小島麻由美・ムーンライダース・あがた森魚
おいらの車には奇妙な機能がついていて、一度かけたCDはディスク抜いてしまってもいつまでも再生できるわけだ。なので、気がつくと買った覚えのないCDを延々と垂れ流すんだが、犯人は特に名を秘す某運転手ですねw で、徳永英明のオカマみたいな女性シンガーのカバーとか、聞きたくもないのに延々と聞かされるんだが、最近は小島麻由美ってぇのがお気に入りらしい。おいら新しい音楽はあまり聞かないのでアレなんだが、独特のクセある唄い方する女です。ジャジーというか、顔はちょっとブサイクなんだが、オンナっぽくて可愛い部分もあったりするので、ブサカワイイという感じですかね。で、気になって調べてみたら、最近は「ムーンライダース」とよく共演しているらしい。
ムーンライダースといえば、懐かしい名前なんだが、「はちみつぱい」を母体として作られたバンドです。「解散せずに継続的に活動している日本最古のロックバンド」という話もあったりするんだが、まぁ、ロックではないような気もするんだが、ソフトロックとでも言うのかね? まぁ、ポップスです。で、一時はアグネス・チャンやキャンディーズのバックバンドもやっていたらしい。Wikipediaによれば、
彼らははちみつぱいで為せなかった「音楽で食べていく」事を優先させるため、まず、アグネス・チャンのバックバンドを行うことによりバンドの経済的基盤を確立させた。1975年2月1日青森県五所川原市にて初めてアグネス・チャンのステージに立った。その後、香港ツアーにも同行するなどしてバックバンド活動は1976年2月まで続き[1]、1975年7月25日の演奏の模様はアグネス・チャンのライブアルバム『ファミリー・コンサート』に収録されている。収録されていないが、各ステージでは「酔いどれダンス・ミュージック」も演奏していた。人気歌手のバッキング活動は、その後もキャンディーズなどへと続いたが、かしぶち哲郎は、途中、活動から離脱し細野晴臣のトロピカル・ダンディーズに参加するなどした。
はちみつぱいというのは売れないバンドだったが、センスは良くて、マニアには注目されていました。
で、「はちみつぱい」といえばあがた森魚なんだが、上の写真で、左側手前で転がっている兵士があがた森魚ですw
1970年、鈴木慶一はあがた森魚らと共にあがた精神病院を結成。後にあがた森魚と蜂蜜麺麭(はちみつぱい)と名前を変えるが、メンバーは一定せずロックバンドというよりはあがた森魚のバックバンド的な活動を行っていた。バンドの名も、あがたがビートルズのハニー・パイ(Honey Pie)から引用したものだった。これを前身として、1971年から蜂蜜ぱいと名乗り、あがたとは独立したロックバンドとしての活動を行うようになる。渋谷百軒店のライブハウスであるBYGへの出演を活動の中心に、岡林信康やあがた森魚、西岡恭蔵などのアルバムのレコーディングにも参加した。
はちみつぱいというのは、もともとあがた森魚のバックバンドだったわけです。私事でアレなんだがおいら、あがた森魚が好きで、学生時代には散々コピーしたもんだが、あの人の曲はマイナーのスリーコードで、Fとか、ハイポジションなくてとても弾きやすいw Am、Dm、E7・・・w で、あがた森魚のデビューアルバムというとコレなんだが、
乙女の儚夢 価格:¥ 1,800(税込) 発売日:2000-02-04 |
発売当時、赤色エレジーで当てたあがたはイケイケで、ライナーに豪華冊子を付けたんだが、その制作が遅れに遅れて間に合わず、ハガキで申し込むと後からライナーだけ送って来ました。凝りまくった造りで、いい出来のアルバムです。
