(CNN) 韓国軍当局者らによると、南部の釜山沖で13日、大量破壊兵器の輸送阻止に向けた2日間の海上訓練が始まった。同国のほか日本、米国、オーストラリアの艦艇約10隻が参加している。
訓練は、陸・海・空の各方面で大量破壊兵器や関連技術の密輸を阻止する「大量破壊兵器拡散防止構想(PSI)」の一環。米軍からは駆逐艦1隻や対潜哨戒機が派遣され、フランスやカナダなども参観した。
韓国は3月末の哨戒艦沈没事件を受けた北朝鮮への対抗措置として、5月に訓練実施を発表していた。一方、聯合ニュースは韓国国防当局者の話として「大量破壊兵器の運搬が疑われる船舶に対する貨物検査などの訓練を行う。特定の国を標的としたシナリオではない」と伝えている。
聯合ニュースによると、釜山市内では同日、PSIへの取り組みを協議するフォーラムが開かれ、14カ国の軍当局者らが出席した。