本紙2010年10月8日既報記事、【検察審査会は後藤事件に『不起訴相当』の判断】で触れた検察審査会の議決要旨文書の概要を入手した。
平成22年10月6日、東京第四検察審査会は統一協会(統一教会)信者である後藤徹氏から出されていた逮捕監禁致傷,強要未遂被疑事件が不起訴処分になったことに対する申し立てについて「本件各不起訴処分はいずれも相当である」との議決をした。
【平成22年東京第四検察審査会審査事件(申立)第15号 逮捕監禁致傷,強要未遂 議決年月日 平成22年10月6日】(抜粋)
議 決 の 要 旨
(中略)
上記被疑者らに対する各逮捕監禁致傷、強要未遂被疑事件につき、平成21年12月9日上記検察官がした各不起訴処分の当否に関し、当検察審査会は、上記審査申立人の申立てにより審査を行い、次のとおり議決する。
議 決 の 趣 旨
本件各不起訴処分はいずれも相当である。
議 決 の 理 由
1 被疑事実の要旨
(中略)
2 検察官の不起訴処分の理由
嫌疑不十分
3 検討結果
(1)逮捕監禁罪について
(中略)
逮捕、監禁について、被疑者松本及び宮村が関与したとする証拠は無い。
(2)強要未遂罪
(中略)
脅迫して棄教を強要したとする申立人の主張は疑問である。
(3)逮捕監禁致傷罪
(中略)
この様に申立人のことを大事な、大切な家族として思っている被疑者らが申立人に対して傷害を負わせたとすることについては疑問である。
(4)結果
本件が強要未遂、逮捕監禁致傷罪に当たるとするには、多くの疑問があり、よって議決の趣旨にに記載のとおりの結論に至った。
平成22年10月6日
東京第四検察審査会
以下にその議決文書の全容を公開する。
〔尚、掲載した文書の画像に於いては関係する人物の氏名を一部消している〕
統一協会(統一教会)が展開する『拉致監禁キャンペーン』については今回、刑事事件としては決着をみたと云える。
5 コメント:
統一協会の肩を持つ気はさらさらありませんが、無宗教が
普通で、普通が正しいことだと思いこんでる日本人の代表
相手にカルトが自らの正当性を主張するのはあまりに
敷居の高い話ではありますよね。
議決文、拝見しました。
掲載していただいて感謝します。
内容はしごく真っ当なものですね。
申立人の主張はどうも自身の推測によるものが多いようですね。
収まるべきところに収まっただけの話でしょう。
しかし、ここまでやっても脱会させることができないことがあるんですね・・。
私も同じ立場の人間(身近に統一協会員がいて脱会させたい)としてまだまだ覚悟が足りないかもしれません。
議決文の実物には代理人弁護士福本修也の名前がありましたね。一時彼のことがネットで取りざたされた頃にはウィキペディアの彼に関する項目や彼を特集したHPが本人からとみられる工作によって削除されていましたが(有田芳生HP参照)最近ウィキペディアの記事が復活しました。彼のことは世間にもっと知られるべきだと思いますが、マスコミが全然書かないですね、このHPに期待します。
しかし日本人拉致事件の主犯である金日成と義兄弟の契りを結んだ人を崇め奉る人々が拉致監禁などという言葉をよく使うものだと思います。仮に拉致被害者についての情報が北朝鮮の発表通りだったとすればお父様が金日成と義兄弟になった頃はまだ横田めぐみさんはご存命だったのです、どうして救出してくれなかったんでしょうねえ、拉致議連には統一教会べったりの人がいっぱいいいるのに・・。
>○○○ さん
いや、そういう問題ではないと思いますが。
拉致監禁暴行虐待が宗教への無理解から見逃されているのではなく、
そもそもその拉致監禁暴行虐待が客観的事実として認められなかったという事です。
申立人の後藤さんは、逃げられるのに逃げなかった(自ら監禁状態になった)。拉致されていないのに拉致されたと言った。となると、今度は何故その様な事をしたのかという疑問が浮上します。
後藤さんの側に、でっち上げてでも拉致監禁されたというアピールを行う理由があったはずです。
エイト記者いつもお疲れ様です。
統一教会の拉致監禁問題について
一応の決着がついたようで
ほっとしています。
私は脱会できましたが
脱会した今でも、同じボランティアなどした
信者からたまにメールが来たりします。
彼らがまだ教会の活動や集会に縛られている
と思うとやるせない思いになります。
拉致監禁をさわいでも
一体何になるのでしょうか。
心配している親を足蹴にするような主張をして
自らの正当性を主張するなんて、
家畜に勝る行為です。
教会は拉致監禁(保護説得)が行われる原因になった
今までの自らの行いを改め、
解散するべきです。
解散してください。
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