和歌山県太地町に拠点を構えてイルカ漁に抗議を続ける「シー・シェパード」のメンバーらが14日朝、太地町長への面会を求め職員と押し問答になるなど現地では小競り合いが続いています。
「警察呼びますんで外に出て行ってください」(町の職員) 「DON‘T TOUCH!(さわるな!)」(「シー・シェパード」のメンバー)
町の職員ともめる「シー・シェパード」のメンバーたち。
14日は、太地町のイルカ漁への抗議を世界各地の日本大使館前などで行おうとアメリカの団体が発信した呼びかけを受け、太地町に拠点を構えたメンバーらも町長に面会を求めましたが全く相手にされませんでした。
「町長は大事な用事があるから会えないと言います。我々と会うこと以上に大切なことなんてないでしょう」(「シー・シェパード」 スコット・ウェスト氏)
「シー・シェパード」のメンバーらは先月から太地町に滞在し、日々の活動の様子をホームページに掲載するなどしています。
「出なさい!出なさい!何で常駐してホームページで載せて邪魔してるの」(漁業関係者)
町職員に門前払いされた後は追い込み漁で使われる入り江に向かい、なぜか、バラの花や米、日本酒を海に撒きました。
「米と酒を捧げることで漁師たちが犯した罪の償いをしたのです」(「シー・シェパード」 スコット・ウェスト氏)
彼らが太地町の知名度を利用してアピールを繰り返すたびに、警察官や海上保安庁の職員が警備に駆り出されるなど地元は相当うんざりしています。
(10/14 19:12)
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