりは乗ってみないと分からないが、バイク便にも使われているから実用レベルには達しているらしい。参考までに、赤信号で並んでからのシグナルダッシュでは、FUTURAが慣らし運転程度で加速してもYAMUDAに追い付かれたことは一度も無かった。
(※しかし、こちらが心配なくらいのスピードですり抜けするし信号無視も当たり前なので、市街地走行ではYAMUDAライダーのほうが圧倒的に速い)
YAMUDAが日本向けに正規輸入されることは考えにくいし、万が一輸入されても“本物の”HONDA・YAMAHA・SUZUKI・KAWASAKIのマシンとそれに付随するアフターサービスが安定供給される日本市場においてYAMUDAが売れまくることはもっと考えにくい。このブログに試乗記事が書けるチャンスはゼロに等しいだろう。
それにしても、ここまでロゴやデザインを“流用”される日本メーカーさんは法的問題云々を語るよりも、日本製マシンへの憧れを最も分かりやすいカタチで具現化されて(その方法の良し悪しは別として)、誇らしささえ感じるのではないだろうか?その日本製マシンを近所のバイク屋さんで当たり前のように購入・整備・維持が出来る自分がいかに恵まれているのかも実感できることとなった。
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