7月の豪雨災害による不通が続くJR呉線の竹原(竹原市)―安浦(呉市)間で、JR西日本広島支社は14日、全5駅を対象に清掃を始めた。11月1日からの運転再開が決まったのを受けた。
線路に土が流れ込み信号機も倒れた吉名駅(竹原市)から開始。三原地域鉄道部の社員たちJR関係者36人が線路内で、腰の高さまで伸びた草をチェーンソーやかまで刈った。東広島市の風早、安芸津両駅を含め18日までに終える計画。
不通が3カ月以上続き、三原地域鉄道部が「不便をかけたおわびに」と発案し、退職者やグループ会社も協力した。駅には花のプランターも置く予定。同鉄道部の田中敏博部長(57)は「きれいな駅で再び気持ちよく利用してほしい」と汗をぬぐった。
【写真説明】吉名駅の線路内で草を取り除くJR社員たち。のり面の工事も急ピッチで進む
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