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2010年10月14日(木) 19:20 |
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値上げ2週間、岡山でも様々な影響
今月1日から実施となったタバコの大幅値上げから2週間が経ちました。 喫煙者の中には、今回の値上げをきっかけに禁煙をという人も多く、病院の禁煙外来を訪れる人は急増しています。 しかし、その一方で、値上げ前のまとめ買いなどが影響してか、タバコ店は苦戦を強いられています。
2006年以来となるタバコの大幅値上げから2週間―。 街の愛煙家の反応も様々です。 岡山市北区平田の岡山県健康づくり財団付属病院です。 禁煙する人をサポートする禁煙外来には、タバコの値上げをきっかけに禁煙をという人が多く訪れています。 病院によりますと、禁煙外来を予約する人は、去年に比べ2倍以上となり、現在1週間待ちの状態だということです。 また、これにともないチャンピックスと呼ばれる治療に使われる薬も不足―。 新たに治療を受けようと思っている患者には、処方できない状況だと病院は話します。 値上げ前にタバコのまとめ買いをする人が目立った先月―。 社団法人日本たばこ協会によりますと、9月の紙巻タバコの販売本数と販売代金は、去年と比べてともに85%を越える増加となっています。 一方で、今月1日の値上げ後、岡山市内でタバコを販売している店では売り上げが大幅ダウン―。 店からは厳しいという悲痛な声が聞こえてきます。 戦後まもなく人気があった「わかば」や「エコー」。 値上げ後も200円台という価格からか、ここに来て再び人気を集めているということです。 値上げから2週間―。 タバコを取り巻く様々な環境は、今後も大きく変化していくのではと感じます。
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