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中国漁船・尖閣領海内接触:先島 続く動揺 漁師ら「ぶつけられたら……」

 【石垣・宮古】尖閣諸島周辺での中国漁船衝突事件で中国人船長が釈放された後、県議会が抗議決議案を準備、地元首長が懸念を示す中、同海域で操業する漁業者が多い石垣市や宮古島市には動揺が広がる。

 改選後、28日に初めて開かれる石垣市議会は、中国政府への抗議に加え船長を処分保留で釈放した日本政府への抗議決議と、日本政府に警備強化などを求める意見書が全会一致で可決される見込み。

 一方インターネット上で「150~200人の同志と漁民とともに石垣市から東シナ海に出港すると決定」と報告する団体も。石垣市内の漁師に漁船チャーターの申し出があったが、八重山漁協は「応じないように」と漁師に指導している。

 宮古島市の伊良部漁協では、所属する船が毎年12月から翌年3月ごろまで、サバ科のスマを取るために尖閣諸島周辺の海域に漁に出る。同漁協の友利義文組合長(60)は「今度は伊良部漁協の船にぶつけてくるのではと思ってしまう」と不安を隠さない。

 スマ漁に出る船は10トンほど。巡視船に衝突した中国漁船は166トンもあり「ぶつけられたら本当に危険」と指摘する。日中が互いに不信感を募らせる中、漁場で日中の漁船同士が近づき緊張が高まるのは必至。漁期が始まる前の関係正常化を望んでいる。

(琉球新報)

2010年9月28日

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