トップ > 岐阜 > 10月15日の記事一覧 > 記事
【岐阜】就職安定融資で詐欺 容疑の組員ら5人逮捕2010年10月15日
派遣切りなどで住居を失った人の住宅確保などを支援する国の「就職安定資金融資制度」を悪用して融資金をだましとったとして、県警組織犯罪対策課などは14日、詐欺の疑いで、いずれも指定暴力団山口組系組員の広瀬孝宏受刑者(32)=風営法違反罪で服役中=と輪之内町藻池新田、梶浦大樹容疑者(30)ら5人を逮捕した。県警は、岐阜市の柳ケ瀬にある暴力団組事務所を家宅捜索した。 他に逮捕されたのは、瑞穂市本田、不動産賃貸業杉山晋一郎(56)、愛知県一宮市長島町、派遣社員黒木雄二(25)、岐阜市岩倉町、高倉大輝(29)の各容疑者。 逮捕容疑では、5人は共謀し、黒木容疑者が職場を解雇され、住居を失ったなどと偽り、昨年6月12日、偽造した「離職・住居喪失証明書」と新住居の「入居予定住宅の状況通知書」を県内の東海労働金庫支店に提出。融資金として計127万5000円をだましとったとされる。県警によると、広瀬、梶浦、杉山各容疑者は容疑を否認している。 同制度は、失業して住居を失った人に新たな住居を与え、再就職活動の足場を得られるように融資するもので、愛知県や三重県などでも虚偽申請による不正受給が詐欺事件として立件され、審査の甘さが指摘されていた。同制度は申請数の減少を理由に、9月30日に受け付けが終了している。 PR情報
|