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イチローモデルが目を保護、日本製品も“ひと役”

鉱山落盤事故で、最初に救出され妻と抱き合うフロレンシオ・アバロスさん(チリ政府提供)
鉱山落盤事故で、最初に救出され妻と抱き合うフロレンシオ・アバロスさん(チリ政府提供)
Photo By AP=共同

 【チリ落盤事故救出】地下約700メートルから救出カプセルで次々と引き上げられる作業員。地上の明るさから目を守るためにかけていたサングラスは、大リーグ・マリナーズのイチロー(36)愛用のモデルだ。

 サングラスは米カリフォルニア州に本社を持つアイウエア製造、販売会社オークリーの「レーダー」(日本での販売価格は2万7300円)。同社日本法人によると、本社側がチリ政府に寄付したものだという。「レーダー」のレンズ部分は紫外線をほぼ100%カット、汚れや衝撃にも強いほか、軽量フレームは長時間着用しても疲れないなど、タフな救出劇にはぴったりの製品だったようだ。

 イチローは今回活躍した「レーダー」だけでなく、以前からオークリー社の製品を愛用。ほかにも同社のサングラスは、シドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子さん(38)や、女子ゴルフの宮里藍(25)ら国内外の多くのアスリートが使っている。

 今回の救出作業には日本企業も一役買っている。救出カプセル「フェニックス」に設置されたモニターは日本製。また、地下に閉じこめられた作業員向けに、日本企業は宇宙航空研究開発機構(JAXA)の呼び掛けで「宇宙服」や「宇宙食」を提供していた。消臭下着を提供したグンゼは「12月と聞いていた救出が早まってうれしく思っています」(広報IR室)と喜びの声を上げた。

 宇宙食に認定されている黒飴(あめ)とミントキャンディーを提供したヤマザキ・ナビスコも「菓子の持つ力で、少しでも不安な気持ちやストレスを和らげることができればと協力した。救出が始まり、心から喜びを申し上げます」。また、地下の様子の撮影に使われた小型カメラと薄型テレビを提供したソニーも「われわれの技術が(地上の家族との)コミュニケーションの助けになったのは喜ばしい」と話していた。

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