先月、ネパールのヒマラヤ山脈で日本の登山家3人が雪崩に巻き込まれ、このうちの1人とみられる男性が遺体で見つかった事故で、現地の捜索隊は、13日で、残る2人の捜索を断念し、天候を見ながら14日にも下山することにしています。
この事故は、先月28日、ネパールのヒマラヤ山脈にある標高8167メートルのダウラギリ1峰で、標高5400メートル付近を登っていた、名古屋市の田辺治さん(49)と、富山県の山本季生さん(36)、長野県の本田大輔さん(32)の3人が、雪崩に巻き込まれ行方不明になったもので、今月10日から捜索が続けられてきました。現地に捜索隊を派遣している日本プロガイド協会によりますと、12日になって、本田さんとみられる男性が遺体で発見されましたが、残る田辺さんと山本さんの2人については手がかりが得られず、13日で捜索を断念したということです。捜索隊は、現場の天候を見ながら、14日にも、本田さんとみられる男性の遺体をヘリコプターで首都カトマンズに搬送したうえで、下山することにしています。