記事入力 : 2010/10/15 15:01:00
ソウルの小中高校、半数は給食用の食堂なし
小・中・高校で無償給食の全面実施を目指しているソウル市の給食室(給食を食べるための校内食堂)設置率が、全国で最も低いことが分かった。
国会教育科学技術委員会のクォン・ヨンジン議員(ハンナラ党)が14日に各市・道の各教育庁から入手した資料によると、ソウル市教育庁管内の小・中・高校1269校のうち、給食室のない学校は587校(46.3%)に上り、給食室の設置が2校に1校の割合にとどまっているという。
ソウル市の次に給食室の設置率が低いのは大邱(27.3%)、続いて慶尚北道(24.8%)の順だった(下図参照)。
給食室のない学校では、給食を毎回教室まで運ばなければならず、料理が冷めたり、においが教室に充満するなどの不便を強いられている。
ソウル市教育庁は、「ソウルは1校当たりの児童・生徒数が多い上、移動式授業などがあり、専用の給食室を確保するのが難しいため」と説明している。
呉允熙(オ・ユンヒ)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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