【北京共同】北朝鮮の対韓国窓口機関「祖国平和統一委員会」が運営するホームページ「わが民族同士」は14日、1997年に北朝鮮から韓国に亡命した黄長ヨプ元朝鮮労働党書記が10日に死亡しているのが見つかったことについて「背信者への天罰だ」とする論評を掲載した。黄元書記の死亡に対する北朝鮮の初の反応。
論評はまた、朝鮮労働党創建65周年を記念する軍事パレードが行われた日に黄元書記が死亡しているのが見つかったことは「平壌での力強い(パレードの)足音や万歳の歓声におののき、心臓まひを起こしたのだろう」と指摘。黄元書記に叙勲を行い、遺体を国立墓地に埋葬する韓国政府に対しても、黄元書記の「悲惨な末路が自分たちの不吉な前途を予告していることを知らねばならない」と批判した。