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最後の救出者は現場監督兼学者のボス 指示的確で高評価

 チリ北部コピアポ郊外の鉱山落盤事故で33人のうち最後の救出者となったルイス・ウルスアさん(54)は事故当時の現場監督で、被災後も全体のリーダーとして仲間を束ねた。地元メディアによると、地形学者としての知識に加え、鉱山勤務の経験も31年と豊富だ。

 8月22日に33人の生存が確認され、翌23日に初めて通信回線がつながった際に全員を代表する「ボス」として電話口に登場。非常に落ち着いた様子でゴルボルネ鉱業相に対し「われわれは大丈夫。救助を待っています」と話した。

 限られた食料しかなかった生存確認前、小さじ2杯分のマグロの缶詰と牛乳半カップの配給を決めるなど分配制度を確立。坑内約2キロのトンネルを寝室や食堂など3つに区切り、鉱山内のレイアウトもウルスアさんの指示で決めた。

 密閉空間での生活について指導した米航空宇宙局(NASA)関係者は「生まれながらのリーダー」と高く評価。父親を早くに亡くし、6人兄弟の長男として幼い弟らの子育てを手伝った。 (共同)

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