記憶力、判断力、そして意識…、かけがえのないものを次々と奪っていく認知症。
国内の患者数は200万人を超え、今後更に急増すると言われている。これまで認知症は発病すると治癒させることも症状の悪化を遅らせることも、ほとんど出来ないと思われてきた。 ところが、認知症には様々な原因があり、治せるものや症状の進行が抑えられるものがあることが判って来た。患者数が最も多いアルツハイマー病についても、治療や予防につながると期待される成果が相次いでいる。新たな検査法の開発により、発症する10年以上も前から脳に変化が起き始めていることが捉えられるようになってきたのだ。そのため超早期診断による「先制医療」が期待され始めている。 番組では、認知症の治療や予防に挑む現場にカメラを入れ、その最前線を見つめる。
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