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【プロ野球】ソフト・杉内 慢心なし 「大胆に攻めたい」2010年10月14日 紙面から
杉内&田上のバッテリーが「勲章」を胸に初戦に臨む。13日、パ・リーグ最優秀バッテリー賞に選出。ともに初選出で、ホークスでは2006年の斉藤−的場(現ロッテ)以来4年ぶり、8組目となった。 今季、杉内−田上の先発バッテリーは13試合あり、杉内は9勝4敗、防御率2・59。3・55のシーズン通算より1点近くいい数字だ。9月25日の日本ハム戦の「涙の完封」をはじめ、自己最多となった5完封のうち4完封を記録した。 杉内は「初受賞ですね! 2005年もジョーさん(現阪神・城島)と受賞できるかな? と期待しながら取れなかったし、本当にうれしい」と、田上は「捕手としては本当にうれしい賞。この賞は自分の力だけで取れるものじゃないし、ひたすらスギ(杉内)に感謝です」と球団広報を通じてコメントした。 その“最強”バッテリー、今季ロッテ戦では3試合で2勝1敗、防御率5・30。杉内自身もシーズン通算4勝1敗ながら防御率5・13と打ち込まれている印象もあり「4勝しているけど点は取られている。逆に気持ちは引き締まる」と慢心はない。特定の打者名こそ挙げなかったが「無駄な四球で走者を出さなければいい。キーマン的存在はヒットを打ってくるし、好機で打順が回る。四球を怖がらず大胆に攻めたい」と里崎らの前で攻撃を寸断する構えだ。
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