もちろん、「乙女の儚夢」でもバックは「はちみつぱい」なんだが、アレンジがまた凝りまくっていて素晴らしい。コレなんだが、「清怨夜曲」というんだが、最初、アルゼンチンタンゴ風の伴奏で始まり、それが途中で一転してグループサウンズ風のロックに変わるところで仰天したんだが、おいら、タンゴはアルゼンチンタンゴもコンチネンタル・タンゴもどちらも大好きで、中学生の頃から聞き込んでいたし、グループサウンズも同世代なので、たまんないですw
さて、50万枚売り上げるという、「赤色エレジー」の大ヒットで一躍カネを掴んだあがた森魚なんだが、ちょっとアタマがアレな人なので、カネを全て注ぎ込んで自主制作映画を作るわけです。
僕は天使ぢゃないよ [DVD] 価格:¥ 3,990(税込) 発売日:2004-03-12 |
製作・監督・脚本・音楽・主演というんだから凄いもんだが、まったく商業ペースには乗らず、あがた森魚は大損こくんだが、
駆け出しのアニメーター、イチロー(あがた森魚)とその恋人・サチコ(齋藤沙稚子)の同棲生活。その貧しくも悲しい青春の日々を、ミュージシャンのあがた森魚が林静一の『赤色エレジー』を原作に製作・監督・脚本・音楽・主演した1970年代伝説のインディーズ・ムービー。
彼ならではのノスタルジックでわびしく抽象的、しかしどこかポップなテイストが全面に発揮されており、その意味では実に彼らしい作品となっている。ディテールの繊細さも特筆的。泉谷しげる、大滝詠一、桃井かおりなど友情出演も豪華だが、その一方ではプロデューサーとのトラブルなどで一時製作中断に追い込まれるなど、難産の末の賜物であった。
映画館で公開されたのかね? まぁ、便利な世の中で、今ではAmazonでDVDが買えます。
一郎と幸子の棒読み台詞、四畳半の畳部屋、サイケな人々、あがたや大滝の念仏みたいな唄…これらが絶妙にからみあって、あの時代特有の饐えた空気がよく伝わってきました。個人的には劇中挿入された林静一のアニメや絵がよくて、体が震えました^^
あ…これも是非云っておかなくては^^
劇中、大瀧詠一の名曲「びんぼう」をバックに、登場人物がなんと!ミュージカル風のダンスを繰り広げる場面があります。正常な神経の持ち主は間違いなく偏頭痛が起きます^^スゴイです。これだけでも必見!
そのリンボーダンスならぬビンボーダンスの中で、黒人のにいちゃんが踊っているのを見て、あれ?ターンテーブル回してる!と思ったのは私だけだろうか。当時ラップがあるはずが…あ…ガリ版刷ってたんだ(若者よ、ガリ版知ってるか?)。
まぁ、おいらもガリ版で漫画評論同人誌とか作っていた時代だw
で、あがた森魚と付き合っていても食えないというので、はちみつぱいはアグネスのバックバンドになるんだが、今でも日本最古のロックバンドとか言われながらも活動続けているというので目出度い限りなんだが、もちろんあがた森魚も活動続けてますね。CM業界とかTV業界にも一定のファンがいて、忘れた頃になって復活します。やってる事は30年前と同じです。凄いですw
調べてみたら、「僕は天使ぢゃないよ」は「1974年の完成から1991年14年を経て、劇場公開」だそうです。まぁ、貧乏人に持ちつけないカネ持たせると、突拍子もない使い方するので面白いね、という映画です。
鈴木慶一もあがた森魚も高橋幸宏も声が震えてしまうのw
ムーンライダーズは友達が好きで。
特に彼女、弟の鈴木博文さんが大好きで。自宅訪問したいっつうから、私、付き合いで行きましたwww普通の家でしたよ。ご本人には会えませんでしたけどw
ちなみにその子はあがた森魚さんも好きで(笑)
バンドネオンの豹(ジャガー)をやってた時に一度ライブ観にいって、友達はノリノリだったけれども、私は気づいたら寝ちゃってました^^;すいませんw
投稿 ずんぼ | 2010/10/14 19:41
むかーしシネマスコーレで
「夢みるように眠りたい」を観て
一時期聴いてたんだけど
やっぱ暗くてやめちゃいました
大瀧さんは自分の趣味全開で
好きなコトやっててうらやましいわ
投稿 悩める奥様 | 2010/10/14 19:50