FC東京は14日、MF松下年宏(26)が、フリーアナウンサーの枦山南美(はしやま・なみ)さん(31)と10日に結婚したと発表した。挙式は未定。松下はこの日、東京・小平グラウンドでの全体練習の後、人生の伴侶を得た喜びを報道陣に報告。結婚を機にサッカー選手として飛躍することを改めて誓った。
南美夫人との二人三脚を歩み出した松下が、即席の“結婚会見”で照れ笑いを振りまいた。
「初めて会ったときに、きれいな人だなと思いました。僕の一目ぼれです」。松下が一瞬で心を奪われた出会いは今年1月。共通の知人の紹介がきっかけだった。「最初から結婚を意識していた」という真剣交際が3月にスタートした。
そこから「プレスをかけた」という松下は6月にプロポーズ。知り合ってから婚姻届の提出まで、わずか7カ月の素早さで美人アナウンサーのハートを射止めた。
「とてもしっかりしている人。サッカーに専念する環境をつくりたいと言ってくれるのがうれしい」。今季、新潟から加入した松下を陰で支えていた南美夫人。だからこそ、松下は「これからは一人じゃない」とチームだけでなく、家庭も支える責任感を言葉に、にじませた。
南美夫人は、NHK−BSのサッカー番組でキャスターを務めていたこともあり、東京都サッカー協会公式4級審判員の資格も持つサッカー通。頼もしいパートナーを得たユーティリティーMFが、降格圏からの完全脱出を狙う大熊東京に貢献する。 (小林良二)
●枦山南美(はしやま・なみ) 1979(昭和54)年3月16日、鹿児島県出水市生まれの31歳。帝京大文学部卒。新潟放送アナウンサーを経て、04年からフリー。NHK−BS1「Jリーグタイム」のキャスターを務めた。最近は、BS−TBS「教えてからだのミカタ」などに出演。特技は、書道7段。
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