6か月計画
◆スケジュール表−6か月計画
6か月計画のスケジュール表参考例です。表の横目盛は5日間で区切っております。
当然1年計画より余裕が無いですから、学習期間もタイトに設定しております。
計画内容は以下。各科目の学習法は1年計画例と概ね同様なので、専門と教養を分けずに詳細を省略して説明いたします。
◆スケジュール内容
@ 時間がないので、時間対効果を考えて刑法と経営学は捨てます。
A 学習開始初期からフルスロットルです。1年計画例みたいに専門科目は「1日2科目ずつ」なんて悠長なこと言ってられません。最初から1日10時間程度は勉強する気概で学習に臨む必要があります。それでも無理な計画は禁物。最初の2か月間、専門科目は主要科目を1日3科目(スー過去2テーマずつ)、教養科目は数的処理科目の学習(1日に数的推理、判断推理、資料解釈をそれぞれ4〜5問ずつ)に専念します。各科目ともこの期間に2周はしたいところです。
B 主要科目を一通り終えたら、専門科目については、暗記科目である行政系科目を導入本無しで(まるパスを軽く通読してもよい)とにかく過去問集1周します(1日3科目、それぞれスー過去を1日2テーマずつのペースで)。教養科目は1年計画と同様に、文章理解と一般知識の学習を始めます。一般知識は選択する科目、捨てる科目を見極め、必要最小限の科目(人文科学、自然科学をそれぞれ2、3科目ずつ程度)を学習します。
C 行政系科目を1周したら、財政学と国際関係に着手します。この時点で経済学は2周しているので、それほど苦労なく財政学の学習は進みます。いずれも導入本無しでとにかく過去問演習です。
D その他科目を一通り1周したら、ひとまず主要科目の3周目に入り、知識を固めます。その後はその他科目2周目→主要科目4周目→その他科目3周目のサイクルを続けます。また、「公務員試験速攻の時事」の新年度版が発売されたらすぐに時事の学習を開始します。教養科目は毎日コツコツと学習を重ねます。この頃、ようやく模試でも成果が出始めます。
E 5月に入り、他の科目の演習と並行して、労働法の集中演習を行います。労働法は導入本が必要ないので、スー過去を1日2〜3テーマずつ、20日間で3周する勢いで学習に明け暮れます。また、国2まであと1か月程度しかないので、教養論文の対策に着手します。少しでいいので、教養科目の一般知能を毎日継続学習することも忘れてはいけません。
F 残り約1か月(表のピンク色部分)は、学習が足りない科目や苦手分野の学習、本番形式の演習など、現状に応じて最後のあがきを見せる期間です。6か月計画はここでいかに粘るかが勝負を分けます。人物試験対策などの2次試験対策についても気になるところですが、この時点では情報を集める程度に留めて、まずは1次試験対策最優先で猛勉強します。(各試験の1次を終えてから、予備校の講座や官庁訪問による実戦訓練により、やろうと思えば短期間で対策できます。)
以上が6か月計画例で、なかなかタイトな設定であるため大変だと思いますが、6か月計画のような短期集中型ではこれぐらいはしないと自信をもって本試験に臨むことはできないかと思います。
1年計画より余裕が無いのは当然ですが、無駄を省いた効率的な学習を徹底することにより、6か月でも十分合格レベルまで持っていくことは可能です。
なお、わたくしファーバーは6か月計画で公務員試験勉強を進めたクチですが、ここまで大袈裟に計画管理しませんでした。
というか、何から始めたらいいのかよくわからなかった上に、参考書選びに迷ったり失敗したりと、独学の要領がいまいち掴めず、自分に合った学習法を確立するまでの試行錯誤期間が結構長かったので、そもそもきちんとした長期的な計画立案ができませんでした。
さらに大学4回の理系学部だったので、2月前半が学部の期末試験でほとんど潰れるという極めて厳しい状況で、「無理かもしんない」と真剣に思いましたが、ポイントを絞った短期集中型の学習を徹底することで、受かるか落ちるか五分五分のレベル程度まではなんとか漕ぎ着けたというわけです。
確実に合格をもぎ取るには私のようなギリギリの学習スケジュールは避けるべきなので、受験生の皆様は私の反省と経験から導き出した上記計画例を是非参考にしていただき、自分の置かれた状況に応じた適切なスケジュール管理を心掛けてください。
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