2010年10月14日3時6分
福岡県議会の警察委員会が9月、視察先の同県筑後市のホテルで開いた県警幹部との懇親会で、民主党県連役員を務める50代の男性県議が酒に酔って食器数枚を割る騒ぎを起こしたことが分かった。この県議は「議員として恥ずかしい」と話している。
視察に同行した複数の関係者によると、9月7、8の両日、警察委の議員9人と事務局職員2人で警察施設を視察し、県警幹部数人が同行した。7日午後6時半ごろ、宿泊先のホテルで懇親会が始まり、県警側は総務部長や地元署長らが出席した。
県議は日本酒などを飲んで泥酔し、午後8時ごろに突然暴れ出したという。同席した警察官が止めて自室に連れて行った。けが人はなく、この県議は「割れた食器はホテルに弁償した」と話している。
県議は翌8日の朝食時にもビールを飲み、同日の視察に参加したという。朝日新聞の取材に「懇親会でのトラブルも翌朝の飲酒も覚えていないが、泥酔したことは議員として恥ずかしいことで、反省している」と話した。