(cache) 連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」

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第6週「アシスタント一年生」

5月3日(月)〜5月8日(土)/第31回〜第36回

布美枝(松下奈緒)と茂(向井理)の調布の家を、売れない漫画家の戌井(梶原善)が訪ねてくる。戌井は偶然読んだ茂の漫画に感動したことと、作家を大事にしない貸本漫画業界がいかにだめかを切々と語る。茂が足をケガしたため、布美枝が代わりに原稿を届けに貸本漫画出版社を訪れたとき、出版社の富田社長(うじきつよし)は、浦木(杉浦太陽)と何かを共謀しているようだった。

帰り道、布美枝は「こみち書房」で茂の漫画を愛読する若い工員・太一(鈴木裕樹)と出会う。その翌日、村井家にあらわれた浦木は、「少年戦記の会」の発足を宣言する。茂の描く戦記漫画の読者を対象に、会報の発行や会員制の通信販売を始めようというのだ。そして「少年戦記の会」の看板を、玄関に飾り付ける。さらに浦木は『暗い戦争漫画ではなく、勇ましいものを描け』と言い残す。しかし茂は美化されたものではなく、体験に根ざしたリアルな戦争を描こうとしていた。

「少年戦記の会」の怪しげな看板のせいで警察から疑われる騒動はありながらも、布美枝と茂はふたりで力を合わせて会報作りをしていた。しかしある日、浦木の発案した通信販売の商品の粗雑さのせいで返品の山が築かれてしまい、会は頓挫することに。

「少年戦記の会」が行き詰まり、会報の郵送費を自分たちで負担しなくてはいけなくなった布美枝と茂。気持ちがふさぐふたりだったが、少数の読者から「墓場鬼太郎」の再開を求める投書が富田の出版社に届き、富田の決断でついに連載の再開が決定する。

布美枝と茂は、「墓場鬼太郎」の連載再開に胸を躍らせた。必死に原稿用紙にむかう茂の姿を見て、布美枝は何か自分に手伝えることはないかと思う。何の手助けもできずにいる布美枝だったが、茂から原稿の一部にペンを入れてほしいと頼まれ、布美枝は茂と肩を並べ、「鬼太郎」をともに仕上げていく。そしてついに「墓場鬼太郎」の本が完成した。

茂 : これはあんたと一緒に作った本だけん。最初の一冊はあんたにプレゼントだ。
布美枝 : (嬉しさと戸惑いで)・・・・・・・

さらに茂から、続けて「鬼太郎」の長編の依頼をされたと聞かされた布美枝は、嬉しさのあまり本を抱えて飛びはねるのだった。