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地下に2カ月余…生存できた理由とは?

 【チリ落盤事故救出】気温30度、湿度ほぼ100%の厳しい環境下でも取り乱すことなく団結し、2カ月余りの過酷な地下生活に耐えた33人。家族らの支えのほか、生き延びることができた理由は何か――。

 鉱山内の環境に詳しい九州大大学院工学研究院の井上雅弘准教授(安全工学)は「最大の理由は空間の広さ。坑道内に十分な空間があり、相当の空気があった」と解説した。宇宙飛行士の健康管理を担当する宇宙航空研究開発機構の嶋田和人医長は「居住場所とトイレを別に確保できたのは衛生面で大きい」と推測。便の細菌で感染症がまん延する恐れもあったからだ。ジョギングなど坑道内を動き回ることができたことも精神衛生上効果があったという。また、知らない人同士が遭難した場合、いざこざが起きる可能性が高いため「既に人間関係があり、上の立場の人間が十分に統率していた」と指摘した。

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